【男子ラクロス部】
渡辺パイプpresents 第34回関西学生ラクロスリーグ1部2部入れ替え戦
vs大阪経済大学 @鶴見緑地スタジアム 11月3日(日)
渡辺パイプpresents 第34回関西学生ラクロスリーグ1部2部入れ替え戦
vs大阪経済大学 @鶴見緑地スタジアム 11月3日(日)
【試合結果】
京産大 1-5 大経大 lose...
1Q 0-1
2Q 0-2
3Q 1-3
4Q 1-5
【得点者】
3Q 柴崎想楽(営4)
【試合内容】
待ちわびた1部リーグ昇格が目の前に迫る入れ替え戦の舞台。立ちはだかるは過去に入れ替え戦で敗れた因縁の相手、大阪経済大学。
試合開始のフェイスオフに勝利し、京産大のオフェンスからスタート。ショット本数を着実に重ねていく。その後ディフェンスが続き相手に先制点を許す。その後も積極的にショットを打つ京産大。両者ジャッカルを仕掛けた後、大経大がタイムアウトを申請。するとDFリーダーの岸田崇(国4)からDFメンバーへ「ゆっくりやろう」という声がかかる。
ディフェンスからスタートした2Qは両チームへフラッグが飛び交うクォーターとなった。残り時間9分で相手に追加点を許し2点差を追いかける苦しい展開が続く中、タイムアウトを申請。タイムアウトが明けると川西虹輝(営4)、小田泰輝(現4)をはじめとしたオフェンス陣が立て続けにショットを放つ。惜しくも得点には繋がらなかったものの、攻めの姿勢をみせた。
3Qは序盤に3点目を決められ0-3となるも、柴崎の得点により下がりつつあった士気が復活。DF山田悠心(法4)のライドでオフェンスへ移ると京産大のオフェンス時間となる。残り時間1分半で開主悠大(外3)がショット。惜しくもゴーリーセーブとなる。
3Qから継続して始まった4Qは9秒のマンダウンでスタート。前半はオフェンスが続くが、その後ディフェンスへ移ると相手がショットを打つも枠外。その後京産大のタイムアウトが明けるとオフェンスとディフェンスを行き来する。その間に2得点され、1-5。相手ゴーリーが長距離パスを出したが、山田がハーフ付近でキャッチ。更に鈴木啓介(営4)がゴーリーながらショットを試みる。惜しくもセーブされるも会場を沸かせた。
最後は相手フラッグにより相手が2人少ない状態の2マンダウンで試合が終了。
目標とした1部昇格は叶わなかったものの、応援に駆け付けた人々を大いに盛り上げた京産大。4年次生は引退となり山本龍央新主将の下、新体制チームが始動する。
【インタビュー】
川西虹輝主将
―今日の試合を振り返って
7年ぶりの1部昇格がかかった入れ替え戦ということで、勝ちたいという思いは非常にあって、準備もしてきましたが相手が格上だったなというのが素直な感想です。でもやりきれたというところも多々あるので悔いはないです。
―この4年間を振り返って思うことは
僕が入学した年に3部リーグに降格して、翌年入れ替え戦に出て今日と同じ大経にサドンデスまで行って負けてしまい、3部残留。昨年は3部首位で自動昇格という形で2部に上がってきたので、新顔としてこの2部リーグで戦ってきました。光栄なことに2位という好成績を収めることができてチームとしての手ごたえを感じていました。そんな中での入れ替え戦で、本当に勝ちたいという思いは相手以上に持っていました。でもスポーツなので勝ち負けはついてしまうし、相手も負けたくない気持ちは強かったと思います。
また、今日の観客席を見ていただいたらわかると思うんですけど、OB・OGの方たちや部員の家族など、応援に駆けつけてくれた関係者の方々は京産が圧勝していたと思います。3部リーグに落ちてしまったとき、チーム理念を作成してこういったチーム作りに力を入れ、大切にしてきたので、そういった部分が今日成果として表れていたことに嬉しさを感じました。
―チームを託す後輩へメッセージ
勝ち負けで言えば、絶対に来年度1部リーグに昇格してほしいですが、ミーティングでも言ったように関係者を最も大事にしてほしいということを伝えたいです。
3部に落ちてしまったとき、どんなチームでありたいかと考えたときに“みんなから応援されるチームでありたい”という意見が多かったです。そこでSNSでの情報発信や関係者との繋がりを持つきっかけを増やしてきました。そういった成果として今日、多くの人が応援してくれました。これからもそれらを大切にしてもらいたいですし、京産大男子ラクロス部の魅力であり、よさであってほしいと思います。
―応援してくれる関係者へメッセージ
本日は夜遅くまで応援してくれたこと、本当に感謝します。まず、結果として勝利して終われなかったことを申し訳なく思います。ただ、チームを率いる主将として関係者の皆様を大切にすること、道具の取り扱いや挨拶などの当たり前のことを当たり前にやるということが最後までできたのはよかったところだと思います。強さも含めそういった部分にも引き続き注目していただければと思います。今後ともよろしくお願いします。
―同期について
4回生は本当に個性が強くて、人それぞれいいところも悪いところもあります。メンバーと対話を通してチーム内での発信としてプラスの声掛けをしていこうとコミュニケーションを取りました。同期たちはやろう!となったらとことんやってくれるメンバーばかりなので多少の苦戦はしましたが、最後まで僕についてきてくれて感謝しています。
―4年間のラクロス人生を一言で表すなら
“感謝”です。まずはラクロスを通じて出会えた人たち、ヘッドコーチやコーチ、アスレチック(体育会本部編集局)の方や多くの関係者、僕も知らなかったたくさんの人との出会いがありました。そこで新たな考え方など多くのことを学んだので感謝したい思いがあります。それからラクロスをできる環境にも感謝しています。当たり前のように二軒茶屋で練習して試合に出て、今日はこの入れ替え戦の舞台を迎えることができました。こういった環境を作ってサポートしてくれる学校やラクロスの運営のおかげで今があると思います。様々なことを通して自分の成長やチームの成長があったので、感謝しています。ありがとうございました。
山本龍央選手
―今日の試合を振り返って
絶対に勝たないといけない試合だったんですけど、4回生中心のチームでリーグ戦2回目のスタメン出場でした。ここで思うような結果を出せなかったというのが自分の責任を感じてしまって悔しいです。
―今日で4年次生が引退となるが
寂しい反面、今日の試合がやってやるぞっていう気持ちの変化に繋がったので、4回生にはまだまだ練習に参加してもらって、吸収できる部分は吸収して新しいチームを作っていけたらなと思います。
―新たにどのようなチームを形成していきたいか
僕が知っている主将たちから川西さんまで繋いできたいい伝統を引き継ぎつつ、新しい何か革新的なものも導入して、おもしろく強いチームで、プラス当たり前に周りから愛されるチームを作りたいです。
―応援に来てくれた方々へメッセージ
来年も必ず入れ替え戦まで上がるので、応援よろしくお願いします!
―4年次生へメッセージ
3年間一緒にラクロスをやってきて怒られたこともいっぱいありましたが、恩のほうが断然多いので、来年度の1部昇格という形で恩返しできたらなと思います。これからも応援よろしくお願いします。
【取材・撮影:荒脇 知歩】
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