第71回 秩父宮妃陽杯全日本バレーボール大学女子選手権大会ミキプルーンスーパーカレッジバレー2024
2024.11.26~2024.11.29
【試合結果】
1回戦(11/26)vs金沢学院大学
セットカウント 3−0(25-10,25-9,25-13)
2回戦(11/27)vs尚絅学院大学
セットカウント 3-0(25-23,25-18,25-17)
3回戦(11/28)vs中京大学
セットカウント 2-3(25-21,16-25,14-25,25-16,8-15)
今大会を持って4回生は引退となった。試合後、1年間チームを牽引し続けた3選手に話を伺った。やり切った笑顔で答えてくれる方、声を振るわせ涙ながらに語る方と様々だったが、3人とも後悔はないと口を揃えた。
Q今日の試合について
キャプテン高澤理子(現4・OH)
勝てる相手だっただけに、やっぱり悔しい結果にはなったけど、フルセットまで戦って良いプレーは確実にあった。自分はブロックが付かれてても、もうちょっと打ち切れたのかなって思うと、そういう部分で後悔が残った試合にはなりました。
副キャプテン大賀みるく(現4・L)
チーム全体のことで言うと、雰囲気が良かったし、全員の「勝ちたいな」って思ってくれてる気持ちがすごい伝わった。それが終わってから言える印象だったかなって。ゲームの中身では、やっぱりもうちょっと粘れたし、勝てる相手に負けてしまったのは、悔いはないけど、結果として残ってる。もっとできることがあった。けどそれは1年通して詰めてこなかった部分もあるし、練習したことが全てだったかなって感じました。
髙田帆花(営4・MB)
負けるとは思ってなかったから、2セット目やってみても、「全然勝てる相手やな」っていうのが、第一印象だった。それだけに2セット目・3セット目で自分らの力を出し切れずに試合が進んでしまったのは、すごい悔しいなって思う。でも、それ以降はすごい楽しんでできた。一緒に戦ってくれたメンバーや、ずっと応援に来てくれた親とかに「ありがとう」って思う気持ちで、今はいっぱいです。
Q4年間ふりかえってみて
高澤
1年生の頃から試合に出させてもらっていたので、チームの中では一番経験してきてるし、プレーの面では一番引っ張っていかないといけないとすごく自覚はしていました。負けた試合は「自分の責任」って感じることもすごいあったし、責任感が年々重くなっていった。でも、責任感を持つことでプレーも成長できていった部分もあった。学生主体でやるバレーも難しかったけど、自分たちがプレーする分、何が足りてなくて何ができてるとかも把握しないといけなかった。そう言う経験は、どこのチームよりもいい経験ができたと思っています。その経験を自分は次のステージで生かしていきたいなって思います。
大賀
この1年間、練習の内容だったりチームの意識の高さ、同じ気持ちでやるっていう部分に関してはこの1年が一番濃かったなって思った。この大学に来て、4年間この同期で同じ気持ちで理解してもらえるこの環境だったことが一番嬉しかった。同じ気持ちでやるからもっともっと意識上げてやれたし、それでもついてきてくれて言ったことを理解してくれる同期がいたからもっと勝ちたいと思えた。このチームで最後この同期でいい結果で終わりたいと思えてバレーができた。「悔いなく」って言うけど、結果を残すことで嬉しい気持ちも出るし、結果を残すっていうのが大事なこと。ベスト16だけどこの同期でやれたことが一番良かった。
髙田
4年間振り返ったら、しんどいことが多かったけど、そのたびに同期が話を聞いてくれて、一緒に怒ってくれたり一緒に泣いてくれたりしたこともあった。試合でも頼りにになるのが同期だったから一緒にバレーできて良かったなって思います。
Q後輩たちに向けて
高澤
特に3年生は、3年間ずっと関わってきたし、一番上になるのは大変なことだと思う。学生主体のバレーとなると、もっと難しいことも増えてきて、うまくいかんことも、絶対あると思うんけど、それでも自信を持ってバレーボールやってくれたら、今日みたいに良い試合、良いプレーが出せると思う。だから3年生は絶対、3年生にやっぱり頑張ってほしい部分がたくさんあって、自分らもたくさん言ってきた。3年生は、まず自覚を持って、責任感を持ってチームを引っ張っていってほしいなって思う。下級生が来年も多くなると思うけど、実際に2年生もコートに立ってプレーしてきた選手がいるので、2年生も3年生を支えてあげれるような存在になっていってほしいなって思います。
大賀
上級生になって甘さだけじゃなくて、厳しさがすごい大事やなっていうことを分かって。チームとして優しく、これやろうあれやろうっていうことがその人に対する優しさじゃないなってすごい思った。だから来年4年生が3人しかいないけど、軸だけはぶらさずに厳しくやれるだけやって欲しいし、その厳しさについてきてくれる振る舞いを上級生がしないと誰もついてこないと思う。全カレに向かっていくにつれて、少しずつ自覚が出てきたのは見えてたから、代わった時にもっと自覚持って、厳しくチームをまとめられたらいいかな。それが試合の1点1本につながると思うから、甘さじゃなくて厳しくやれたらいいかなと思います。
髙田
来年は4年生が人数少ないっていうのもそうだし、レギュラーに新しく入る後輩が増えるっていう面でもすっごいしんどい年になると思うんです。辛いこともたくさんあると思うし、頑張らなといけないと思うけど、それを乗り越えて自分の悔しさを晴らしてほしい。頼りたい時は、いっぱい頼ってくれたらいいかな卒業しても、と思います。
左上から山本麻生(理4)高澤理子(現4)髙田帆花(営4)梅本綾也華(現4)大賀みるく(現4)梅本沙也華(現4)
🗣💭女バレ担当のひとりごと
2年間4回生中心のチームを取材させてもらいました。試合を重ねていく中で、「先週はやってなかったことしてる!」「今日はこの選手が出るんだ!」など、毎回チームの進化を感じられるのがとても楽しく感じていました。学生主体のバレーだからこそ、インタビュー時には皆さんの考えにたくさん触れることができ、記事執筆への大きな原動力になりました。私は京産大の元気で笑顔が輝くバレーが大好きです。これからも皆さんの笑顔が輝く瞬間をカメラに収め、1人でも多くの人にその魅力を届けていきたいなと思います。
改めまして4回生の皆さん、4年間お疲れ様でした。皆さんのバレーを応援できた2年間は私にとっても大切な思い出です。これから新たな道を歩む皆さんが、それぞれの場所でまた輝き続けることを心から願っています。これからも頑張ってください!
【記事・撮影 野々口菜月】
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