第102回 関西学生サッカーリーグ(前期) 第7節 大経大戦(2024年5月29日)
【スターティングメンバー】
GK 31 徳若碧都(3年=高川学園高)
DF 33 逵村健斗(3年=三重高)
DF 4 小野成夢(2年=愛媛FC U-18)
DF 5 横窪皇太(4年=金光大阪高)
DF 6 大串昇平(4年=ガンバ大阪ユース)
MF 15 末谷誓梧(2年=セレッソ大阪U-18)
MF 10 伊藤翼(2年=セレッソ大阪U-18)
MF 22 松浦蒼波(4年=京都橘高)
MF 8 城水晃太(4年=サンフレッチェ広島ユース)
FW 11 中田樹音(4年=岡山学芸館高)
FW 9 菅野翔斗(4年=サンフレッチェ広島ユース)
(フォーメーション 1-4-4-2)
【サブメンバー】
GK 12 中村青(4年=京都橘高)
DF 25 西村想大(1年=近江高)
DF 2 楠瀬海(4年=高知高)
MF 3 田代紘(2年=ヴィッセル神戸U-18)
MF 7 石原央羅(4年=サガン鳥栖U-18)
MF 14 長谷川裟恭(3年=京都橘高)
MF 72 皿良立輝(1年=セレッソ大阪U-18)
MF 23 山村朔冬(1年=帝京長岡高)
FW 36 岩村匠馬(4年=東山高)
【選手交代】
55分
IN 田代紘 OUT 松浦蒼波
67分
IN 楠瀬海 OUT 逵村健斗
IN 石原央羅 OUT 末谷誓梧
79分
IN 西村想大 OUT 中田樹音
【スコア】
京産大2-1大経大
12分 得点 大串昇平(4年) アシスト 菅野翔斗
20分 得点 菅野翔斗(4年) アシスト 大串昇平
【試合内容】
2-0から逆転を許した奈良クラブ戦から中3日、リーグ戦上位進出へ向け、同じく勝ち点11の大経大とのマッチアップとなった。「出れてない選手の模範となるような立ち振る舞いをずっとしてくれてた」(吉川監督)と、城水を開幕節以来のスタメンに抜擢。立ち上がりから持ち味を存分に生かした守備力で貢献する。押され気味の中で12分、スローインからボックス内で菅野がキープすると、後方から上がってきた大串がパスに対し、ダイレクトで左足を合わせると、ボールはニアサイドを抜け、今季初ゴールをあげた。続く20分には、横窪のロングフィードに大串が反応。ワンタッチでクロスをあげると、菅野が体を投げ出しながらゴール右側へ決めてみせた。菅野と大串のホットラインで互いに1ゴール1アシスト。「ようやく昇平のところで目に見える結果が出た」(吉川監督)、上位争いに食い込んでいくには欠かせない存在であり、夏場からのアシスト量産に期待したい。
ハーフタイムを2-0で迎え、今日も後半は難しい戦いとなった。55分、警告を貰っていた松浦に代わって田代を投入。「いろんなゲームの教訓を活かしながら」と、より早めに交代カードを切る指揮官。67分には、末谷と足を痛めた逵村に代わって、石原と楠瀬を送り込んだ。フレッシュで速い選手を入れることで左サイドからのカウンターでダメ押しを狙うが、決めきれず。75分、前に釣り出された横窪がかわされ、右サイドを突破されると、最後は中央へグラウンダーで合わせられ、1点差となった。もう追いつかれるわけにはいかない京産大。79分に2トップの一角である中田を下げ、学生リーグデビュー戦となるCBのルーキー西村を起用。「上手いこと試合に入れた」(西村)と、この緊迫した場面で見事なディフェンスを披露し、快調な滑り出しとなった。西村が5バックの中央に入る形で今季初めて5-4-1の陣形をとるラスト10分。DF陣はサイドへ出やすく、強固なブロックでクロスを跳ね返す。前線では菅野が身体を張り、時計の針を進めていく。ATは5分、最後はCKのピンチを迎えるも、マークを外すことなく凌ぎ切り、2-1でリーグ戦2連勝とした。
5枚で守り抜くことを選択したのは、主将・菅野を始めとしたピッチ内の選手たち。自主的に発言するプレイヤーと、その意見を聞き入れ、柔軟な起用をする首脳陣が一体となっているのが、このチームの魅力だ。
【試合後のインタビュー】
大串昇平選手
ー2-0から逃げ切っての勝利
