第101回 関西学生サッカーリーグ(後期)
第9節 同志社戦(2023年10月29日)

インカレ出場が決定した京産大。優勝に向けて負けられない京都合戦は3試合ぶりに先制に成功し、2-1で勝利をつかみ取った。
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【スターティングメンバー】
1 GK 山本 透衣(4年=コンサドーレ札幌U18)
16 DF 大串 昇平(3年=ガンバ大阪ユース)
5 DF 横窪 皇太(3年=金光大阪高)
4 DF 西村 翔(4年=ガンバ大阪ユース)
2 DF 西矢 慎平(4年=神戸弘陵学園高・カターレ富山内定)
6 MF 川上 陽星(4年=作陽高)
32 MF 伊藤 翼(1年=セレッソ大阪U18)
7 MF 福井 和樹(4年=ガンバ大阪ユース・SC相模原内定)
10 MF 食野 壮磨(4年=ガンバ大阪ユース・東京ヴェルディ内定)
11 MF 夏川 大和(4年=草津東高)
13 FW 中田 樹音(3年=岡山学芸館高)

【サブメンバー】
12 GK 林 憲太朗(3年=滝川第二高)
3 DF 佐藤 幸生(4年=サンフレッチェ広島ユース)
25 DF 楠瀬 海(3年=高知高)
30 MF 田代 紘(1年=ヴィッセル神戸U-18)
15 MF 石原 央羅(3年=サガン鳥栖U-18)
14 MF 城水 晃太(3年=サンフレッチェ広島ユース)
28 MF 滝口 晴斗(1年=サンフレッチェ広島ユース)
8 FW 中野 歩(4年=ガンバ大阪ユース)
49 FW 新川翔太(3年=長崎創成館高)

【交代】
後半35分
中野歩中田樹音
後半43分
城水晃太夏川大和
後半45分
佐藤幸生城水晃太

【スコア】
前半 1-0
後半 1-1
結果 2-1

【試合内容】
前節の大経大戦の勝利により、関西1番乗りでインカレ出場権を掴み取った京産大。「インカレ出場はマスト。関西第一代表でインカレに向かえるように」と次なる目標に照準を合わせている。

中3日で対するは今季3度目の対戦となる同志社、会場はたけびしスタジアム。1度目は京都学生サッカー選手権の決勝戦で激突。PK戦の末に敗れ、悔しさを存分に味わった。2度目は関西選手権の中断明けの前期10節で激突。前半2分先制に成功すると続々と得点し圧巻の7得点で快勝した。今節は互いにリーグ優勝とインカレ出場をかけて戦う。勝負の行方はいかに。
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前節からメンバーの入れ替えはなし。連敗を脱出した勢いそのままに試合に挑む。開始からFWの中田を筆頭に積極的に襲いかかる姿勢を見せた。一方で守備では相手のストロングポイントであるロングスローからチャンスを作られる。立ち上がりに痛恨の失点を受け続けてきた京産大に隙は1ミリもない。高さのあるCBの西村と横窪が空中で攻撃を跳ね返し、決定機を簡単に与えない。立ち上がりの失点が直近の課題となっている中、しっかりと連携を図り先制を許さなかった。今節は自分たちが先制点を取る、と言わんばかりに一度流れを掴むと猛攻を見せる。CKから食野が放ったシュートはバーに直撃。川上が大串にパスを送るとゴール前に走り込む。再びパスを受けシュートを打つなど相手を揺さぶり続ける。試合が動いたのは京産大が誇る二台巨頭のコンビネーションから。福井がドリブルで前進し中央の食野へパス、福井が再びボールを受けるとアウトサイドでシュート。テクニックに自信のある福井だから決めることができた難しいシュート。アシストの食野も「和樹のスーパーゴール。この順位にいるのはそういう選手がいるからこそ」と振り返る。福井はこれで10得点目、そのうちの4点が先制点。「チームが勢いをつけるには自分の得点が大事」と背負う期待に応えてみせた。
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互いに気持ちがぶつかり合う展開。時には激しいプレーで試合が少しストップする瞬間も多々あった。途切れた合間に近くのポジション同士で確認するように、コミュニュケーションを取る姿があった。「集中力を切らさずに流れを切る。この3試合を中途半端に細かくやりすぎてカウンターに繋がったりしてたので、それは無しやぞっていう話を」。前半を1-0、守備も隙を与えず良い形で折り返した。
