第65回全日本学生選手権トラック自転車競技大会
スカイロードサイクリングスタジアム松本
7月6日

【競技結果】
・スクラッチ決勝・
原田應佑 1位
伊東景祐 13位
・ポイントレース決勝・
稲吉一生 7位
山田潤 19位
・マディソン予選・
1組目
稲吉一生・原田應佑ペア 6位
2組目
山田潤・末吉陽生ペア 6位

大会2日目、京産大の戦いはマディソンから始まった。予選1組目には、今年6月のオムニアム大会でもタッグを組んだ稲吉・原田ペアが出場。レース序盤、連係ミスで終えた前回から躍進し、息の合った走りでそれぞれが先頭に出るタイミングを掴む。中盤でポイントを獲得し、集団の先頭に立つ場面が増える。後半に入り、集団は少しばらつき始め、原田はすぐ後ろの立命館大を気にする様子を見せたが、監督の声掛けに気持ちを切り替えて加速していく。しかし、その後は集団後方から抜け出せず、決勝への道は閉ざされた。続く予選2組目、マディソン初挑戦の山田とペアを組むのは同じ4回生の末吉。スタート後すぐに末吉が先頭に出ると、そのまま京産大のペースになり、末吉が先頭で4名の逃げができる。山田と末吉は声を掛け合い、初挑戦の不慣れさを見せない走りで先頭をキープしていく。ポイント獲得周回でもなお、1着が続き、1ラップも加わりポイントリーダーになる。このままの展開が続くかと思われたが、末吉がまさかの落車。そこから末吉は復帰することなく、山田は1人でレースを続行することとなった。集団に離され、マイナス1ラップになるが、レースを降りることなく完走。前半から京産大優位でレースが進んだものの、無念の結果となった。
京産大1回生の活躍が光ったスクラッチ決勝。スタート直後から早稲田大が抜け出し単独先行という波乱の展開。途中、京産大の伊東と鹿屋体育大の河村元が集団を大きく離し、一対一の戦いへ。しばらくその展開が続くが、鹿屋体育大が逃げから離脱し、残り20周回を切ると伊東が単独で余裕の表情を見せながら逃げる。

集団が伊東に迫ってくると、集団は3つに分かれ、伊東が独走していたレースは仕切り直し。一方、未だ原田は前に出ず、後方の位置に落ち着いていた。先行する2つの逃げもまた集団に吸収され、伊東も集団で奮闘。後半、鹿屋体育大が再び先行する。すると残り5周回を切り、原田がアタックをかける。第2コーナー前で先頭へ大きく出ると、2位を大きく離し、そのまま後ろを振り返って1位を確信する。オムニアム大会では、2位の原田。監督も認める成長ぶりで優勝を掴んだ。
マディソンを終えた山田、稲吉はポイントレース決勝にも出場。序盤には山田が集団を牽引し、稲吉は後方で追う。そのまま山田は2回目のポイント獲得周回で3着2ポイント、続けて1ポイントを獲得。しかし、その後集団に吸収され、ポイント獲得が難しい状況になる。後半に差し掛かると、日大と鹿屋体育大が大きく先行し、一同はメイン集団と先行集団に分かれ、レース序盤には後ろにいた稲吉が先行集団でレースを展開する。最終周回まで下がることのなかった稲吉は、4着でゴール。合計9ポイントを獲得し、7位という結果を残した。山田は合計3ポイントで19位となったが、マディソンの後半を1人で走りぬいたと思えぬ体力を見せ、大健闘。2日間にわたる長い戦いをやり遂げた京産大には、インカレが待っている。夏の酷暑を乗り越えた京産大の、まだ見ぬ活躍に期待が高まる。

【コメント】
秋田監督
ー原田選手について
原田はそんなに期待の1年生ではなかったんですよね。でも、4月5月6月と順調に順調に自己ベストを更新していまして。この試合でも1発あると思ってました。原田の先々週の合宿でも、ほんとに全国のトップクラスと遜色のないタイム出してたので、1発はあると思ったんですけど、レースってそんなにうまくいかないので難しいのかなあと、展開が味方するのかなあと思ったのを祈ってたんですけど、あいつ自身が自分の力で力ずくで、もぎ取りに行く走りができたので、選手として1段階上に行ったのかなって思って、選手の成長が喜ばしいです。
ー全体を通して
残念なのはマディソンですよね。うちのチームはマディソンを結構熱心にやってきたチームなので、ここ2年ほど全く勝負に関われていないので、今日なんかはもう論外だったので、なんかちょっと具合悪いなと反省ですよね。個人追い抜きの選手たちが元気で良かったので、ゲームの方は特にポイントレース、マディソンは酷かったですけど、数字の上での強さは見て取れたので、インカレに向かって、もうひと調整、工夫が必要かな。工夫次第でもうちょっと上の成績が獲れるなと思いました。それは、田村、山本、原田は本当に順調にきているので、京都の夏の暑さと夏季合宿で、インカレでは1つ2つタイトルが獲れるんじゃないかなと思ってます。