試合前から吉川さんと、このチーム先制できて、追加点とか2点目まで取れるけど、3点目取れないことだったり、後半相手に呑まれて同点、逆転までされるっていうことは、1つ課題として持っていたので、そこはキーパーとDFライン中心に集中したプレーができたんじゃないかと思います。
ー1ゴール1アシストを振り返って
立ち上がりちょっと流れ悪かったんで、シュートで終わることを意識した中で、ああいう形で点取れたっていうのは良かったと思います。翔斗にアシストしたのは、あそこまで抜けて、翔斗や樹音が中入ってきてくれてるやろうなっていうこと信じて、それが形として出たのでよかったと思います。
ー城水選手との連係
城ちゃんは自分の中でやりやすいサイドハーフの1人なので、そこで何か特別難しいことはなかったと思います。城ちゃん守備が上手くて、守備のところで結構助かる部分は多いので、攻撃でどれだけコンビネーションで崩せるかっていうところは、2人の課題になってくるのかなって思ったんですけど、それなりにいいプレーはできたと思います。
ーラスト10分は5バックに
そこは吉川さんとも話しながらの、4バックにするのか、5バックにするのかっていうのとかはあったので。5バックにしたところでも、後ろが大きくなるっていう要素があったり、サイドにサイドバックが出やすくなったりっていうことがあったので、やりにくさとかはなく、いい形でできたと思います。
ー多く試合があった5月を振り返って
体はキツい状態ではあったんですけど、全員タフに戦えるのは今年の強みやと思うし、最後追いつかれるような展開だったり、逆転されるような展開もあるけど、負けが少ないのは良いことだとは思うので、それをいかに勝ちにつなげれるかっていうのが、ここから大事になってくると思うんで、みんなタフに戦えてよかったと思います。
ー中2日で次節へ
連戦の最後になってきて、みんな体がキツくなってきてるとは思うけど、ここで勝てるか、負けるか、引き分けるかっていうので、ここから上位に食い込めるのか、中位で終わってしまうのかが大事になってくると思うので、しっかり準備して勝てるように頑張っていきます。
田代紘選手
ー途中出場
時間帯的にも押されてる時間が後半長かったんで、そこで僕の持ち味の守備の球際とか、しっかり競り勝ってっていう部分で長所を出すっていうのを目的に試合に入りたいと思っています。
ー同学年であり、ボランチの一角である伊藤選手との連係
翼は去年からずっと出続けて、そういう試合状況とか慣れもすごいし、攻撃面では結構任せることが多かったんですけど、また違った役割があると思うんで、そういうところは翼と話し合ってできたかなと思います。
ー2-1となっても守り切れた
2、3試合、2-0から追いつかれるっていう場面とか逆転されるっていう場面が多い中で、この状況を打破するためには、やっぱり勝ち切るっていうのが大事やったと思うんで、そういうところでは全員が失点してもブレることなく声出しできたかなと思います。
ーより強化したい部分
個人的には攻撃の部分で、蒼波くんと違う部分は、攻撃だったり、守備もまだまだAチームのスタメンに出るには、まだまだ物足りない球際とかの部分、声出しだったり、もっと必要最低限上げていかないといけないと思うので。1番は攻撃、自分が前向いてゲームを作るっていう部分をやっていきたいと思います。
ー今日の試合の入り方
普段からスタメン組に入ったらどういうイメージをしようかっていうのは、ベンチで見ながらやってる。今日のゲームなんか特に僕の持ち味は結構発揮できる場面が多いなとは思ってたんで、出ても全然焦ることなくできたかなと思います。
ー今後続く試合に向けて
蒼波くんがあと累積(イエローカード)1枚だけっていうところも加味した上で、自分がいつ出てもいいように、自分の足りないところをちょっとでも上げていくのと、スタメンを奪うっていう意味では、もっと練習から激しいスタメン争いをやっていきたいなと思います。
西村想大選手
ー途中出場で5バックの一角を任された
5バックは高校時代、ずっと全く同じポジションでやってて、そこの経験も生かせて、学生リーグ初出場だったんすけど、上手いこと試合に入れたかなと思います。
ー力を発揮できた部分