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後半の立ち上がりにベンチから飛び交う「集中しろ!」。もう一度入り方からリスタートするべく、後半45分に挑んだ。開始から福井のシュートがバーに直撃。1点じゃまだ足りないと攻撃陣の勢いが見えてくる中、後半11分にネットが揺れた。Pエリア中央でパスを受けた夏川がドリブルでシュートまで持ち込み追加点。今季7ゴール目とラストイヤーで大暴れ中の選手の1人だ。「落ち着いて流し込むだけで上手く決めれた」と鮮やかに得点を重ねた。
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しかし、得点から3分後にスローインの混戦から失点。1点差に詰められ、少し相手に流れが傾き我慢の時間が続く。後半34分には中田に代えて中野を投入。左サイドからスピードのあるドリブルでゴール前まで駆け上がるとシュートを放つ。枠は捉えられずとも、試合終盤にフレッシュなスピードのある選手は相手の脅威となる。続く後半43分には夏川に代えて城水を投入。しかし、交代直後のプレーで相手選手と頭を接触し、交代を余儀なくされるアクシデント。最後のカードで投入されたのはDFの佐藤だった。「夏ぐらいから、5バックで守備的にという部分はトレーニングマッチとかで少し試していた。残り2試合、しぶとく勝ち点取らないといけない状況が出てくる。佐藤を入れて5枚にしてほしいとピッチからも要求があったんで、そこはうまく外と中でマッチできたかなと」。5バックで守りを固め、何としてでも勝ち点3を取りに行く。アディショナルタイムは3分、残り時間が少なくなっていく中で大きくクリアするプレーが続いた。「とにかく勝つためにやる。相手が嫌がることをやる」(吉川監督)。そんなプレーたちが結末を引き寄せた。試合終了の笛が鳴ると笑顔を見せたチーム、主将の食野はピッチに倒れ込み勝利を噛み締め、副将の川上・佐藤と熱く、熱く抱き合っていた。前日の第9節で関西大が勝利していたため、勝たなければ首位陥落してしまう状況下。大きな大きな勝ち点3を手にした。
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「誰かのために戦うのがこのチーム」。ひとつ背負うものが増えた。この試合の前日と当日午前中に行われたIリーグ決勝トーナメント。京産大BとCが敗戦し、今季の活動が続くのはAチームだけとなった。前日に神山球技場で行われた京産大Cの試合にはAチームの選手らが応援に集っていた。目の前で同期の大学サッカーの終わりを見届け、試合終了後にはCチーム主将の木戸から「僕たちの分まで」と言葉をかけられていた。「(同期が)悔しい思いをして引退していった。そういった選手の分まで戦う義務があるし、戦わないといけない」(食野)。今節終了後、4年次生が真っ先に向かったのは主務の豊永の元だった。豊永はBチームの選手とチームの主務を兼任。この日びわこ成蹊スポーツ大学で行われた京産大Bの試合にもスタメンで出場。悔しい感情を抱える中、たけびしスタジアムに移動しAチームの勝利を見届けた。戦いを労うように、やってやったぞと誇らし気に、温かい笑顔で豊永と抱き合う。負けられない理由が増えた。チームのために、仲間のために、見たことのない景色へと残り2試合を力強く1歩ずつ丁寧に昇っていく。
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次節、京産大は勝利すれば無条件で優勝が決定する。トロフィー、頂点は目前。誰もが経験したことのない舞台へと挑む。「優勝が懸かってるとか取っ払って次も勝つ」(食野)。「今までいろんな練習を積み重ねてきた。来週1週間も継続してやれば結果はついてくると思う」(佐藤)。「立ち上がりをすごく大事にしながら、関大よりも良い準備をして1週間準備して挑みたい」(川上)。主将陣は力強く次戦に向けて語った。あと1歩のところで涙を流してきたシーズン。春の京都選手権、決勝でPK戦の末敗戦、京都FA杯は初戦で敗退、関西選手権はベスト8で敗退。追いかけてきた目標の背中を捉えても置いていかれる、そんな悔しい思いを感じ続けてきた。だが、悔しさを味わい、踏ん張り続けてきたから、今この順位に立っている。過去があるから今がある。歴史を動かす時が来た。新たな歴史を仲間たちとともに創り出す。(福田明音)
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【試合後のコメント】
