11月4日、関西学生サッカーリーグ第8節同志社大戦が大阪長居第二陸上競技場で行われた。試合を終始圧倒した京産大が、松永の決勝点で後期初勝利を挙げた。

京産大1(0-0)0同大

京産大スタメン
GK 1 三宅貴憲
DF 67 岩本泰士
DF 2 金大貴
DF 5 西口諒
DF 13 安藤由翔
MF 14 松田康佑
MF 17 高橋直大
MF 15 野島大輝
MF 11 坂本樹是
FW 10 佐々木一輝
FW 7 松永俊吾
選手交替
63分 坂本→原
87分 松永→松田悠
90+1分 高橋→美濃部

試合展開
 最下位(第7節終了時点暫定)同大には、残留のためにも絶対に負けられない。スタメンは、西口と安藤を両サイドバックに持っていき、より攻撃的で中盤を厚くしたフォオーメーション4-1-4-1で挑んだ。
 前半立ち上がり西口のクロスに坂本が右足で合わせるも、枠をとらえることができない。さらに攻め続ける京産大は、右CKから岩本がヘディングシュート、惜しくもクロスバーに嫌われる。佐々木、坂本、松永を中心に、相手選手へプレッシャーを与えミスを誘いボールを奪って決定機を作るも、決めきることができず前半を終える。
 何としても一点をとりたい京産大は後半に勝負をかける。後半立ちあがりも多くのチャンスを作り、坂本のスルーパスに裏に抜けた野島がシュートも相手GKのファインセーブに合う。さらに攻め続ける京産大は、坂本のシュートのこぼれ球に高橋直が反応。それをオーバーラップしてきた西口へと展開し、クロスボールを上げ最後は再び坂本がゴールを狙うもシュートを打つことができない。得点を上げることができない京産大は、反対に相手にチャンスを作られミドルシュートを打たれるも、守護神三宅がファインセーブ。この試合一番のピンチを切り抜ける。迎えた69分、左サイドで佐々木がボールを受けドリブルすると敵陣深くまでえぐり、クロスボール。これに松永がヘディングでシュートをし、ゴールネットを突き刺す。待望の一点が入り、イレブン・ベンチ・スタンドが沸く。追加点が欲しい京産大は、腹が中央でドリブルすると右足でシュートも、ポストに当たりゴールとはならない。京産大は残り時間を0点で抑えるため、松田悠を投入し逃げ切りにはかる。最後にセットプレーを与えるも、なんとかしのぎ切り、ここでタイムアップの笛。後期リーグ初完封、初勝利を挙げた。最下位、11位の裏天王山を制し自動降格圏から一歩抜け出すことができた。

古井監督
「立ち上がりから決定機を作り、シュートも打てた場面を作ることができた。しかし、あそこで決めていればもっと楽になった。決めることが出来なくても、それを繰り返すことで、相手を休ませずプレッシャーをかけることができた。大差で勝利することができなかったが、失点0で抑えられていたのは、大きい。サイドバックを安藤、西口にしてより攻撃的に出た。そのポジションにして、相手がどういう風に対応するか見たが、対応できていなかったので、そこをつけてよかった。4-1-4-1、4-1-2-3と、試合の名kで臨機応変に変えている部分があると思う。松田康をアンカーにおいて、攻撃の芽をつぶしてくれた。11月の4連戦が京産大にとって大切で、4連戦4連勝にしたい。次戦の立命は個の力が強いイメージがある。ポゼッションを高めて、守備から入りショートカウンター気味になるうと思う。ミスをうまく誘っていきたい。」

FW7 松永俊吾
「勝てていなかったので、チームが勝つことができてよかった。サイドからのクロスに合わせた練習を行ってきたので、成果が出てよかった。まだ負けられない戦いが続くので引き締めていきたい。」

DF5 西口諒
「ここまで来たら、勝つことだけを頭に入れて戦わなければならなかった。一試合一試合厳しいし、やることをやらないといけない、今日の勝ちは、チームが一つになった勝利だった。残留ということが目標だが、チームとして強くなったことをしょうめいしないt 意味がない。サイドバックはずっとプレーしたかったポジション。新しい組み合わせの、岩本・金のセンターバックが完封で抑えたことで自信になったと思う。自分も、せっかくサイドバックでやったので下手なプレーはできないとおもった。相手のミスに助けられた部分もあったが、なんと完封できた。自分たちのミスは試合中詩文たちで修正することが今節の目標だった。次節自分は、累積警告で出場停止なので切り替えて、チームメイトに頑張ってほしい。4回中心にリーダーシップ発揮してほしい。セットプレーで得点をとりたい。」

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攻撃の芽を摘んだ松田康

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先制点を挙げた松永