ヘディングとかは自信持ってやってる部分であるので、そこの部分が今日出たのは、普段からやってる練習の成果も出たし、良かったなと思います。
ー京産大に入ってのここまでを振り返って
やっぱり京産は先輩とかも優しいし、1回生なんですけど、学年関係なく接してくれてるし、上下関係とかもあんまり厳しくないし、自分入ってきてまだ3ヶ月なんですけど、馴染みやすい環境を作ってくださってるかなと思います。
ー今後、出場のチャンスに向けて
センターバックなんで、途中から出たりとか、出場機会とかその時間は多くないと思うんですけど、限られた出場機会の中でもしっかり自分の与えられた役割っていうのを理解しながらも、自分の特徴をしっかり生かしてチームに貢献できたらなと思います。ヘディングとかカバーリングとかっていうのは自分の武器なんで、出たときに出せればと思います。
吉川監督
ーチームの強みである大串選手起点で2得点
徐々に大串の攻撃のところで強みは出てたんですけど、目に見える結果、アシストとか得点は出てない中で、ようやく昇平のところで目に見える結果が出たので、チームとしても個人としてもすごくポジティブな要素だなと思うのと、今シーズン、立ち上がり自分たち優位に進められる部分が多い分、ハーフタイム見てたんですけど、今シーズンのチームやっぱり試されてるなっていう話をしながら、最後苦しい展開にはなったと思うんですけど、ただ2-2とか2-3で終わらずに、いろんなゲームの教訓を活かしながら、なんとか勝ち点3とれてよかったと思います。
ー早い時間から松浦選手に代わり田代選手を投入
1つ警告もらってしまって、2枚目もらって1人少なくなるっていうのが1番痛いなっていうところもあったのと、前半から少し攻撃的なところでもイージーミスだったりとか、守備でボールが上に飛び交う中で、1個遅れる、セカンドボールの反応が遅れるっていう場面も少しあったので。大きくは結局1枚もらったっていうのと、田代がこの間の日曜日にあったAサブ戦のところでも、パフォーマンス的には松浦と遜色ないようなパフォーマンスで、スタッフともスタートから田代で行こうかっていうぐらいのところまで来てたので、思い切って紘を使えた。
ーラスト10分は5バックを採用
その準備っていうのは奈良クラブとやるときにもありましたし、 2、3節ぐらい前からは、最後のところ、逃げ切る、守り切るっていうところで言うと、そのプランっていうのは選手たちとも共有してたんで、逆に翔斗とかとコミュニケーション取った時に、ちょっと5バックでしっかり守る方が、中でのコミュニケーションとしては5枚の方がいいっていうところもラスト10分あったので、そこは選手の意見尊重して、5枚に切り替えたっていうことで。西村想大に関しては、こういう経験が成長させていく。上手くゲームに入って、しっかりパフォーマンス出したんじゃないかなと思います。
ー開幕節以来のスタメン出場となった城水選手
奈良クラブのときの途中から出た時のパフォーマンスも良かったですし、ミーティングでも言ったんですけど、自分がチャンスもらえてない中でも、サブでしっかりとやってたっていうところが、奈良クラブ戦でのパフォーマンスで、今回の1個チャンスをつかめたっていうところもあると思うので、このチームのサブの選手、出れてない選手の模範となるような立ち振る舞いをずっとしてくれてたんで、すごくチームにとってはプラスな材料かなと思います。
ー途中出場の石原選手について
もう少し自分でやってもらいたいなっていう部分は、物足りないところがあるので。 ただ日常のところで言うと、彼は人一倍努力しているので、こっちももちろん足りないところありながらも、彼の成長を含めて4年生で最後のっていう意気込みも含めて、チャンスをあげたいなって思わせるような日頃のトレーニングの姿勢だったりもするので。城水と同様、彼の出れてないときの振る舞いっていうところも含めて、ゲームに出るチャンスが回ってきてると思うんで、あとはちゃんと自分の中で整理されて、シュート1本が決まれば、もっと彼もそうやし、チームもグッといくかなと思う。
ー2-0から逃げ切れたことによるチームへの影響
