~JUNKO甲子園大会~
第3回全日本大学東西対抗日本一決定戦
@阪神甲子園球場(2024年11月21日)


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【試合結果】
西日本000|000|000 = 0
東日本100|000|20X = 3

【出場選手】
★西日本選抜チーム
1三遊 ⑩伊藤 元翔(4年・大阪経済大)
 打  ③樋渡 康平(3年・久留米大)
2二  ⑲篠原 一球(4年・同志社大)
3遊  ④久保 公佑(4年・西南学院大)
 打三 ⑥児島 直希(3年・京都産業大)
4一  ⑮波多野 悠大(4年・甲南大)
5右  ⑦山口 紘輝(3年・福岡大)
6中  ⑧山﨑 健太(3年・大阪経済大)
 中  ⑳髙橋 佳樹(3年・新潟大医学部)
7左  ⑤松尾 知弥(4年・大阪教育大)
 左  ㉞佐竹 俊哉(2年・関西大)
8指  ⑨中村 栄太(3年・福岡大)
 打指 ①勝股 優太(2年・甲南大)
9捕  ㉒宮川 夢亜(3年・甲南大)
 捕  ②宮本 尚輝(3年・鳥取大医学部)
 捕  ㊲前原 隼人(3年・京都産業大)

 投  ⑰前村 健斗(4年・甲南大)
 投  ㉑飯倉 和也(4年・金沢星稜大)
 投  ⑱伊藤 敏生(3年・金沢大)
 投  ㊼原田 拓海(4年・福岡大)
 投  ㊻宮本 優志(5年・徳島大医学部)
 投  ⑪井上 恭宏(3年・岡山大)
 投  ㊿谷口 源(3年・九州大)
 投  ㊴松下 晃大(4年・香川大)
 投  ⑯北原 敦嗣(3年・久留米大)

★東日本選抜チーム
1二  ⑦山口 瑶介(2年・日本大)
 二  ④菊池 開斗(3年・法政大)
2三  ㉒三ツ田 康朔(3年・国士舘大)
 三  ⑩久保嶋 真也(4年・早稲田大)
3遊  ⑫佐藤 一聖(3年・神奈川大)
 遊  ⑥米倉 希胤(3年・東北学院大)
4指  ⑰佐藤 龍人(4年・日本福祉大)
 打指 ㉓間 亮太(3年・東京農業大)
5一  ㊷後藤 天満(2年・札幌大)
 一  ③廣田 幸之助(4年・愛知大)
6左中 ㉔藤原 葵生(3年・札幌大)
 左  ⑧竹内 祐太(4年・関東学院大)
7捕  ㊴小原 捷平(3年・法政大)
 捕  ②佐藤 遼平(4年・慶應義塾大)
8中左 ⑨定直 廣明(3年・東洋大)
 中右 ⑤山内 海聖(1年・東北学院大)
9右  ㉜西脇 空也(4年・都留文科大)
 右中 ①森 桃麻(4年・山形大医学部)

 投  ⑪西村 祐人(4年・中京大)
 投  ㉑中川 雄偉(3年・青山学院大)
 投  ⑯下谷地 璃樹(3年・北海道教育大釧路)
 投  ㉕崎坂 俊介(2年・創価大)
 投  ⑳石川 将汰(3年・名城大)
 投  ⑲田中 瑞希(3年・慶應義塾大)
 投  ⑱松下 未来(4年・名古屋商科大)

【試合内容】
 ”叶えたい夢を準硬で”。そのスローガンのもと、今年1年で数多くの名勝負が繰り広げられた準硬式野球界。晩秋にさしかかる今回は、野球人の聖地・阪神甲子園球場を舞台に東西対抗日本一決定戦が開催された。今大会は聖地・甲子園での開催を動機に準硬式野球の知名度向上や、大会運営や社会人との交流などを通じて人間力を育成する狙いを持っており、全国から46大学・74名の東西選手団が集結した。
 試合は雲一つもない快晴のもとで行われた。この試合では登録されている総勢50名の選手全員が出場し、聖地の空気を思う存分に味わった。様々な投手をリレー形式で繋いでいく今試合では投手戦が予想されたが、序盤から試合展開は動きを見せる。東日本選抜は西村(中京大)、西日本選抜は前村(甲南大)がそれぞれ先発。1回裏、東日本選抜は前村から2個を四球を奪うと、4番に座る佐藤龍(日福大)の二塁打で先制。1点先取に一塁ベンチが大きく沸いた。わずかながら援護点をもらった西村は2回を無失点投球。その後は下谷地(北海道教育大釧路)、崎坂(創価大)、石川(名城大)、田中(慶大)とリレーを繋ぐ。一方で前村も2回は立ち直り、飯倉(金沢星稜大)、伊藤敏(金沢大)、原田(福岡大)、宮本優(徳島大医)、井上(岡山大)と無失点リレーを展開。

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▲児島

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▲前原

 お互いに走者を出しながらも追加点を奪えない中、7回裏に東日本選抜が追撃。途中出場の菊池(法大)、主将の久保嶋(早大)の連続適時打で2点を奪い、リードを広げた。西日本選抜は、主将の伊藤元(大経大)、波多野(甲南大)、中村(福岡大)が複数安打を記録し、東日本選抜に対して反撃の糸口をつかみかけていたが、決定打に欠け無得点に終わった。結果的に3-0で東日本選抜が2年連続で勝利を飾った。

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▲西日本選抜による撮影(児島は下中央あたり、前原は右奥あたり)

 京産大から選出された前原隼人(営3)、児島直希(現3)はいずれも7回から試合に出場。前原は捕手として守備からこの舞台に立ち、四球を1個選んだ。児島は7回表の二死二・三塁という好機で代打で登場。凡退に終わったが、その後の守備から三塁手に就いた。前原、児島ともに高校時代は甲子園出場経験なし。普段経験できることのない今回の試合を振り返って、「野球の聖地なのですごく広くて感激した」(前原)、「甲子園を目指してやってきたのでそれが報われた」(児島)と喜びをかみしめていた。試合終了後には記念撮影も実施。準硬式野球の知名度向上、選手たちの交流というどちらをとっても非常に有意義な大会となった。

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▲京産大2名による撮影(左から前原、児島)

※前原は岡山理大附属高、児島は洛西高(京都)卒。

★試合後のインタビューは「9ブロック対抗戦決勝」の記事で掲載しております。★

【取材・撮影:亀本皐介、村上暁】