第33回関西地区大学6リーグ対抗戦
vs.京阪神選抜
2024.11.17(土)
@大阪市南港中央野球場
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【試合結果】
京阪神000|210|22= 7
西都 000|000|00= 
※8回コールドで試合終了

【出場選手】
1中   秋元 皓太朗(3年・摂南大)
2捕   山川 卓真(3年・桃山学院大)
 捕   多田 和真(2年・京都橘大)
3三   新具 慶大(3年・摂南大)
4一   辻 舜也(2年・山城)
5指   平山 大生(2年・桃山学院大)
6遊   世取山 悠太(3年・乙訓)
7左   山崎 生翔(2年・岡山理大附)

8右   石野 哲志(2年・大手前大)
 打   大倉 海世(3年・桃山学院大)
9二   佐々木 暉拓(2年・奈良教育大)

 投   小野 翔大(2年・京都橘大)
 投   佐々木 優磨(1年・大手前大)
 投   永田 啓祐(4年・大阪産業大)
 投   中野 温喜(4年・大阪産業大)

【試合内容】
 秋季関西大会を準優勝という結果で終えた京産大。ここからチームは、オフシーズンに入っている。しかし、個人としては東西対抗日本一決定戦や全日本大学9ブロック対抗準硬式野球大会など各大会の代表チームに選抜され、それぞれ活躍している。この六リーグ対抗戦もその一つだ。普段は敵として戦っている西都六大学リーグに所属する他大学の選手たち。彼らと同じユニフォームに身を包み、西都リーグの選抜チームとして他の関西のリーグの選抜チームと対戦する。京産大からは、世取山 悠太(3年・乙訓)、菊本 大生(3年・羽水)、児島 直希(3年・洛西)、升田 陽大(3年・愛知)、辻 舜也(2年・山城)、山崎 生翔(2年・岡山理大附)の6名が選ばれた。
 ここまで2敗とまだ、白星で飾った試合がない西都選抜チーム。3戦目の相手は、京阪神リーグの選抜チームだった。              
 試合は、西都選抜が後攻で始まった。初回、小野(京橘大)が三者凡退に抑える好スタートを切る。走者を得点圏に背負う場面もあったが、三塁を踏ませない投球。しかし、4回、四球でためた走者を失策や犠飛も重なり、かえしてしまう。続く5回にも二死満塁から京阪神選抜の4番打者に左安打を浴び、3ー0。追いかける展開となる。
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◆スターティングメンバー

 一方で攻撃陣。初回から早速好機を作る。2番・山川(桃山学院大)が中安打で出塁すると、3番打者も四球で続き、一死1、2塁。この場面で4番・辻に打席がまわる。しかし、良い当たりもセカンドライナーとなり、飛び出した2塁走者もアウトで得点にはつながらなかった。
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◆4番打者としてスタメン出場した辻

 2回には、一死から世取山が内野安打で出塁。二死1、2塁とまたも、走者を得点圏に置くものの、9番・佐々木(大手前大)がピッチャーゴロに倒れ、中々先制の好機をつかむことができない。その後は、7回まで両者共に三者凡退で終わる攻撃が続く。
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◆レフトゴロを処理する山崎

 7回から西都選抜は、3人目の投手永田(大産大)をマウンドに送る。先頭打者にヒットを浴びると、失策が絡みさらに2失点。5点ビハインドで後半戦に挑む。
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◆ショートを守り、2塁のベースカバーに入る世取山
 
 7回には先頭の辻がこの試合、初めてのヒットで出塁するも後続が続かず。8回にも1点を失った西都選抜は7-0で8回コールド負けとなった。「無勝伝説を作るのはあまりよろしくないので、なんとか後二試合で一勝したい」という声も出ている中、普段とは異なるポジションに就いたり、他大学の選手と話をしたりと普段とは違う環境での試合を各々楽しんでいる様子だった。
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◆ベンチの様子