吉川監督
ー前節終了後、この先したたかな部分が必要という話があったが
2得点した後のゲームコントロール、もう少し自分たちが相手の勢いに飲まれることなく、コントロールしながら、2-0の時間をもう少し長くできれば。したたかさの部分は、課題ではあるんですけど、 2-1になってから最後の5分、10分をしっかりと凌ぐところを凌ぎながら、時間を使いながらは、うまくできたかな。後期のリーグは勝っても負けても1点差。そういったところの積み重ねが、選手たちも最後、踏ん張りどころの10分とかっていうところも、意思疎通しながらできてる部分でもある。後期リーグの積み上げ、 厳しい中でも勝ってきたっていうところが、1つ成果になってきてるかなっていう風に思います。
ー終盤の時間帯、普段よりも、前へクリアしていく形が多かったが
風が思ってたより強くて、なかなか進もうと思っても進めなかったり、芝生の状況もゴロの長いパスとかは通りにくい、緩くなるっていうところもあった。前線で起点を作るような感じで、とにかく勝つためにやる、相手が嫌がることをやる。自分たちのサッカーじゃない部分を伝えながら、ラストの10分やっていた。相手が嫌なことを継続するために、長い部分を使いながらっていうのは、1つ勝負に徹するっていう部分では、大事な部分かなと思います。
ー負傷交代の城水選手に代わって入った佐藤選手について
夏ぐらいから最後に佐藤を入れて、5バックにして守備的な形を。トレーニングマッチとかでは少し試していたので、最後の最後、残り2試合ですけど、しぶとく勝ち点取らないといけないみたいな状況が出てくる。佐藤にも、そういう状況だったら入ると伝えていた。選手たちも、逆にそれを欲していた。佐藤を入れて5枚にしてほしいと中からも要求があったので、うまく外と中でマッチできたかなと。
ー相手のロングスロー対策について
とにかくボールを、ゴールを横切らせない。何回スローイングになってもいいから、とにかく来た方向にボールを跳ね返す、原理原則の部分を怠らないところ。あとは、スローイング、コーナー、フリーキック、1個1個を積み上げて守っていくところが大事になると言っていた。ただ失点が、崩れるきっかけみたいな感じになってくると思う。こぼれ玉みたいな状況だったので、あの場面でも足を動かし続けて、最後のこぼれ球が、相手に行くんじゃなくて、自分の方に転がってくるような準備っていうのが、できればいいかなと思います。
ー攻撃陣、得点シーンに関して
2点とも壮磨がアシスト。今週のミーティングでも後ろの選手が、サイドバックとかボランチが関わらずに、前の4人で攻撃を完結できるなら完結してほしいっていう要求を今週のミーティングでもしていた。その中でも、壮磨がアシストの和樹、壮磨がアシストの大和、本当に要求通り。 後ろの選手は、ちゃんと守備の陣形を整えながら待てる、攻撃を待てるみたいな状況で言うと、いい得点になったかなと思います。
ー守備時のセットプレーでは、特に声をかけ合う姿が多かったようにみえたが
相手のストロングが分かってたのと、相手のストロングのセットプレーを凌ぐことができれば流れがこっちに来る。相手はスローイング含めてのセットプレーで流れを掴みたいところを、自分たちが守れば、流れが来ると話をしていた。中での集中力とか、セットプレーに対しての重みっていうのは、もっとやってたかなと思います。
ー勝てば優勝が決まる次節の関大戦へ向けて
わかりやすく、勝てば優勝。最終節待たずに。そういう舞台、そういう立ち位置に入れるのは、もう彼らの1年の頑張りだと思う。本当にいい相手、いいシチュエーション。重要な一戦っていうのはもう間違いないと思う。残留争いしてるとか、何もインカレもがもかかってないみたいな、優勝もかかってないっていう一戦よりも、本当に優勝がかかった一戦をできるっていうのは喜ばしいことなので、ほんとにいい緊張感を持って、また1週間、トレーニングを積みたいなっていう風に思います。
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主将・食野壮磨選手
―この勝利の意味は
関大、関学が前に勝ってる中で迎えて、絶対に勝ちが必要な状況。結構プレッシャーもあったけど、1試合1試合この90分に全てをかけようっていう思いをみんなが持って挑んだので、全てをかけて戦えたのは良かったのかなと思います。
―先制点が一つのポイントに
