関西六大学野球連盟秋季新人戦
5,6位決定戦(2023年10月26日)/大阪学院大学
わかさスタジアム京都
5,6位決定戦(2023年10月26日)/大阪学院大学
わかさスタジアム京都
接戦をモノにする事が出来ず、京産大の今季の新人戦は最下位で幕を閉じた。1回に坂東の適時失策打で先制すると、2回にも千葉の2点適時二塁打で得点を重ね、序盤からリードを奪う。先発のレイガーも2回を無失点で抑え、上々の立ち上がりを見せた。しかし、3回に変わった清水の制球が定まらず、2失点。4回にも変わった八木が失点し、3点あったリードを追いつかれた。中盤以降は両者共にチャンスは作るものの、本塁が遠い状態が続いた。しかし9回裏。先頭を四球で歩かせると、2死までは粘ったが4番打者に中越えの適時打を浴びサヨナラ負け。奪ったリードを守り切る事が出来ず、今季の新人戦を最下位で終えた。
ー試合結果ー
京産大 120 000 000 = 3
大院大 002 100 001× =4×
ー試合成績ー
1.右 千葉航大(済1・綾羽) 3打数2安打2打点
2.中 浅野恵介(済1・岐阜第一) 2打数0安打
3.三 東條慎一郎(済2・八戸学院光星) 2打数0安打
三 山﨑晃汰(済2・綾部) 2打数0安打
4.一 坂東泰樹(営1・奈良大附属) 4打数0安打1打点
5.指 鈴木康太(済1・北嵯峨) 3打数0安打
6.二 和藤駿人(済2・比叡山) 1打数0安打
7.左 竹田日向麻(法2・日高中津) 3打数0安打
8.遊 杉本希成(済1・津田学園) 3打数1安打
9.捕 道辻咲人(法1・鵬学園) 3打数0安打
先発 レイガーロバート博(営1・長崎南山)
2回30球被安打2奪三振1四死球2失点0
2番手 清水風雅(営1・奈良朱雀)
0.1回22球被安打3四死球2失点2
3番手 八木凌太郎(営1・京都産業大附属)
1.2回16球被安打1四死球2失点1
4番手 井上温斗(法1・長崎日大)
1回15球被安打0四死球1失点0
5番手 野々口勇斗(法1・京都先端科学大附属)
2回16球被安打1奪三振1失点0
6番手 田中琉磨((法1・奈良北)
1.2回20球被安打1四死球1失点1
ー試合内容ー
初戦で敗退した京産大硬式野球部は大阪学院大との5,6位決定戦に挑んだ。先攻の京産大は先頭打者の千葉が死球で出塁すると、4番坂東の適時失策打で幸先良く先制する。続く2回にも先頭の和藤が四球で出塁すると、下位打線でチャンスを拡大し、1番千葉の左適時三塁打で2点を追加した。
先制適時失策打を放った坂東
先制のホームに生還した千葉
2回に2点適時二塁打を放った千葉
3点目のホームに生還した和藤
先発は前回登板2回無失点で好投したレイガー。この日も上々の立ち上がりを見せ、2回を無失点に抑えて先発の仕事を全うした。しかし3回、変わった清水の制球が定まらず、0.1回を2失点。公式戦初登板は制球に苦しむ形となった。続く八木は清水が招いたピンチを併殺打で打ち取り、3回は守り抜いたが、4回に四死球でピンチを招き、1失点。序盤に3点の援護を貰ったものの、そのリードを守りきれず前半までに試合を振り出しに戻された。
先発したレイガ—
打線は3回以降は走者を出すことすらも出来なかった。一方の投手陣も4番手の井上が三振振り逃げで1人走者を出すも、後続を抑え無失点。5番手の野々口も安打で走者を1人出したものの、2イニングを16球で抑え、打線の援護を待った。
4番手で救援した井上
5番手で救援した野々口
勝ち越し点が欲しい打線は8回、先頭打者の千葉がこの日2本目の安打で出塁するも、後続が続かず無得点。中盤以降は相手投手陣に抑え込まれ、2塁すら踏めない状況が続いた。
2本目の安打を放った千葉
そん中迎えた9回裏。2イニング目のマウンドに上がった田中が先頭打者を四球で歩かせ、2死2塁の一打サヨナラの場面を招く。打席にはこの日2安打を放った4番打者。カウント1B1Sから投じた球を左中間に運ばれ、2塁走者が生還。あと一歩を粘ることが出来ず、サヨナラ負けで今季の新人戦の最下位が決まった。
