第27回全日本学生選手権クリテリウム大会
2025年5月25日
大井埠頭周回コース

5月25日に第27回全日本学生選手権クリテリウム大会が開催された。今大会の後にはTOJの最終ステージが行われることもあり、多くの観客で賑わう会場。レースは1周6.5kmのコースを6周し、1着にポイントが与えられていく。京産大からは田村一暉、稲吉一生、井上拓海が出場した。
【競技結果】
稲吉一生 16位
井上拓海 24位
田村一暉 DNF

一昨年の同大会で優勝している田村に期待が高まる中、前日からの雨も止み、レースはスタート。アップダウンの少ない平坦なコースはスピードも上がりやすく、集団は勢いづいた。しかし、加速するレースは危険を伴う。序盤、風の抵抗を抑えようと後方に入る選手たちの隙から田村が前に出る。先手を取った田村だったが、次の周回で落車に巻き込まれ、離脱。落車について田村は「位置取りが際どい位置にいたのかなっていうので、もっと前に行くべきだったのかなって思います」と悔しさをあらわにした。試合後、京産大選手全員が口にしたのは「位置取り」。道端が広く、横長に並ぶ選手たちは、自分の位置を模索する。

メイン集団に残る井上、稲吉は位置取りに苦しみながらも、離されることなく周回を重ねた。
数名が先行するレース展開が続くが、最終周回を迎え、落ち着いていたレースも再び熱を帯びる。体力勝負で挑む最終周回。先行する選手たちに集団が追いつき、稲吉も前方で最後の踏ん張りを見せた。

TOJの前に、観客を大いに沸かせたレース展開で悪戦苦闘した京産大選手たちの熱き戦いは、まだ始まったばかり。これから、さらなる活躍を見せるであろう京産大自転車競技部に目が離せない。
【執筆:久野可南子】
【コメント】
田村一暉
ー振り返り
今日はちょっとレースの仕組みが変わっちゃって、1位しかポイントもらえないってことだったんで、もう最初から行ってたんですけど、最初の1回目は結構各大学トレイン組んでて、僕はあんまりトレインとかできてなかったんで、1人で前の方に上がっていって、残り1キロ地点で前15人くらいでトレインも組んでたんで結構いい位置にいて、残り500くらいになって、1人で5番手くらいまで行って、残り200で3番手まで行ったんですけど、結構足しんどくて、後ろからまくられた時点で諦めたんで、
その次に備えたんですけど、次の周回で結局、位置取りでこけちゃって、レース終わってしまったんで、結構悔しい気持ちがあります。
ー今年の目標
今年の目標は、第一は競輪学校があるんで、そこに向けて努力することなんですけど、学生としては、インカレーが一番メインかなって感じで、頑張ります。
稲吉一生
ー振り返り
最初の方に1回取りに行ったんですけど取りに行けなくて、その後落車があって、自分は落車せんとニュートラル使って復帰したんですけど。最後も結構バチバチあって、落車はなかったですけど、ぶつかりあって危ない状況でギリギリ取れました。集団の前の方ではゴールできたんですけど、思い通りに動くことはできなかったです。
ーコースについて、天候などの影響はあったのか
滑るって感じはしなかったんですけど、人が怖かったです。
このコースちょっと広い分、結構蛇行する人が多いんで、それで後ろが揺さぶられて結構ぶつかり合いに。なかなか前に出ることができなくて、前でもがくことができなくて、全力でもがきたかったんですけど、自分の位置取りですね。
ー落車がある中で気をつけてたことや意識してたこと
なるべく危ない人の後ろは避けようかなっていうのと、後ろには下がらず前で走ろうとは思ってました。
ー今年の目標
今年はトラックに力を入れて、全国でマディソンとオムニアム優勝できたらなと思ってます。
井上拓海
ー振り返り
全然絡めなくて最後も全然ダメだったんですけど、最後うまくちょっと抜けることができて、ちょっと上位に食い込めたから良かったと思います。
ー雨の影響
やっぱり前とか見にくくなるんで、結構集中というか神経使って乗るんで、すごいそこは苦しかったですね。前もみんな動くんで危ないレースでした。
ー落車がある中で気をつけてたことや意識してたこと
やっぱり結構あんまり人の近くにいないように1番端とか、上手い人の後ろとかについて走ってましたね。
ーロードレースとはまた違うところがあると思うが、意識の違いはある?
やっぱりロードレースは上りとか下りがあって結構絞れるんですけど平坦ってやっぱり後ろが楽なんですよ。集団だから全員あんまり疲れてない状況なので、最後のスプリントがきついんでやっぱそこ頑張ろうって思いました。
ー今年の目標
やっぱり個人戦と全日本がやっぱりでかいんで、どっちも入賞目指していきたいです。
【取材・撮影:久野可南子】
2025年5月25日
大井埠頭周回コース