あれは和樹のスーパーゴール。あそこで仕留められる選手がうちにいるっていうのが非常に大きいし、この順位にいるのはそういう選手がいるからこそだと思う。あれは本当に俺のパスというより、彼のクオリティの賜物かなと思います。
―2試合で4アシスト
2連敗した時は自分がどうしても前に出ていけなかったりとか、ゴールに直結するパスとかシュートが無かった。この2試合は数字が出せてるのはポジティブなところではあるけど、もっと自分自身で仕留めるところをもっと意識していかないとなって思います。
―プレーの合間に積極的に話している姿が印象的
細かいところは隣の選手同士で話しながら。全体的には集中力を切らさずに1回流れを切る、大きなはっきりしたプレーでも良い。中途半端に細かくやりすぎて、3試合はカウンターに繋がったりしてたので、それは無しやぞっていう話は本当にしました。
―試合終了の時に頭に浮かんだこと
優勝よりも90分を勝つことを目標に今日はやってたので、そこはやっぱり応援の力も含めて自分たちの力になったのでそれが出し切ったかなと思います。
―B,Cチームのシーズンが終了し背負うものが大きく
毎試合毎試合応援に来てもらってるBCチームの選手の思いを背負って戦うっていうのはずっと言ってる。なかなかAチームの選手がBCの応援に行けなかった中、昨日引退したところを俺たちが見届けられた。やっぱり、試合にかける思いはすごい伝わってきたし、良いものを見せてもらったと思ってるので、そういう思いを持って今日は個人的には試合に臨んだ。今日はBの選手の最後は見れなかったけど、悔しい思いをして引退していったと思うので、そういった選手の分まで戦う義務があるし、戦わないといけないと思います。
―関大戦に向けて
優勝が懸かってるとか取っ払って次も勝つ、次の90分をしっかり勝ち切る意識で全員が他叩けるように今週も良い準備をしていきたいなと思います。
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副将・川上陽星選手
ー試合を振り返って
どの試合も優勝に向けて大事とスタッフ選手含めて全員が認識してる。優勝っていうところはあるけど1試合1試合全員が目の前の試合、目の前の相手に負けない。全員が理解してやって、そこが気持ちの入ったプレーとかに繋がったと思います。
ー1点差を勝ち切ることはチームの成長に
先制点を取るのがこのチームの大事なところ。先制点を取られてしまうと守り固められてしまったりする。自分たちが先制した試合は、ほぼほぼ勝ててるんでそこが大事と僕自身もチームも思ってて、全員が意識したら絶対次の試合も勝てると思います。
ーここまでの自分のプレー
数字を残せるプレーも全然あるんですけど、自分がチャンスをものにできない。今日のプレーもやし、2連敗した時のプレーもやし。やっぱり最近自分の中で上手くいってない部分がある。やっぱり優勝がチームの目標としてあるので個人の評価より、チームが勝つためのプレーを選択していかないとと思ってる。中盤の僕とか翼とか壮磨が簡単に負けてしまったりとかすると、負けたりする。自分の今シーズンのプレーは正直あんまり満足してないけど、チームのみんなに助けてもらってるのと、チームのためにと心がけてやってる。数字は残したいより残さないといけないと思っていて、チャンスが来た時に決めきるとか、今日もチャンスがあって先制点を決めれてたらもっと楽になった。そういったところが全然自分ではダメ、チームに守備のところとか球際で絶対に負けないとかチームのために貢献したいと思っています。
―終盤まで首位のプレッシャーは
やっぱりプレッシャーは僕もそうですし、全員が感じてる部分だと思う。こういった経験がないから、自分たちが初めての感覚だし緊張はあるけど、だからこそ1試合1試合目の前の相手だったり目の前の試合にかけるのを最近みんなで認識してて。2敗したんですけど立ち直せた要因かなと思います。
―大学でサッカーを引退するのか
大学で終わります。自分が続けない続けるどうこうより、このチームは力があると思うので絶対優勝しなければいけない。今年僕たちは優勝という結果もそうだし、これからの京産大に残っていくものをテーマにしてて。そういったところは4回生の振る舞いとかが大事になってくると思うので、優勝したいっていう思いは全員が強いので、ここは後少しなんですけど頑張っていきたいと思っています。
―次戦に向けて