【執筆 川瀬正浩】
ーコメントー
◯星田大輔主将
ーー本日の試合振り返って
守備の面では投手も頑張って、何とか最小失点で抑えれたと思うのですが、打撃の面で安打が出なかったのが負けた原因かなと思います。
ーー前の試合からは変わって上位打線で結果を残して、先制も出来た
こないだの試合の反省として、初級から振っていくという話をしていて、それが結果につながったと思います。
ーーヒット3本で終わった
リーグ戦から通じてなんですが、あまり打線の方が投手に応えられなかったのはチームとしての課題だと思うので、春に向けてのこの冬の課題ではないかなと思います。
ーー今日の投手陣の状態は
1回生ばかりで初めて投げる投手も多かったのですが、その中でもピンチになってから打たせて取る投球であったり、最小失点に抑える為に投手野手共に協力して出来たのではないかなと思います。
ーーこの2試合を振り返って
今村監督もおっしゃっていたのですが、1,2年生の中で次の春に向けて新戦力として出ていけるような選手が出てきて欲しいということだったので、3年生の力のあるだけでなく1,2年生でも力を出していけるように沢山の選手が経験が出来た思うので、その経験を冬にしっかり課題を潰して力に変えていければなと思います。
ーー1,2年生だけのメンバーで試合をして
4回生に引っ張ってもらって、自分も含めて付いていくことしか出来なかったのですが、今日からまた新体制になるのですが、自分としては次からは付いていくだけではなくて、リーグ戦の経験も含めて引っ張っていけるような選手になれていければと思いますし、チームとしてもリーグ戦4位、新人戦最下位という結果を自分達でしっかり認識して、次春優勝する為にどうすれば良いのかをしっかり考えて取り組めていければなと思います。
ーーキャプテンを経験して
キャプテンをさせてもらって、自分が出場する機会がなかったので、少し余裕を持てて周りを見れたのですが、もしこの中で試合も出てキャプテンも任されたら、自分の事で一杯になって周りのことを気にかけられなかったのではないかなと思うので、まずは自分のプレーをしっかり出来るようになって、その上で周りを見れるような選手になれればなと思います。
ーー自身の来期以降の目標は
まずは全試合に出て最後まで出れるような選手になりたいというのと、今年の春は悔しい結果で終わったので、リーグ優勝に貢献できるような選手になりたいと思います。
◯千葉航大選手
ーー3の2と好成績だったが
春季リーグが終わってから、怪我で全体練習に入れることも少なく、不甲斐ない気持ちがあった。その気持ちを今日この形で結果を残せて、率直に嬉しいです。
ーータイムリー三塁打について
チャンスなので思いっきり振った結果がああいう形になった。
ーー1年生ながらリーグ戦にも出場したが、この1年どうだったか
色んなことを学べた1年でした。リーグ戦に出させていただいて、そこから秋のリーグ戦に向けてやっていくなかで怪我での長期離脱があって、そこで裏方にまわり視野の広さだったり色んなことを学べた。良いことも悪いこともあり凄く内容のある1年でした。
ーー来季までに何を身につけたいか
自分自身、1回生だから許されていたプレーがあると思うので、その一つ一つのプレーに対してこだわりを持って、自分自身のレベルを上げていきたいです。
ーー手本にしている人はいるか
引退されたんですけど、4回生の岩田さんです。岩田さんは自分のタイプに似ているところが結構あり、どんな状態でも真剣に練習に取り組んだり、色んなところが勉強になる先輩でした。
【取材 川瀬正浩、玉井晃樹】
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