相手のベンチもずっと言ってたと思うんですけど、俺らの方がやりたいことはちゃんとやってるみたいな。あとは狙い通りにプレーできるかどうかみたいな、相手の方が自分たちのサッカーはできてた。僕らでいうと自分たちのサッカーはできてなかったと思うんですけど、今日の大枠のテーマとしては勝負に徹する姿勢っていうので、勝ち点3を取る、リーグでまだできてない連勝するっていうところを、今日のゲームでは言ってたので、内容よりもとにかく勝ち点3を積んで、中位でどっちつかずじゃなくて、しっかり上位陣のグループに入っていくっていうところが、今の段階ではすごく大事だなって中で、今日のゲームは4位、5位の勝った方がっていうところもあったと思うんですけど、1つ大きなシーズンにとってもターニングポイントになるかなと思います。だから決して自分たちのゲームではなかったかもしれないですけど、勝ち点3を取れたのは良かったかなと。今まで自分たちのゲームはできてるけど勝てないとか、勝ち点を落としてしまうっていうことがあったので、自分たちのゲームじゃなくても勝ち点3を取れたっていうのは、 今シーズンで言えば1つ大きなゲームだったんじゃないかなと思います。
ー過密な5月を振り返って
いやもう楽しい楽しい。やっぱりゲームが1番成長するし、チームも成長すると思うんで。いろんな選手が緊張感あるゲームに出番があるかないかのせめぎ合いが、毎週毎週、3日に1回ぐらいあるっていうのはもう楽しい。これぐらいたくさんゲームがあればいいなって思いますけど。チームにとってはすごくポジティブなことだと思います。
ー中2日での大体大戦へ向けて
リーグ戦中断前で、連勝っていうのは去年も経験して、連勝することで順位ってかなり上がっていくことも経験してる。勝利に徹する姿勢を見せながら、良い守備から攻撃に繋げるっていうところのテーマを持ちながら、リーグ戦、その後の関西選手権まで見据えたときに、ずっとこの5試合ぐらい守備から攻撃っていうところは徹底して言ってる部分もあるので、関西選手権に入っていけるように、勝ちたいと思います。
【取材:細井雅貴】
【スターティングメンバー】
GK 31 徳若碧都(3年=高川学園高)
DF 33 逵村健斗(3年=三重高)
DF 4 小野成夢(2年=愛媛FC U-18)
DF 5 横窪皇太(4年=金光大阪高)
DF 6 大串昇平(4年=ガンバ大阪ユース)
MF 15 末谷誓梧(2年=セレッソ大阪U-18)
MF 10 伊藤翼(2年=セレッソ大阪U-18)
MF 22 松浦蒼波(4年=京都橘高)
MF 8 城水晃太(4年=サンフレッチェ広島ユース)
FW 11 中田樹音(4年=岡山学芸館高)
FW 9 菅野翔斗(4年=サンフレッチェ広島ユース)
(フォーメーション 1-4-4-2)
【サブメンバー】
GK 12 中村青(4年=京都橘高)
DF 25 西村想大(1年=近江高)
DF 2 楠瀬海(4年=高知高)
MF 3 田代紘(2年=ヴィッセル神戸U-18)
MF 7 石原央羅(4年=サガン鳥栖U-18)
MF 14 長谷川裟恭(3年=京都橘高)
MF 72 皿良立輝(1年=セレッソ大阪U-18)
MF 23 山村朔冬(1年=帝京長岡高)
FW 36 岩村匠馬(4年=東山高)
【選手交代】
55分
IN 田代紘 OUT 松浦蒼波
67分
IN 楠瀬海 OUT 逵村健斗
IN 石原央羅 OUT 末谷誓梧
79分
IN 西村想大 OUT 中田樹音
【スコア】
京産大2-1大経大
12分 得点 大串昇平(4年) アシスト 菅野翔斗
20分 得点 菅野翔斗(4年) アシスト 大串昇平
【試合内容】
2-0から逆転を許した奈良クラブ戦から中3日、リーグ戦上位進出へ向け、同じく勝ち点11の大経大とのマッチアップとなった。「出れてない選手の模範となるような立ち振る舞いをずっとしてくれてた」(吉川監督)と、城水を開幕節以来のスタメンに抜擢。立ち上がりから持ち味を存分に生かした守備力で貢献する。押され気味の中で12分、スローインからボックス内で菅野がキープすると、後方から上がってきた大串がパスに対し、ダイレクトで左足を合わせると、ボールはニアサイドを抜け、今季初ゴールをあげた。続く20分には、横窪のロングフィードに大串が反応。ワンタッチでクロスをあげると、菅野が体を投げ出しながらゴール右側へ決めてみせた。菅野と大串のホットラインで互いに1ゴール1アシスト。「ようやく昇平のところで目に見える結果が出た」(吉川監督)、上位争いに食い込んでいくには欠かせない存在であり、夏場からのアシスト量産に期待したい。
