【男子ラクロス部】
2024年度関西学生ラクロス交流戦 vs大阪公立大 @鶴見緑地球戯場
6月1日(土)
2024年度関西学生ラクロス交流戦 vs大阪公立大 @鶴見緑地球戯場
6月1日(土)

【試合結果】
京産大 5-4 追手門学院大 win!!
1Q 0-2
2Q 2-2
3Q 4-3
4Q 5-4
【得点者】
2Q 川西虹輝(営4)
陶山貫汰(営4)
3Q 小寺洋平(国3)×2
4Q 陶山貫汰

【試合内容】
交流戦を締めくくる2戦目の相手は、大阪公立大。青木大知(営4)のFOから試合が始まった。中々決着がつかない激闘を制したのは青木だった。京産大のオフェンスからスタートしたものの、徐々に相手ペースになり1Qで2得点を許す。

0-2と大きく点差をつけられた京産大だったが、諦めはしなかった。2Q開始時にエキストラが残り約15秒あったためここで巻き返しを謀る。このチャンスに川西虹輝が得点し、1-2と1点差まで迫ると続いて陶山貫汰も得点し同点になる。

3Qではパスミスから得点され、再度リードされるも3年次小寺洋平による2得点の活躍で、4-3と逆転する。このまま勝利かと思われたが4Qを2分残したところで得点を許し、再び同点に。

しかしそれから10秒足らずで、陶山貫汰が得点し5-4と京産大の勝利が目前に迫る。残された時間を守り切り、0-2からの大逆転で京産大がこの試合を制した。

主将川西は「全員で共通の認識を持てたことが勝利に繋がった」と語る。今季リーグ戦から2部に昇格する彼ら。7年ぶりの1部昇格を目指し強敵と一戦を交える。
【インタビュー】

阿部友哉選手
-今日の試合を振り返って
しんどかったです。
-接戦だったがそのときの心境は
入りが悪くて自分のミスも絡んでリードされたのでなんとか追いついて、追い抜かしてみたいな感じだったので最初は自分が我慢して頑張らないといけないと思っていました。
-相手に得点されたらすぐに返す場面が多くみられたが
DFは守るだけじゃなくて、ガンガンハーフ越えてオフェンスに絡む、得点に絡むプレーをするっていうのをずっと目標にあげていて、そういった意味では自分が得点しに行くっていう気持ちは大事ですね。僕も一回ハーフ上がったことあったんですけど、そういうロングから点に走っていこうっていう意識がオフェンスに繋がって得点に絡んだんじゃないかと思います。
-2Qのハーフ上がっていたときの心境
これ決めたらヒーローやなと思っていました。決めることはできなかったけど、最近で一番いいパスカットができたなと思って、自分輝いてるなって調子に乗ってました。
-今日一番の活躍ポイントは
相手の4番がキーマンだったんですけど、3Qで崇(岸田崇=国4)がずっとついてくれていたんですよ。崇が疲れて出ていないときに僕がついていて、頭で1失点はしてしまったんですけど、なんとか抜かれずに堪え切れたのはよかったかなと思います。声を頑張って出したっていうのもありますね。
-DF全体での評価は
入りが悪かったので、全体としても決していいものではなかったんですけど、そこから崩れずに粘り続けたって言ったら後半はよく頑張れたかなと思います。頭を修正できたらもっといいチームになると思います。
-後半から入ってきた選手たちについて
いろいろミスしたら上から言われるし、4回生がずっと出ている中で急に3回生が入ったら見劣りする部分もあるだろうし、ミスしてしまうのも仕方ないしんどい立場だと思います。出てもらわないと人も足りないし、頑張ってくれていると思うのでプレッシャーに負けずやってもらいたいし、今日は本当に助けられたなと思っています。
-今日のMVP
都合田晴介(済4)にしておきます。3Qのライド、ハーフ手前でずっと走っている姿みてみんな頑張ろうってなったと思うし、ああやって泥臭く頑張っている姿みたらやっぱり自分も鼓舞されるし、その頑張りに答えてあげないとって思います。自分は今日その姿みて頑張れたので、あの頑張りがあったからこその勝利だなと思います。
-2Q開始直後の得点について
あれは正直言って、相手が油断していたところに川西(川西虹輝)がいいショットを打ってくれたので、ディフェンスが何かしたっていうよりはオフェンスに助けられただけだと思います。
-FOが勝つことの重要度
他のチームスポーツと違って、ラクロスはどっちが点を取ってももう一回FOからスタートするので、そこでまた得点したら自分ボールでの繰り返しなので、フェイスが強いチームがずっとボールを持てるスポーツです。なかず(青木大知)も勝てなくて苦しんだ時期があったと思うんですけど、最近は2部相手でも勝てるから本当に頼りになります。
-リーグ戦へ向けての意気込み
全勝で1部に上がる。1試合4失点に抑えるっていうのをディフェンスは目標に掲げているのでそこは絶対っていうのと、僕自身ずっとオフェンスに絡んで点を取るのが夢で、今年はまだできていないのでハーフから上がって得点するのとリーグの優秀選手、ベスト10に誰もが納得する形で選ばれたいと思います。

横井陸人選手
-今日の試合を振り返って
リーグ戦で当たる相手だったので、勝ててよかったです。
-今日のコンディションは
コンディションはよかったです。活躍は50点くらい。1回生以来の試合だったので、相手が今どういう状況かわからなかったんですけど、それなりにボールに寄れたかなと思っています。
-接戦だったがそのときの心境は
ずっとピリピリしていて、緊張していました。
-1Qで2点差をつけられたがベンチの様子は
「いけるぞいけるぞ」っていう感じで、攻撃時間も長かったのでいけるんじゃないかなと思っていました。
-FOが勝つということはどういうことか
負けたらディフェンスになるし、勝ったらオフェンスで得点のチャンスなのでFOが勝つイコール点が入るだと思います。
-今日のMVPは
そうですね。決勝点を決めてくれたエビマヨ大先生(陶山貫汰)だと思います。
-自身と同じポジションのMFで一番活躍した選手は
復帰戦だった川西くん(川西虹輝)がキャプテンとしての威厳をみせてくれたと思います。
-リーグ戦へ向けての意気込み
僕はディフェンスミディなんですけど、ブレイクでオフェンスでも点を取れるように守りたいと思います!