山田潤
ーマディソン振り返り
初めて出場して末吉がレース経験者で色々アドバイスもらって、結構前半とか良い感じで前で展開して結構ポイント取れてて、ここからもう予選通過するためにちょっとゆるもうかなぁと思ったタイミングで、末吉が選手と接触しちゃってこけて、そっからもうずっと自分1人で走って。すごいきつくて、まだ自分も2月に腰の骨を折って自転車乗り始めたのも5月からで、結構短期間での練習を強いられてのレースだったので、今のポイントレースも含めて、前半は誰でも自分も足あるけど、後半は練習をしっかりベース詰めてなかったり、基礎が足りてないので、後半に遅れてしまうっていうのが、マディソンもポイントレースもあったので、後はインカレに向けて、調子を上げていくだけです。
ーマディソン初挑戦について
最初からずっと1位通過でポイントも結構獲れていたので、すごい楽しい競技だなって感じました。交代の時も声をかけながら、話しながらできたので、楽しかったというか、自転車やってて良かったなって感じです。

原田應佑
ー振り返り
マディソン予選でミスが目立って予選に落ちてしまって、スタート前うまく切り替えなかったんですけど、走ってからは自信持てるようにとにかく足を使わずに周りを見ながら走れて、伊東が前に逃げてくれたので自分も足を使わずに済んだのもあって、残り3周で集団が牽制入ったので、そこで行くしかないなと思って、飛び出て、最後まで頑張りました。
ーオムニアム大会の準優勝から今回の優勝を受けて
高校から始めた自転車競技で日本一は一度も取れていなかったので、支えてくれた人に1つ恩を返せるかなって思います。
ーインカレに向けて
自分が出る種目を全うして優勝目指して頑張りたいです。

【取材・撮影:久野可南子】
スカイロードサイクリングスタジアム松本
7月6日

【競技結果】
・スクラッチ決勝・
原田應佑 1位
伊東景祐 13位
・ポイントレース決勝・
稲吉一生 7位
山田潤 19位
・マディソン予選・
1組目
稲吉一生・原田應佑ペア 6位
2組目
山田潤・末吉陽生ペア 6位

大会2日目、京産大の戦いはマディソンから始まった。予選1組目には、今年6月のオムニアム大会でもタッグを組んだ稲吉・原田ペアが出場。レース序盤、連係ミスで終えた前回から躍進し、息の合った走りでそれぞれが先頭に出るタイミングを掴む。中盤でポイントを獲得し、集団の先頭に立つ場面が増える。後半に入り、集団は少しばらつき始め、原田はすぐ後ろの立命館大を気にする様子を見せたが、監督の声掛けに気持ちを切り替えて加速していく。しかし、その後は集団後方から抜け出せず、決勝への道は閉ざされた。続く予選2組目、マディソン初挑戦の山田とペアを組むのは同じ4回生の末吉。スタート後すぐに末吉が先頭に出ると、そのまま京産大のペースになり、末吉が先頭で4名の逃げができる。山田と末吉は声を掛け合い、初挑戦の不慣れさを見せない走りで先頭をキープしていく。ポイント獲得周回でもなお、1着が続き、1ラップも加わりポイントリーダーになる。このままの展開が続くかと思われたが、末吉がまさかの落車。そこから末吉は復帰することなく、山田は1人でレースを続行することとなった。集団に離され、マイナス1ラップになるが、レースを降りることなく完走。前半から京産大優位でレースが進んだものの、無念の結果となった。
京産大1回生の活躍が光ったスクラッチ決勝。スタート直後から早稲田大が抜け出し単独先行という波乱の展開。途中、京産大の伊東と鹿屋体育大の河村元が集団を大きく離し、一対一の戦いへ。しばらくその展開が続くが、鹿屋体育大が逃げから離脱し、残り20周回を切ると伊東が単独で余裕の表情を見せながら逃げる。