ハーフタイムを2-0で迎え、今日も後半は難しい戦いとなった。55分、警告を貰っていた松浦に代わって田代を投入。「いろんなゲームの教訓を活かしながら」と、より早めに交代カードを切る指揮官。67分には、末谷と足を痛めた逵村に代わって、石原と楠瀬を送り込んだ。フレッシュで速い選手を入れることで左サイドからのカウンターでダメ押しを狙うが、決めきれず。75分、前に釣り出された横窪がかわされ、右サイドを突破されると、最後は中央へグラウンダーで合わせられ、1点差となった。もう追いつかれるわけにはいかない京産大。79分に2トップの一角である中田を下げ、学生リーグデビュー戦となるCBのルーキー西村を起用。「上手いこと試合に入れた」(西村)と、この緊迫した場面で見事なディフェンスを披露し、快調な滑り出しとなった。西村が5バックの中央に入る形で今季初めて5-4-1の陣形をとるラスト10分。DF陣はサイドへ出やすく、強固なブロックでクロスを跳ね返す。前線では菅野が身体を張り、時計の針を進めていく。ATは5分、最後はCKのピンチを迎えるも、マークを外すことなく凌ぎ切り、2-1でリーグ戦2連勝とした。
5枚で守り抜くことを選択したのは、主将・菅野を始めとしたピッチ内の選手たち。自主的に発言するプレイヤーと、その意見を聞き入れ、柔軟な起用をする首脳陣が一体となっているのが、このチームの魅力だ。
【試合後のインタビュー】
大串昇平選手
ー2-0から逃げ切っての勝利
試合前から吉川さんと、このチーム先制できて、追加点とか2点目まで取れるけど、3点目取れないことだったり、後半相手に呑まれて同点、逆転までされるっていうことは、1つ課題として持っていたので、そこはキーパーとDFライン中心に集中したプレーができたんじゃないかと思います。
ー1ゴール1アシストを振り返って
立ち上がりちょっと流れ悪かったんで、シュートで終わることを意識した中で、ああいう形で点取れたっていうのは良かったと思います。翔斗にアシストしたのは、あそこまで抜けて、翔斗や樹音が中入ってきてくれてるやろうなっていうこと信じて、それが形として出たのでよかったと思います。
ー城水選手との連係
城ちゃんは自分の中でやりやすいサイドハーフの1人なので、そこで何か特別難しいことはなかったと思います。城ちゃん守備が上手くて、守備のところで結構助かる部分は多いので、攻撃でどれだけコンビネーションで崩せるかっていうところは、2人の課題になってくるのかなって思ったんですけど、それなりにいいプレーはできたと思います。
ーラスト10分は5バックに
そこは吉川さんとも話しながらの、4バックにするのか、5バックにするのかっていうのとかはあったので。5バックにしたところでも、後ろが大きくなるっていう要素があったり、サイドにサイドバックが出やすくなったりっていうことがあったので、やりにくさとかはなく、いい形でできたと思います。
ー多く試合があった5月を振り返って
体はキツい状態ではあったんですけど、全員タフに戦えるのは今年の強みやと思うし、最後追いつかれるような展開だったり、逆転されるような展開もあるけど、負けが少ないのは良いことだとは思うので、それをいかに勝ちにつなげれるかっていうのが、ここから大事になってくると思うんで、みんなタフに戦えてよかったと思います。
ー中2日で次節へ
連戦の最後になってきて、みんな体がキツくなってきてるとは思うけど、ここで勝てるか、負けるか、引き分けるかっていうので、ここから上位に食い込めるのか、中位で終わってしまうのかが大事になってくると思うので、しっかり準備して勝てるように頑張っていきます。
田代紘選手
ー途中出場
時間帯的にも押されてる時間が後半長かったんで、そこで僕の持ち味の守備の球際とか、しっかり競り勝ってっていう部分で長所を出すっていうのを目的に試合に入りたいと思っています。