川西虹輝選手
―今日の試合を振り返って
リーグ戦で当たる相手かつ、ずっと2部リーグでプレーしていて、更に昨年度は1部との入れ替え戦に進んでいる強豪チームにしっかり勝つことができたのはよかったのかなと捉えています。
―復帰戦とのことだが、コンディションは
コロナでちょっと部活動に参加できなくて、家でもできることや壁打ち等をやっていたっていうのが、今日の得点にも繋がったのかなと思います。
―1Qで2点差をつけられたときの雰囲気
まず2点取られてしまったというところで、ヤバいなと下がり気味ではあったんですけど、まだ1Qなんで残り3Qあるぞって前向きに考えようという話はしていました。その中で2Q始まってすぐに1点返すことができたっていうのでチームとして乗っていけたのかなと思います。
―得点時の心境は
1Q終わった後に少し押され気味で、相手のDFの動き方をみんなで喋っていたときに僕でチャンスあるんじゃないかと思って、エキストラも残り10秒しかなかったところでタイミングを狙っていたのでイメージ通りいって嬉しかったです。
―0-2からの逆転勝利の要因は
1点差に追いついたところでまだまだいけるぞという風になったんですよ。うちのチームの強みっていうのが点を取れば盛り上がっていくところで、1点取ってもう1点まずは同点からっていう共通の認識をチーム全体で持てていたのがよかったのかなと思っています。
―4Qで同点に迫られたときの様子は
一旦は逆転していたのでまだいけるぞっていう感じで同点に追いつかれはしたけどまだ僕たちのほうがやれるぞっていう気持ちをみんなが持っていたと思うので、焦ることなくできたんじゃないかな。
―その後すぐに得点したが
やっぱり同点で終わるのと勝って終わるのとではまたリーグ戦で迎え撃つ相手として全然違うので、何とかして勝ち切れたっていうところでほっとしたのと嬉しかったなっていう感じです。
―交流戦2戦ともに勝利したが
昨年度3部リーグに所属していたんですけど、2部に昇格してランクが上がった状態でリーグ戦で当たる相手に2連勝っていうのは、残り2か月切っているんですけど、非常にいいスタートを切れたんじゃないかなと思います。
―前半後半でメンバーが変わったが
今のメンバーだけでは体力的にも精神的にもきついので、リーグ戦を戦うには彼らの力は必要不可欠です。彼らがいかにチームを底上げしてくれるのかを今後も楽しみにしていますし、今日の試合通してよかったんじゃないかなと思います。
―FOが勝つことの重要度は
FOが勝つことによって初手のオフェンスができるっていうのが非常に大きい点で、ラクロスはオフェンスをしている限りは絶対に点を取られないので、そういった意味では非常に大きかったと思います。
―ミスから得点を許した場面があるが今後は
2か月練習あるので、ああいったプレッシャーかけてくる場面にも対応できるようにしっかり練習していきたいです。
―今日の総合評価
80点くらいですね。しっかり勝ち切れたっていうところでこの評価点です。残りの20点は今日、4点壁をギリギリ超えた5点だったんですけど、まだまだ6点7点8点と重ねていきたいし、攻められるキャッチミスやパスミスがあったのでオフェンスとして修正していきたいですし、ディフェンスもパスミス等あったと思うので、そういったところをまだまだ詰めていけるので期待しています。
―今日のMVPは
今日のMVPはやっぱり小寺くんかなと思います。今日唯一2点取ってくれたんですけど、決めきることは非常に大事かなと思っていて、チャンスがあっても決められないと点数にならないのでそこで決めてくれたっていうのはよかったのかなと思っています。
―ミディの選手たちはどうだったか
いつもやりたいことを共有してからオフェンスしているんですけど、今日もそういったところはできていました。途中僕がシャットっていう相手にがっつり付かれる場面があってやりたいことができない状態だったので、リーグ戦ではそういった場面も想定してどうしたらいいのか対策しながらやっていけたらいいなと思います。
-リーグ戦で再度当たる相手だが
今日勝てたっていうのは本当に大きいんですけど、1点差ですし、まだリーグ戦一発勝負でどうなるかっていうのは分からないので、出ているメンバーが実力を上げていくっていうのはもちろんのこと、今回初めて1回生を連れての公式戦でまだまだ一体感が足りないなという様に感じたので全員で勝ちに向かっていく気持ちっていうものを残り2か月でもっともっと高めていけたらなと思います。
-1回生選手について
本当にラクロスに前向きに取り組んでくれているんですけど、欲を言えばもっとチームの一員としての認識を持ってほしいなと思います、今日も応援に来てくれたんですけど、ただ上手いなと思ってみているだけではなく、チームに属している以上は声援等で盛り上げるっていうことが必要かなと思います。今日の1Qみたいに点差ができてベンチの士気が下がり気味になっても、応援してくれているスタンドをみれば苦しい時であっても踏ん張れるので、そういったところでも期待したいなと思っています。
-新人戦サマーステージについて
本当に練習等、真面目取り組んでくれているので期待していますし、僕たち上回生も応援を頑張って、全力でバックアップしたいと思います。
【取材・撮影:荒脇知歩】
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