令和7年度西都六大学準硬式野球秋季リーグ戦
VS.摂南大学(2025年9月26日)
@ベイコム野球場

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【試合結果】
京産大130|306=13
摂南大300|000=3
※大会規定により、コールド勝ち

【出場選手】
1中  西浦 昇真(3年・東山)
 打中 山川 孟則(1年)
2三  大角 優心(2年・如水館)
 打三 栗本 拓(2年・県岐阜商業)
3左  石丸 晟智(2年・龍谷大平安)  
 左  織谷 真成(2年・星稜)
4指  山崎 生翔(3年・岡山理大附)
 走指 永田 龍平(3年・光泉カトリック)
5一  辻 舜也(3年・山城)
 一  野田 峻平(3年・西尾)
6右  溝口 快斗(2年・桜塚)
 打  道藪 翔馬(3年・京産大附)
 走  大西 航介(3年・常翔啓光学園)
 右  岡治 尚希(2年・金光大阪)
7二  二俣 周平(3年・京産大附)
 打二 福住 登真(2年・東山)
8遊  安武 佑真(3年・京産大附)
 打遊 垣本 大介(2年・若狭)
9捕  大牟田 莉央之(3年・夢野台)

 投  岡崎 煌己(1年・三木)
 投  粟田 出雲(1年・比叡山)
 投  藤原 由也(2年・京産大附)

【試合内容】
 前回の大阪産業大学戦では、リーグ戦を通して初めての黒星を喫した。その悔しさを胸に摂南大戦に臨んだ京産大。無敗優勝の目標は絶たれたが、まだ優勝の道は閉ざされてはいない。
 ここまで5試合全て先制点を奪ってきた強力打線がこの試合でも、その打力が発揮された。初回、2、3番の2年生コンビが出塁し、一死1、2塁で4番・山崎(営3)が打席に立つ。フルカウントから打ち返した打球は、先制タイムリーとなり、1点を先制。
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◆初回、大角は四球で出塁し、攻撃の起点となった

 先発のマウンドには、岡崎が立った。「しっかり自分のできることをしようと思って挑んだ」と初めての先発マウンドの1年生。しかし、先制した1回裏に早くもピンチの場面が訪れた。四球やヒットで走者を得点圏に進められると、タイムリーを浴びて同点に追いつかれる。なおも続く二死満塁の窮地の場面で、痛恨の押し出しやタイムリーで1-3と逆転を許してしまう。
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◆ライトの守備に就く溝口

 しかし、ここまで5試合中4試合がコールド勝ちの打力を誇る京産大打線も黙ってはいない。先頭の7番・二俣(現3)がヒットで出塁し、盗塁を決め反撃の流れを作る。9番・大牟田(生3)が相手のミスを誘う打球で1点差に迫ると、さらに二死満塁の一打逆転のチャンスの場面。打席に向かったのは、山崎。初球を捉え、ライトへのタイムリーで2点を追加し、2打席連続で打点を上げるポイントゲッターとしての役割を見せた。
 4回にも先頭の大牟田から作ったチャンスで3点を追加し、7-3。4点のリードで迎えた6回にも攻撃の手を緩めることはなく、下位打線の選手や代打の選手からもタイムリーが飛び出し、一挙6得点と大きく相手を突き放した。一時逆転されるも、12安打の猛攻でコールド勝ちを収めた京産大は、次戦の大手前大学戦に備える。
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◆最後は、藤原が締めた


【試合後のインタビュー】
岡崎 煌己選手 ~初先発でマウンドに立った~
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○初の先発、どのような気持ちで臨んだか
→「初めての先発だったので、少し緊張感もありましたが、他の先輩方を差し置いて出させてもらっているので、しっかり自分のできることをしようと思って挑みました。」

○初回からピンチを背負い、どのような声掛けをされたか
→「『大丈夫』とか『良い球行ってる』といったプラスになるような声をたくさんかけていただいたので、自分でも余裕を持って投げることができたと思います。」

○勝ち越された後のマウンドで意識していたこと
→「まず一番は、申し訳ない気持ち。その中でも次の1点は無しという意識で投げていました。」

○今日の投球内容を振り返って
→「今日は、コントロールが定まっていなかったのでしっかり、ストライクを投げること。勝ち越されてチームが悪い雰囲気の時でも自分が盛り立てていけるように頑張りたいです。」

○下級生として、どのようにチームの勝利に貢献したいか
→「試合に出させてもらったらまず、結果で貢献すること。試合以外でも声掛けや練習の時でもサポートなど自分のするべきことをしっかりしていきたいと思います。」

山崎 生翔選手 ~4番打者として打線を勢いづけた~
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○先制するも追いかける展開、2度目の打席では、勝ち越しタイムリー、その打席を振り返って
→「1打席目から今日はボールが見えているなと感じていたので、初球からストライクは振って行こうと考えていました。そういった気持ちで強い打球を打つことができたので、結果的には良い形になってくれたと思います。」

○前回の大産大戦を踏まえてこの試合で意識していたこと
→「この前の敗戦は、大学野球の中で久しぶりに悔しかった。大産大戦では、ノーヒットだったので結果を残せるのか、チームがうまく機能してら勝てるのかが不安だったんですけど、その面ではみんな試合に出ている選手、出ていない選手もできることをして良い形で勝てたと思います。今後、2節の大産大戦に向けて弾みになった試合だと思います。」

○4番打者を担う上で理想の打者像は
→「ありがたいことに3番の石丸や5番の辻が僕が打てない場面でも一本を打って助かっている部分がある。2人が打てない時やここぞの場面で一本を打てるような打者になりたいです。」

○走者を得点圏に背負った場面での打席が多い中で、何を考えて打席には入ってるか
→「走者がいる、いない関係なく、初球から降りに行けるときは調子が良い。多少、ボールでも初球から振りに行くことを意識して、立っています。置かれている打順も4番なので、ストレートや甘い球は来ない。厳しいところを攻められる。その厳しいボールにも初球から手を出していくことができれば自ずと結果も良くなると思います。」

○最高学年として挑む最後のリーグ戦として、大切にしていること
→「この夏までは、先輩方に助けられてもらう形でした。今度は背負う立場。出ている人やベンチにも声掛けをすること。プレーでも背中で見せるではないけど、良いお手本になるような取り組みをベンチでもしていこうと思います。」

【今後の試合予定】
〈秋季リーグ戦日程〉
・9/3(火) VS.京都橘大学 12-0✨WIN✨
・9/5(金) VS.大手前大学 雨による中止
・9/8(月) VS.奈良教育大学 相手による棄権
・9/9(火) VS.桃山学院大学 10-3✨WIN✨
・9/11(木) VS.摂南大学 雨による中止
・9/17(木) VS.奈良教育大学 33-0✨WIN✨
・9/18(金) VS.摂南大学 11-1✨WIN✨
・9/21(日) VS.京都橘大学 雨による中止
・9/22(月) VS.大阪産業大学 5-6LOSE
・9/26(金) VS.摂南大学 13-3✨WIN✨
・10/7(火) VS.大手前大学 13:00〜 @伊丹スポーツセンター
・10/15(水) VS.大阪産業大学 10:00〜 @伊丹スポーツセンター
【取材・撮影:村上暁】