ー同学年であり、ボランチの一角である伊藤選手との連係
翼は去年からずっと出続けて、そういう試合状況とか慣れもすごいし、攻撃面では結構任せることが多かったんですけど、また違った役割があると思うんで、そういうところは翼と話し合ってできたかなと思います。
ー2-1となっても守り切れた
2、3試合、2-0から追いつかれるっていう場面とか逆転されるっていう場面が多い中で、この状況を打破するためには、やっぱり勝ち切るっていうのが大事やったと思うんで、そういうところでは全員が失点してもブレることなく声出しできたかなと思います。
ーより強化したい部分
個人的には攻撃の部分で、蒼波くんと違う部分は、攻撃だったり、守備もまだまだAチームのスタメンに出るには、まだまだ物足りない球際とかの部分、声出しだったり、もっと必要最低限上げていかないといけないと思うので。1番は攻撃、自分が前向いてゲームを作るっていう部分をやっていきたいと思います。
ー今日の試合の入り方
普段からスタメン組に入ったらどういうイメージをしようかっていうのは、ベンチで見ながらやってる。今日のゲームなんか特に僕の持ち味は結構発揮できる場面が多いなとは思ってたんで、出ても全然焦ることなくできたかなと思います。
ー今後続く試合に向けて
蒼波くんがあと累積(イエローカード)1枚だけっていうところも加味した上で、自分がいつ出てもいいように、自分の足りないところをちょっとでも上げていくのと、スタメンを奪うっていう意味では、もっと練習から激しいスタメン争いをやっていきたいなと思います。
西村想大選手
ー途中出場で5バックの一角を任された
5バックは高校時代、ずっと全く同じポジションでやってて、そこの経験も生かせて、学生リーグ初出場だったんすけど、上手いこと試合に入れたかなと思います。
ー力を発揮できた部分
ヘディングとかは自信持ってやってる部分であるので、そこの部分が今日出たのは、普段からやってる練習の成果も出たし、良かったなと思います。
ー京産大に入ってのここまでを振り返って
やっぱり京産は先輩とかも優しいし、1回生なんですけど、学年関係なく接してくれてるし、上下関係とかもあんまり厳しくないし、自分入ってきてまだ3ヶ月なんですけど、馴染みやすい環境を作ってくださってるかなと思います。
ー今後、出場のチャンスに向けて
センターバックなんで、途中から出たりとか、出場機会とかその時間は多くないと思うんですけど、限られた出場機会の中でもしっかり自分の与えられた役割っていうのを理解しながらも、自分の特徴をしっかり生かしてチームに貢献できたらなと思います。ヘディングとかカバーリングとかっていうのは自分の武器なんで、出たときに出せればと思います。
吉川監督
ーチームの強みである大串選手起点で2得点
徐々に大串の攻撃のところで強みは出てたんですけど、目に見える結果、アシストとか得点は出てない中で、ようやく昇平のところで目に見える結果が出たので、チームとしても個人としてもすごくポジティブな要素だなと思うのと、今シーズン、立ち上がり自分たち優位に進められる部分が多い分、ハーフタイム見てたんですけど、今シーズンのチームやっぱり試されてるなっていう話をしながら、最後苦しい展開にはなったと思うんですけど、ただ2-2とか2-3で終わらずに、いろんなゲームの教訓を活かしながら、なんとか勝ち点3とれてよかったと思います。
ー早い時間から松浦選手に代わり田代選手を投入
1つ警告もらってしまって、2枚目もらって1人少なくなるっていうのが1番痛いなっていうところもあったのと、前半から少し攻撃的なところでもイージーミスだったりとか、守備でボールが上に飛び交う中で、1個遅れる、セカンドボールの反応が遅れるっていう場面も少しあったので。大きくは結局1枚もらったっていうのと、田代がこの間の日曜日にあったAサブ戦のところでも、パフォーマンス的には松浦と遜色ないようなパフォーマンスで、スタッフともスタートから田代で行こうかっていうぐらいのところまで来てたので、思い切って紘を使えた。
ーラスト10分は5バックを採用
