大会名 文部科学大臣杯 第62回全日本大学ボウリング選手権大会
開催日 2024年12月7日(土)~9日(月)
会場  川崎グランドボウル(神奈川県川崎市川崎区)
順位  女子6位 京都産業大学

決勝へ進出も悔いの残る試合
 女子は12月7日から9日の全日本大学ボウリング選手権大会(川崎グランドボウル)にて、6位の成績を収めた。今年は、林育美・藤井果莉奈・塩野亜衣里で挑み、決勝まで進出。林と藤井ともに「スペアが課題だった」と振り返った。
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スペアが課題
 1・2年次生のフレッシュなメンバーで、3日間を投げ抜き6位入賞をした。昨年に安田が引退し、チーム最年長は林に。「今までにないくらいプレッシャーを感じました」。数々の大会を経験しても緊張するほどの今大会。初めて出場した藤井も例外でなかった。
 1回戦から順位を落とすことなく6位をキープし続けた。多くの選手から難しいと言われる川崎グランドボウルは、ピンが飛びにくいことで有名だ。「ストライク出る!って思ったら10ピン残ったり割れたりして頭悩ませました」。藤井はこのセンターで投げるのは初めてで、その難しさを実感した。林も「今後大会でその会場で投げるってなった時に、どんな特徴だったか見れるように」とセンターごとのクセを掴むために努力を怠らない姿勢を見せた。
 次の大会は2月の個人選手権。林は「優勝できるように死ぬ気で練習したいと思います」、藤井は「自分の実力での戦いなのでスペアの練習したいと思います」と意気込んだ。今大会を通して発見した課題を克服し芽吹かせ、1年後には大きな花を咲かせたい。
【写真・執筆 上田奎斗】

【インタビュー】
藤井果莉奈
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――初めての全大を振り返って
初めての全大でとても緊張して震えてたんですけど、いくみ先輩が引っ張ってくれたおかげで決勝まで残ることが出来て良かったなって思います。

――難所といわれる川崎グランドで初めて投げた感想
「ストライク出る!」って思ったらテンピン残ったり割れたりして頭悩ませました。スペアって大事なんだなって改めて思いました。

――リーグ戦よりも楽しんで投げているようにみえたが、藤井さんはどう感じていたか
リーグ戦とは違う楽しさがあってめちゃくちゃ楽しかったです!

――個選に向けて
今大会はいくみ先輩に引っ張ってもらったんですけど、個選は自分の実力での戦いなので個選までにスペアの練習したいと思います。

林育美
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――全大を振り返って
2回目の出場でしたが、昨年より緊張しました。途中力が入りすぎて同じ投球ができなかったり、スペアミスをしてしまったりと自分の力を十分に発揮することができなかったのでとても悔いの残る試合でした。

――ノートにメモしていたが、どんな内容を書いていたか
各ボックスごとの左右差やどんなボールでどこ投げてるかをメモしてました。どんな大会でも緊張してどこ立って何枚目投げてたか忘れてしまうことがあるのでいつでも見れるようにしてます。あと、今後大会でその会場で投げるってなった時にどんな特徴だったかメモすることで少しでも早くレーン対応できると思うので極力気づいたことはメモするようにしています。

――今回は林さんが1番年上で、昨年と違って感じたこと
今までにないくらいプレッシャーを感じました。自分が一番打たなければいけない状況でレーン対応が遅れてしまって点数が伸びなかったり、自分のことで手一杯になってしまって相方の投球を見てあげられなかったりが多かったです。昨年は安田さんがいたので分からなくなったらすぐにアドバイスをもらって対応できていたのでそこが大きく違いました。

――個選に向けて
優勝できるように死ぬ気で練習したいと思います。