集団が伊東に迫ってくると、集団は3つに分かれ、伊東が独走していたレースは仕切り直し。一方、未だ原田は前に出ず、後方の位置に落ち着いていた。先行する2つの逃げもまた集団に吸収され、伊東も集団で奮闘。後半、鹿屋体育大が再び先行する。すると残り5周回を切り、原田がアタックをかける。第2コーナー前で先頭へ大きく出ると、2位を大きく離し、そのまま後ろを振り返って1位を確信する。オムニアム大会では、2位の原田。監督も認める成長ぶりで優勝を掴んだ。
マディソンを終えた山田、稲吉はポイントレース決勝にも出場。序盤には山田が集団を牽引し、稲吉は後方で追う。そのまま山田は2回目のポイント獲得周回で3着2ポイント、続けて1ポイントを獲得。しかし、その後集団に吸収され、ポイント獲得が難しい状況になる。後半に差し掛かると、日大と鹿屋体育大が大きく先行し、一同はメイン集団と先行集団に分かれ、レース序盤には後ろにいた稲吉が先行集団でレースを展開する。最終周回まで下がることのなかった稲吉は、4着でゴール。合計9ポイントを獲得し、7位という結果を残した。山田は合計3ポイントで19位となったが、マディソンの後半を1人で走りぬいたと思えぬ体力を見せ、大健闘。2日間にわたる長い戦いをやり遂げた京産大には、インカレが待っている。夏の酷暑を乗り越えた京産大の、まだ見ぬ活躍に期待が高まる。

【コメント】
秋田監督
ー原田選手について
原田はそんなに期待の1年生ではなかったんですよね。でも、4月5月6月と順調に順調に自己ベストを更新していまして。この試合でも1発あると思ってました。原田の先々週の合宿でも、ほんとに全国のトップクラスと遜色のないタイム出してたので、1発はあると思ったんですけど、レースってそんなにうまくいかないので難しいのかなあと、展開が味方するのかなあと思ったのを祈ってたんですけど、あいつ自身が自分の力で力ずくで、もぎ取りに行く走りができたので、選手として1段階上に行ったのかなって思って、選手の成長が喜ばしいです。
ー全体を通して
残念なのはマディソンですよね。うちのチームはマディソンを結構熱心にやってきたチームなので、ここ2年ほど全く勝負に関われていないので、今日なんかはもう論外だったので、なんかちょっと具合悪いなと反省ですよね。個人追い抜きの選手たちが元気で良かったので、ゲームの方は特にポイントレース、マディソンは酷かったですけど、数字の上での強さは見て取れたので、インカレに向かって、もうひと調整、工夫が必要かな。工夫次第でもうちょっと上の成績が獲れるなと思いました。それは、田村、山本、原田は本当に順調にきているので、京都の夏の暑さと夏季合宿で、インカレでは1つ2つタイトルが獲れるんじゃないかなと思ってます。

山田潤
ーマディソン振り返り
初めて出場して末吉がレース経験者で色々アドバイスもらって、結構前半とか良い感じで前で展開して結構ポイント取れてて、ここからもう予選通過するためにちょっとゆるもうかなぁと思ったタイミングで、末吉が選手と接触しちゃってこけて、そっからもうずっと自分1人で走って。すごいきつくて、まだ自分も2月に腰の骨を折って自転車乗り始めたのも5月からで、結構短期間での練習を強いられてのレースだったので、今のポイントレースも含めて、前半は誰でも自分も足あるけど、後半は練習をしっかりベース詰めてなかったり、基礎が足りてないので、後半に遅れてしまうっていうのが、マディソンもポイントレースもあったので、後はインカレに向けて、調子を上げていくだけです。
ーマディソン初挑戦について
最初からずっと1位通過でポイントも結構獲れていたので、すごい楽しい競技だなって感じました。交代の時も声をかけながら、話しながらできたので、楽しかったというか、自転車やってて良かったなって感じです。

原田應佑
ー振り返り
マディソン予選でミスが目立って予選に落ちてしまって、スタート前うまく切り替えなかったんですけど、走ってからは自信持てるようにとにかく足を使わずに周りを見ながら走れて、伊東が前に逃げてくれたので自分も足を使わずに済んだのもあって、残り3周で集団が牽制入ったので、そこで行くしかないなと思って、飛び出て、最後まで頑張りました。
ーオムニアム大会の準優勝から今回の優勝を受けて
高校から始めた自転車競技で日本一は一度も取れていなかったので、支えてくれた人に1つ恩を返せるかなって思います。
ーインカレに向けて
自分が出る種目を全うして優勝目指して頑張りたいです。

【取材・撮影:久野可南子】











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