古井裕之監督も「何年ぶりか分からない」と語るほど、この大会では久々の決勝進出となった京産大。
立命大との”京都市北区ダービー”に挑む。

前半の京産大はボールを繋ぐことができず、なかなかシュートまで持ち込めない。
守備でも立命大にDFラインの裏をとられ、20分と28分に立て続けに失点。更にCB4西口諒が負傷で交代するなど、厳しい展開となる。

しかし後半は、「後半ギアアップして90分トータルで勝負しよう」と古井監督が語っていたように、流れを掴むことに成功し、53分にFW10小笠原侑生のPK、57分にはFW24山口健太の得点で同点に。
このまま逆転といきたいところだが、立命大の左サイド前野貴徳を中心とした攻撃に押し込まれ、CKから何度も決定機を与えてしまう。

なんとか延長戦に持ち込んだ京産大だったが、PK戦突入が頭によぎる延長後半、やはりCKから立命大・村上巧に頭で合わされ、勝ち越しを許す。強豪立命大相手に善戦を見せたが、ついに力尽きてしまった。


DF5吉川拓也「(相手にCKを多く与えたことについて)スローインで逃れる形にしたかったが、相手のキック精度が高く、難しかった。最後はPK戦に持ち込むか、もう1点取りに行くかという方針をチーム内で統一できず、曖昧になってしまった」

古井裕之監督「前半の2失点は球際の弱さを露呈した形。後半はいい流れで入って追いつくことができたが、最後の最後で高さのある西口を欠いた影響が出てしまった。しかし立命大を追い込めたことで、選手たちも自信を持つことができたと思う」


京都産業大学 2(0-2、2-0)3 立命館大学

【得点者】小笠原(53分)、山口(57分)


なお、小笠原侑生、吉川拓也の2選手は、大会優秀選手に選出されました。

この試合の模様は、KBS京都にて4月11日(日)19:00から放送されます。
ぜひご覧下さい!


(記事 谷口達也)