令和6年度西都六大学準硬式野球秋季リーグ
第11節 vs.京都橘大学
@伊丹スポーツセンター野球場(2024年10月16日)
第11節 vs.京都橘大学
@伊丹スポーツセンター野球場(2024年10月16日)
【試合結果】
京都産業大 7-0 京都橘大
京都橘000|000|0 = 0
京産大300|003|1X= 7
※規定により7回コールドゲーム
【出場選手】
1左 石丸 晟智(1年・龍谷大平安)
2三 世取山 悠太(3年・乙訓)
三 野田 峻平(2年・西尾)
3遊 児島 直希(3年・洛西)
4右 中西 健太(3年・狭山ヶ丘)
走 道籔 翔馬(2年・京都産大附)
5一 辻 舜也(2年・山城)
打 菊本 大生(3年・羽水)
6指 山崎 生翔(2年・岡山理大附)
走指 安武 佑真(2年・京都産大附)
打 岡治 尚希(1年・金光大阪)
7中 岩﨑 照英(3年・米子東)
打 福住 登真(1年・東山)
8捕 前原 隼人(3年・岡山理大附)★
打 大角 優心(1年・如水館)
9二 西岡 大祐(3年・天理)
二 垣本 大介(1年・若狭)
投 伊藤 蒼平(2年・葺合)
投 片井 勇輝(1年・京都産大附)
★…主将
【試合内容】
リーグ戦6連覇に向けて勝利を積み重ねる京産大。10月15日の時点で10試合を戦い9勝1敗。16日のダブルヘッダーで1勝でもすれば優勝が決定する状況まで来ていた。連戦の過密スケジュールを見越し、第1試合の京都橘大戦はベストメンバーで試合に臨んだ。
先発投手を務めた伊藤は、変則的な下手投げのフォームと丁寧にコースを突く投球術を武器に初回から京都橘大打線を翻弄。守備陣も再三好守が光り、5回を無四球無失点で切り抜ける。徐々に守りのリズムを整えていった京産大の攻撃陣も好調を示す活躍だった。1回から先頭打者・石丸の二塁打に始まり、児島・中西・岩﨑と次々に適時打が飛び出し、幸先よく3点を先制。終始流れを京都橘大に渡さなかった。
5回まで京都橘打線を自由にさせなかった伊藤
6回からはマウンドを伊藤から片井に譲る。前回登板(9月16日の大産大戦)では自身の四球をから失点する苦いものとなったが、それをきっちり修正したか2投球回で打者6人、走者すらも出さない完璧な投球で膠着していた試合展開から京産大へ主導権を引き寄せた。そして裏の攻撃で、山崎が相手選手の落球で出塁し、一死一塁から前原、さらに石丸・世取山とこの回も3本の適時打を集めて3点を追加。1点を取れば勝利およびリーグ優勝が決まる7回裏、無死一・二塁として岡治・福住・大角と1年次生による代打攻勢を展開。結果的には二死二・三塁で打席に入った大角が遊撃手前の弱いゴロで一塁まで全力疾走。ヘッドスライディングで内野安打を勝ち取り、サヨナラ勝利。6期連続90回目のリーグ優勝を決めた。先輩たちが築いてきた連覇の記録を前原世代が繋いだ瞬間だった。
主将・前原は「とりあえずホッとしている」。サヨナラ打を放った大角は「内容関係なく優勝が決まったので嬉しい」。試合後に選手たちは6連覇の喜びをかみしめていた。8月の全日本選手権敗退後に語っていた「全勝優勝」(前原)実現とはならなかったが、「この1敗があったからこそ関西で勝てたといえるように」(児島)と前を向く。関西選手権優勝という大きな目標を前に、残りの1試合(大産大戦)における3年次生全員で戦う準備を整え、グラウンドへと向かっていく。
【試合後のインタビュー】
前原 隼人 主将 ~プレーと采配を両立し、チームをリーグ6連覇に導く~