その準備っていうのは奈良クラブとやるときにもありましたし、 2、3節ぐらい前からは、最後のところ、逃げ切る、守り切るっていうところで言うと、そのプランっていうのは選手たちとも共有してたんで、逆に翔斗とかとコミュニケーション取った時に、ちょっと5バックでしっかり守る方が、中でのコミュニケーションとしては5枚の方がいいっていうところもラスト10分あったので、そこは選手の意見尊重して、5枚に切り替えたっていうことで。西村想大に関しては、こういう経験が成長させていく。上手くゲームに入って、しっかりパフォーマンス出したんじゃないかなと思います。
ー開幕節以来のスタメン出場となった城水選手
奈良クラブのときの途中から出た時のパフォーマンスも良かったですし、ミーティングでも言ったんですけど、自分がチャンスもらえてない中でも、サブでしっかりとやってたっていうところが、奈良クラブ戦でのパフォーマンスで、今回の1個チャンスをつかめたっていうところもあると思うので、このチームのサブの選手、出れてない選手の模範となるような立ち振る舞いをずっとしてくれてたんで、すごくチームにとってはプラスな材料かなと思います。
ー途中出場の石原選手について
もう少し自分でやってもらいたいなっていう部分は、物足りないところがあるので。 ただ日常のところで言うと、彼は人一倍努力しているので、こっちももちろん足りないところありながらも、彼の成長を含めて4年生で最後のっていう意気込みも含めて、チャンスをあげたいなって思わせるような日頃のトレーニングの姿勢だったりもするので。城水と同様、彼の出れてないときの振る舞いっていうところも含めて、ゲームに出るチャンスが回ってきてると思うんで、あとはちゃんと自分の中で整理されて、シュート1本が決まれば、もっと彼もそうやし、チームもグッといくかなと思う。
ー2-0から逃げ切れたことによるチームへの影響
相手のベンチもずっと言ってたと思うんですけど、俺らの方がやりたいことはちゃんとやってるみたいな。あとは狙い通りにプレーできるかどうかみたいな、相手の方が自分たちのサッカーはできてた。僕らでいうと自分たちのサッカーはできてなかったと思うんですけど、今日の大枠のテーマとしては勝負に徹する姿勢っていうので、勝ち点3を取る、リーグでまだできてない連勝するっていうところを、今日のゲームでは言ってたので、内容よりもとにかく勝ち点3を積んで、中位でどっちつかずじゃなくて、しっかり上位陣のグループに入っていくっていうところが、今の段階ではすごく大事だなって中で、今日のゲームは4位、5位の勝った方がっていうところもあったと思うんですけど、1つ大きなシーズンにとってもターニングポイントになるかなと思います。だから決して自分たちのゲームではなかったかもしれないですけど、勝ち点3を取れたのは良かったかなと。今まで自分たちのゲームはできてるけど勝てないとか、勝ち点を落としてしまうっていうことがあったので、自分たちのゲームじゃなくても勝ち点3を取れたっていうのは、 今シーズンで言えば1つ大きなゲームだったんじゃないかなと思います。
ー過密な5月を振り返って
いやもう楽しい楽しい。やっぱりゲームが1番成長するし、チームも成長すると思うんで。いろんな選手が緊張感あるゲームに出番があるかないかのせめぎ合いが、毎週毎週、3日に1回ぐらいあるっていうのはもう楽しい。これぐらいたくさんゲームがあればいいなって思いますけど。チームにとってはすごくポジティブなことだと思います。
ー中2日での大体大戦へ向けて
リーグ戦中断前で、連勝っていうのは去年も経験して、連勝することで順位ってかなり上がっていくことも経験してる。勝利に徹する姿勢を見せながら、良い守備から攻撃に繋げるっていうところのテーマを持ちながら、リーグ戦、その後の関西選手権まで見据えたときに、ずっとこの5試合ぐらい守備から攻撃っていうところは徹底して言ってる部分もあるので、関西選手権に入っていけるように、勝ちたいと思います。
【取材:細井雅貴】
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