【試合後のインタビュー】
世取山 悠太 選手
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○ここまで普段と異なるポジションを経験、何か新しい発見、得たものは
→「普段しないポジションなので、緊張しながらも楽しませてもらっています。」
〇いつもと違う環境での試合、他大学の選手と何を話したか               
→「ベンチ楽しくふざけたり、試合の話とかこういう時しか話せないので色々話をしています。」
〇情報共有などは
→「春まで部活を続けるのかだったり、普段どんな感じで練習をしてるのかなどを話しました。」
〇自身が注目している選手はいる?
→「大阪産業大学の高橋さんです。」
〇現在西都六大学選抜は3連敗中だが、今後に向けて
→「まだ、勝っていないので、とにかく勝てるようにチームの力になれるように頑張りたいです。」

辻 舜也 選手
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〇いつもと違う環境での試合、他大学の選手と何を話したか               
→「地元が京都の人や関西圏の人は、高校や少年野球のチーム関連で繋がっている人も多いので、話も盛り上がってます。あと、使ってる道具の話とかをしてます。」
〇雨が降った後だったが、ファーストでの守備に何か不備は
→「試合をするときは結構、雨は乾いていたので、イレギュラーの心配もなく守りやすかったです。」
〇京滋選抜戦も4番として、今日の打席を振り返って
→「この前は、力んでしまって空回りしていたので、今日は落ち着いて、とにかくチームが勝てるように打順をまわそうと考えていました。今日は、打席の内容はどれも悪くなかったです。最後一本打つことができたんですけど、全然打線が繋がらなかったので、今後もっと頑張りたいです。」
〇自身が注目している選手はいる?
→「同じチームの大手前大学の一回生の佐々木投手。今日も途中から投げていて、かわいいがっています。頑張って欲しいと思っています。」
〇現在西都六大学選抜は3連敗中だが、今後の戦いに向けて
→「とにかく一勝できるように自分がそこの歯車を回せるように活躍をしたいです。とにかく一勝に向けて残りの試合を頑張っていきたいです。」

山崎 生翔 選手
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〇普段と異なるポジションを経験、何か新しい発見、得たものはあるか
→「元々入部したときは、外野だったんですけど、今日久々に守ってみてブランクがあるにしてはしっかり守れたと思います。自分の中では、思ったよりは守れました。」
〇外野を守ることに加え、雨が降った後だったが、外野の守備で何か工夫したことは
→「ボールが滑りやすかったので、普段は二本指で投げてるんですけど、今日は三本指で投げました。」
〇いつもと違う環境での試合、他大学の選手と何を話したか               →「普段は敵として戦っているので、普段聞けないことを色々聞いています。先輩方もいるので、その方たちからもどんな練習をしているのかだったり、試合前にどんな気持ちで臨んでいるのかなどを聞いて勉強になりますし、とても新鮮な話を聞けています。」
〇自身が注目している選手はいる?
→「桃山学院大学の安田くん。同級生なんですけど、一回生の秋くらいからリーグ戦にも出てるので、注目してみています。」
〇現在西都六大学選抜は3連敗中で無勝だが、今後の戦いに向けて
→「勝たないとやっぱり面白くない。無勝伝説を作るのはあまりよろしくないので、なんとか後二試合で一勝したいです。自分も中々結果が出ていないので、プレーでも声でも何でも貢献できればなと思っています。勝ちたいです!」
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【今後の試合予定】

12月7日(土)14:00~ VS. 関西医歯薬選抜 @ベイコム野球場

【現在の戦績】
〈西都六大学選抜〉
11月9日  VS. 京滋六  1-4
11月10日 VS. 阪神六  5-6
11月16日 VS. 京阪神六 0-7
11月17日 VS. 近畿六  2-3

阪神六大学選抜 3勝1敗(勝点9)
近畿六大学選抜 3勝1敗(勝点9)
関西医歯薬選抜 2勝1敗1引き分け(勝点6)
京滋六大学選抜 2勝1敗1引き分け(勝点6)
京阪神大学選抜 1勝3敗(勝点3)
西都六大学選抜 0勝4敗(勝点0)

【取材・撮影:村上暁】