10月7日
2012年度関西大学Aリーグ 第1節 対大体大戦
京産大12ー26大体大

 昨季はAリーグ7位で入替戦に回り、Bリーグの大産大相手に1点差勝利で残留を決めた京産大。今季は新たにD.キース氏をコーチに招き、ディフェンス面の強化を中心に厳しい練習を乗り越えてきた。主力の故障も相次ぎ不安も残る中で迎えた開幕戦。前日から大阪に前入りし、気持ちを一つにして挑んだ。

 試合は序盤からサイズのある大体大スクラムに苦戦し、先制を許してしまう。固さの残ったままゲームは進み、互いに簡単なミスを連発。中盤には相手ハイタックルの反則からPGの機会を得るも、惜しくも不成功。流れを掴めないでいたが、再び相手ミスから敵陣に乗り込むと一気に深くまで攻め込み、最後にはエース・WTB山下楽平(営3)がボールを持ち出しトライ。だが貴島(済3)の蹴ったコンバージョンは不成功となり、5ー7で前半を折り返した。

 後半に入ると大体大の重量感あるスクラムにも対応し、一進一退の攻防が続く。しかし好機を活かせず、後半中盤には相手BKによる素早い展開の前に連続トライを許してしまう。京産大は悪い流れを断ち切ろうとHB陣を入れ替え、巻き返しを図る。直後、ゴール前25m右中間ラックからパスを繋ぎ、再度山下がゴール中央にトライ。山本(済3)もゴールを決めるが、反撃もそこまで。終了間際には大体大にもう1トライを取られ、12ー26で敗戦。2012年シーズンも黒星発進となってしまった。

◇試合後のインタビュー

大西総監督

「精一杯戦えた。ただ、簡単なミスが多い。夏頃からの練習で上がってきた手応えはあるが、勝たないと実感出来ない。今後も真っ向勝負で挑みたい」


白江主将(営4)

「取りきれるところが取れない惜しいゲームだった。組織的なディフェンスにしていきたい」


2トライを決めた山下選手

「ゲーム内容も全体的にダメだったので悔しい。トライ2つもたまたま。課題を克服して次の立命大戦に懸ける」