Iリーグ 2023 (2023年10月28、29日)
B、Cチームともにグループリーグを突破し、負ければ終わりの全国へのトーナメントへ挑んだ。
【試合結果】
28日
京産大C 0-1大経大Ⅱ
29日
京産大B0-4 びわスポ大Ⅰ1
【京産大C 試合内容】
グループリーグを12戦10勝の首位で通過した京産大Cは、同ブロック2位通過の大経大Ⅱをホーム神山に迎えての初戦は、前半33分にPA内で厳しい判定を受け、PKにより失点。後半ATには、前に出ていたGK西谷信吾(3年)の頭上を越えるゴールを許し、0-2で敗戦。Cチーム今季最後の公式戦となった。
試合は、両チーム慎重な立ち上がりとなったが、徐々に自分たちの形をつくる。17分、FW豊嶋蓮央(1年)が難しい体勢から振り向きざまにシュートを放つがクロスバーの上を通過。その後も、豊嶋や左サイドの藤田大地(2年)を起点として攻めていく。しかし、33分、自陣PAからボールを掻き出す際、厳しい判定を受け、PKを献上。右側へ飛んだGK西谷の逆を突かれ、0-1。それでも37分の古野稜河(4年)のヘディングシュート、57分の藤田のクロスから豊嶋のヘディングシュートなど、セットプレーを含む高さを生かすプレーでチャンスをつくった。79分には、藤田が強烈なシュートを放つも、相手GKの正面へ。試合終了への時間が刻一刻と迫る89分、前がかりとなっていた京産大は、カウンターで抜け出されそうになったところを古野が相手FWの袖を引っ張ってしまい、一発退場。悪質なプレーではなかったが、決定機阻止とみなされた。10人で戦うこととなった京産大は、さらに攻めの姿勢をみせるが、GK西谷が少し前に出ていたところを、自陣センターサークル付近からロングシュートを狙われ、そのままボールは西谷の頭上を越えてゴールネットへ吸い込まれていった。無情にも相手ベンチが湧く中で、試合終了の笛が吹かれた。
試合終了直後には、その場で倒れ込む選手、呆然と立ち尽くす選手、そして涙を流す姿も見られた。4回生にとっては、負ければ引退。少しでも先延ばしに、全国へ。その想いは届かなかったが、スタンドの仲間への挨拶では、今までの感謝とともに、翌日試合のA、Bチームを鼓舞する言葉も送った。
【京産大B 試合内容】
前日のCチームの敗戦を受け、より一層気持ちを高めて臨んだBチーム。相手は難敵びわスポ大、午前9時半の肌寒い中、そしてアウェイでの戦いとなった。そんな中でもCチームのメンバーが応援に駆けつけた。
高いインテンシティで試合に入る。しかし、5分、クロスからピンチを招き、混戦となったこぼれ球をミドルシュートによって失点。幸先の悪いスタートとなった。その後も、15分頃までは落ち着かない展開が続く。20分には菊池柊哉(2年)が強烈なシュートを放つが、相手キーパーの正面を突く。徐々にボールを持つ時間を増やし、攻撃の形をつくり出したところでハーフタイムへ突入。後半の立ち上がり、辻夕雲希(3年)が左足を振り抜くも、クロスバーの上を通過。しかし、その後は前半同様、攻撃を組み立てることができず、流れを掴めない。すると56分、右からのフリーキックのピンチから、ヘディングシュートを決められ、0-2と重たい追加点となった。59分には、PKを献上し、0-3と立て続けに失点した。3点を追う京産大Bは、選手交代による活性化とGK中村青(3年)がいくつかの決定機を阻止するセービングをみせるも、チャンスをつくることができなかった。試合終了間際の89分にも、エリア中央からダメ押しの追加点を入れられ、0-4。
自分たちのスタイルを出せず、悔しい敗戦となった。試合終了のスタンドからは激励の声と感謝の言葉が飛び交った。この結果をもって、今季の戦い残るはAチームのみとなった。気持ちの整理をつけるのも難しい中、彼らは、すぐさま午後から行われたAチームの応援へと駆けつけた。
【執筆・撮影 細井雅貴】