本当に相手も2位、天王山っていうか首位決定戦みたいな感じになる。本当に相手が勢い持ってやってくると思うので、先制点がすごく大事になってくる。立ち上がりのプレーの選択は自分自身も考えなければならないし、チーム全体で考えなければいけないと思うので、立ち上がりをすごく大事にしながら関大よりも良い準備をして1週間準備して挑みたいと思います。
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副将・佐藤幸生選手
ー試合を振り返って
何としてでも同志社には勝ちたかった。京都選手権負けてて何としてでも勝ちたくて。いつも出れなくてもやれることは全力でやろうと思ってやってて、アクシデントもあって試合に出ることになったけど、ピッチに立っても自分にできることをやるだけで、結果的に勝てたのでめっちゃ嬉しいです。
ーアクシデントもあったが復帰戦
緊張とかもあんまりなかったし、ロングスローとかセットプレーが続いていたので、そこを集中するのとロングキックとかでシンプルに相手もやってきたので、そこの対応をしっかりしようと。あとはチームの雰囲気。最後までしっかり締めるところの声かけを意識して出ました。
ー試合後に主将陣でハグを
今日は絶対勝ちたかった。今日はっていうか毎回やけど、同志社には絶対に負けたくないと思ってた。その気持ちが爆発した。
ー次戦に向けて
今までいろんな練習を積み重ねてきた。来週1週間も継続してやれば結果はついてくると思う。やることしっかりやって臨みたいなと思います、
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夏川大和選手
ー試合を振り返って
今日の同志社戦をするにあたって、この後の2試合が大事だったけど今日勝たないと関西優勝が見えてこなかった中で、2-1っていう結果でしぶとく勝てたことがよかったなと思います。
ー大きな2得点目をあげたが
いつも壮磨からああいうパス出てきて外す場面が今シーズン通して多くて。それを自主練してた時もあるし試合前とかに透衣から相手のキーパーの特徴とか聞いてて、あとは落ち着いて流し込むだけで上手く決めれたかなと思います。
ー今季7ゴール目
後期リーグなってからは得点とかアシストは前期に比べたらまだまだ足りないと思うし、大事な試合で今日の得点取れてるっていうのは自信に繋がってると思います。
ー次節に向けて
関大の後に関学が控えてるけど、関大で優勝を決めるつもりで今週の練習やっていきたいと思うし、全員がいつ出てもいいプレーができるのがチームの強みだと思う。次勝って優勝決めたいです。
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山本透衣選手
ー今日も追い上げられる展開となったが
まず、絶対前半の早い時間帯に失点しないっていうのは、チームで徹底しようっていう話をしてて。 やっぱりここ2、3試合は先制されて苦しい試合になった。まず、前半を1-0で折り返したことが、チームに良い勢いをもたらしたかなって思ってて。 2点取って、1点取り返されたけど、前回ほどやられる感じはしなくて。今日の応援もそうですし、ピッチの中でも、みんなの声っていうのがやっぱすごかったんで、今日は安心してできました。
ー「ボールを前へ出そう」という味方への指示を頻繁に出していたことについて
1番は僕たちのスタイルである後ろからつないで、潰して、相手のゴールに向かうっていうことができたら良かったんですけど、 向かい風があったのと、絶対に今日はもう勝ち点3取らないといけない試合。 繋ぐより確実に自分たちのゴールから遠ざける方が、失点するリスクを減らせるって思ったんで、そこはもう割り切ってやってました。
ー後半のピンチでのセービングについて
前回の試合の後、時久さんとフィードバックしたことを、しっかり相手がボール持ち運んできてる時に、頭の中で整理できてたんで、 そこはいつもの練習通りにプレイするだけでした。
ー相手のロングスローには事前の対策通り対応できたのか
はい。やっぱりイメージよりも相手のスローが、よかったりはしたんですけど、みんな最後まで体張れて闘えてたんで。 みんなのおかげです。
ー大事な関大戦へ向けて
次も絶対失点しないで、自分たちの形でも試合進めれたら、勝つってことはできると思うんで、 また1週間みんなで関大戦に向かって頑張りたいと思います。
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【取材 福田明音、細井雅貴】