5月25日に第27回全日本学生選手権クリテリウム大会が開催された。今大会の後にはTOJの最終ステージが行われることもあり、多くの観客で賑わう会場。レースは1周6.5kmのコースを6周し、1着にポイントが与えられていく。京産大からは田村一暉、稲吉一生、井上拓海が出場した。
【競技結果】
稲吉一生 16位
井上拓海 24位
田村一暉 DNF

一昨年の同大会で優勝している田村に期待が高まる中、前日からの雨も止み、レースはスタート。アップダウンの少ない平坦なコースはスピードも上がりやすく、集団は勢いづいた。しかし、加速するレースは危険を伴う。序盤、風の抵抗を抑えようと後方に入る選手たちの隙から田村が前に出る。先手を取った田村だったが、次の周回で落車に巻き込まれ、離脱。落車について田村は「位置取りが際どい位置にいたのかなっていうので、もっと前に行くべきだったのかなって思います」と悔しさをあらわにした。試合後、京産大選手全員が口にしたのは「位置取り」。道端が広く、横長に並ぶ選手たちは、自分の位置を模索する。

メイン集団に残る井上、稲吉は位置取りに苦しみながらも、離されることなく周回を重ねた。
数名が先行するレース展開が続くが、最終周回を迎え、落ち着いていたレースも再び熱を帯びる。体力勝負で挑む最終周回。先行する選手たちに集団が追いつき、稲吉も前方で最後の踏ん張りを見せた。

TOJの前に、観客を大いに沸かせたレース展開で悪戦苦闘した京産大選手たちの熱き戦いは、まだ始まったばかり。これから、さらなる活躍を見せるであろう京産大自転車競技部に目が離せない。
【執筆:久野可南子】
【コメント】
田村一暉
ー振り返り
今日はちょっとレースの仕組みが変わっちゃって、1位しかポイントもらえないってことだったんで、もう最初から行ってたんですけど、最初の1回目は結構各大学トレイン組んでて、僕はあんまりトレインとかできてなかったんで、1人で前の方に上がっていって、残り1キロ地点で前15人くらいでトレインも組んでたんで結構いい位置にいて、残り500くらいになって、1人で5番手くらいまで行って、残り200で3番手まで行ったんですけど、結構足しんどくて、後ろからまくられた時点で諦めたんで、
その次に備えたんですけど、次の周回で結局、位置取りでこけちゃって、レース終わってしまったんで、結構悔しい気持ちがあります。
ー今年の目標
今年の目標は、第一は競輪学校があるんで、そこに向けて努力することなんですけど、学生としては、インカレーが一番メインかなって感じで、頑張ります。
稲吉一生
ー振り返り
最初の方に1回取りに行ったんですけど取りに行けなくて、その後落車があって、自分は落車せんとニュートラル使って復帰したんですけど。最後も結構バチバチあって、落車はなかったですけど、ぶつかりあって危ない状況でギリギリ取れました。集団の前の方ではゴールできたんですけど、思い通りに動くことはできなかったです。
ーコースについて、天候などの影響はあったのか
滑るって感じはしなかったんですけど、人が怖かったです。
このコースちょっと広い分、結構蛇行する人が多いんで、それで後ろが揺さぶられて結構ぶつかり合いに。なかなか前に出ることができなくて、前でもがくことができなくて、全力でもがきたかったんですけど、自分の位置取りですね。
ー落車がある中で気をつけてたことや意識してたこと
なるべく危ない人の後ろは避けようかなっていうのと、後ろには下がらず前で走ろうとは思ってました。
ー今年の目標
今年はトラックに力を入れて、全国でマディソンとオムニアム優勝できたらなと思ってます。
井上拓海
ー振り返り
全然絡めなくて最後も全然ダメだったんですけど、最後うまくちょっと抜けることができて、ちょっと上位に食い込めたから良かったと思います。
ー雨の影響
やっぱり前とか見にくくなるんで、結構集中というか神経使って乗るんで、すごいそこは苦しかったですね。前もみんな動くんで危ないレースでした。
ー落車がある中で気をつけてたことや意識してたこと
やっぱり結構あんまり人の近くにいないように1番端とか、上手い人の後ろとかについて走ってましたね。
ーロードレースとはまた違うところがあると思うが、意識の違いはある?
やっぱりロードレースは上りとか下りがあって結構絞れるんですけど平坦ってやっぱり後ろが楽なんですよ。集団だから全員あんまり疲れてない状況なので、最後のスプリントがきついんでやっぱそこ頑張ろうって思いました。
ー今年の目標
やっぱり個人戦と全日本がやっぱりでかいんで、どっちも入賞目指していきたいです。
【取材・撮影:久野可南子】
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