○コールドで優勝を決めた
「とりあえずホッとしています。」
○投手陣も打線も好調だった
「最後の優勝決定戦で良い試合ができたので、すごく良かったと思います。」
○7回は代打攻勢で1点を勝ち取る
「普段出ていない選手の代打攻勢ということでチャンスを与えたいですし、大事な場面で1本を打つということがこの先必要になってくると思うのでいい経験になったかなと思います。」
○守備でもミスなく流れを保つ
「失策がなくて守りの時間も少なく、攻撃のリズムに持っていけたのでこの点に関しては良かったかなと思います。」
○ここまでのリーグ戦を振り返って
「全勝優勝という目標には届かなかったんですけど、その1敗を1ヶ月で埋め直して、西都リーグで戦った反省を活かして関西大会でも頑張っていきたいと思います。」
○関西選抜や西日本選抜に選出 その大会に向けて
「関西選抜では主将にも選んでいただいたので、関西代表として(チームを)まとめ上げて1位を獲れるように、そして甲子園球場で野球でやらせていただけるので、ここまで支えてくださった両親や野球関係者の皆様にも思いを込めて、楽しく全力プレーをしたいと思います。」
○2試合目(vs.大産大)に向けての意気込み
「(順位に直結しない)消化試合ということで今までなかなか出られなかった3年次生の選手たちも含めて全員で楽しんでやろうということです。」
児島 直希 選手 ~先制打などで勢いつける 走攻守すべてにおいてチームの要~

○コールドでリーグ6連覇を達成
「素直に自分たちの代でリーグ優勝できたのが嬉しい気持ちと、まだまだ詰めていかないといけないとこのリーグ戦を通して実感できました。」
○先制打に二塁打とマルチ 打率も4割超えと好調の要因は
「あまり深く考えすぎないところと、自分の結果に一喜一憂せずにチームが勝つことを考えて目の前の打席に立った結果がこのようにつながったのだと思います。」
○守備でも安定感を見せる 意識していることは
「技術的なことで言うと足を動かすということと、内野手で自分が引っ張っていかないといけないと思っているので、まずはプレーで引っ張っていけるようにしてきているという感じです。」
○ここまでのリーグ戦を総括すると
「良い勝ち方ができているときもあれば、勝った中で課題のある試合もあったんですけど、1敗というのを僕は良い意味で捉えていて、勝っているだけではチームも緩んできたりすると思うので、1敗したところからチームで考えて練習できていて、この1敗があったからこそ関西で勝てたと言えるようなこれからの期間にしていきたいと思います。」
○甲子園大会、9ブロック決定戦の代表選出
「それを目指して、去年9ブロック決定戦に行けなかった悔しさをずっと持ってきたこともあったのでそれが報われた気持ちと、これから京産を代表していかないといけないと思うので、京産の中でもそういう姿勢を見せていかないといけないと思いますし、チームに合流した際には自分のプレーで活躍して関西選抜・西日本チームの優勝に貢献していきたいと思います。」
○残りの大産大戦に向けて
「この試合は結果がどうこうではなくて、3年次生全員で楽しめるように頑張っていきたいと思います。」
大角 優心 選手 ~サヨナラの場面の重圧をはねのけ、内野安打で優勝を決めた~

○6期連続の優勝を決めた
「まだ自分もあまり1年次生の中でもチャンスが無くて打席も少ない中で、あの1打席で内容はあまり良くなかったですけど、とりあえず優勝を決められて良かったです。」
○内野安打を勝ち取った瞬間は
「内容関係なくとりあえず優勝が決まったので、みんなもそのセーフになったときのワーッという顔が見られて嬉しかったです。」
○代打での出場、二死二・三塁という場面
「そのときは自分が決めるしかないなと思って打席に立ちました。」
○リーグ戦を総括してみて
「圧倒的な勝利もあったし、接戦や厳しい試合も何回かあったので、その中で1敗はしたんですけど勝ちきって優勝したというのは、チーム全員で頑張れた結果かなと思います。」
○今季に入って1年次生の成長も目覚ましい
「前原さんが次やその次の代に向けても考えてくれていると思うので、自分たちも先輩たちの力になれるように、これから関西大会も始まりますが、チームの力になれたらと思います。」
○大産大戦は3年次生が主に試合を回すそうだが
「引退する3年次生もここから試合に出るので、3年次生には頑張って欲しいです。」
【試合詳細はこちらから】
https://baseball.omyutech.com
【取材・撮影:亀本皐介】













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