B、Cチームともにグループリーグを突破し、負ければ終わりの全国へのトーナメントへ挑んだ。
【試合結果】
28日
京産大C 0-1大経大Ⅱ
29日
京産大B0-4 びわスポ大Ⅰ1
【京産大C 試合内容】
グループリーグを12戦10勝の首位で通過した京産大Cは、同ブロック2位通過の大経大Ⅱをホーム神山に迎えての初戦は、前半33分にPA内で厳しい判定を受け、PKにより失点。後半ATには、前に出ていたGK西谷信吾(3年)の頭上を越えるゴールを許し、0-2で敗戦。Cチーム今季最後の公式戦となった。
試合は、両チーム慎重な立ち上がりとなったが、徐々に自分たちの形をつくる。17分、FW豊嶋蓮央(1年)が難しい体勢から振り向きざまにシュートを放つがクロスバーの上を通過。その後も、豊嶋や左サイドの藤田大地(2年)を起点として攻めていく。しかし、33分、自陣PAからボールを掻き出す際、厳しい判定を受け、PKを献上。右側へ飛んだGK西谷の逆を突かれ、0-1。それでも37分の古野稜河(4年)のヘディングシュート、57分の藤田のクロスから豊嶋のヘディングシュートなど、セットプレーを含む高さを生かすプレーでチャンスをつくった。79分には、藤田が強烈なシュートを放つも、相手GKの正面へ。試合終了への時間が刻一刻と迫る89分、前がかりとなっていた京産大は、カウンターで抜け出されそうになったところを古野が相手FWの袖を引っ張ってしまい、一発退場。悪質なプレーではなかったが、決定機阻止とみなされた。10人で戦うこととなった京産大は、さらに攻めの姿勢をみせるが、GK西谷が少し前に出ていたところを、自陣センターサークル付近からロングシュートを狙われ、そのままボールは西谷の頭上を越えてゴールネットへ吸い込まれていった。無情にも相手ベンチが湧く中で、試合終了の笛が吹かれた。
試合終了直後には、その場で倒れ込む選手、呆然と立ち尽くす選手、そして涙を流す姿も見られた。4回生にとっては、負ければ引退。少しでも先延ばしに、全国へ。その想いは届かなかったが、スタンドの仲間への挨拶では、今までの感謝とともに、翌日試合のA、Bチームを鼓舞する言葉も送った。
【京産大B 試合内容】
前日のCチームの敗戦を受け、より一層気持ちを高めて臨んだBチーム。相手は難敵びわスポ大、午前9時半の肌寒い中、そしてアウェイでの戦いとなった。そんな中でもCチームのメンバーが応援に駆けつけた。
高いインテンシティで試合に入る。しかし、5分、クロスからピンチを招き、混戦となったこぼれ球をミドルシュートによって失点。幸先の悪いスタートとなった。その後も、15分頃までは落ち着かない展開が続く。20分には菊池柊哉(2年)が強烈なシュートを放つが、相手キーパーの正面を突く。徐々にボールを持つ時間を増やし、攻撃の形をつくり出したところでハーフタイムへ突入。後半の立ち上がり、辻夕雲希(3年)が左足を振り抜くも、クロスバーの上を通過。しかし、その後は前半同様、攻撃を組み立てることができず、流れを掴めない。すると56分、右からのフリーキックのピンチから、ヘディングシュートを決められ、0-2と重たい追加点となった。59分には、PKを献上し、0-3と立て続けに失点した。3点を追う京産大Bは、選手交代による活性化とGK中村青(3年)がいくつかの決定機を阻止するセービングをみせるも、チャンスをつくることができなかった。試合終了間際の89分にも、エリア中央からダメ押しの追加点を入れられ、0-4。
自分たちのスタイルを出せず、悔しい敗戦となった。試合終了のスタンドからは激励の声と感謝の言葉が飛び交った。この結果をもって、今季の戦い残るはAチームのみとなった。気持ちの整理をつけるのも難しい中、彼らは、すぐさま午後から行われたAチームの応援へと駆けつけた。
【執筆・撮影 細井雅貴】
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