ー試合結果ー
京産大 100 000 090 = 10
大院大 000 100 000 = 1
ー試合成績ー
1.遊 木村元(3・報徳学園)5打数0安打1打点1死球
2.中左 河渕巧(4・市立和歌山)4打数1安打1打点1死球
打二 和藤駿人(4・比叡山)1打数0安打
3.左一 西田大志(2・履正社)5打数2安打2打点1四球
4.右 赤澤響(2・東山)5打数1安打1打点1四球
5.指 山本敦広(2・福井商業)6打数2安打3打点
6.一 坂東泰樹(3・奈良大附属)3打数0安打
打 北村翼(2・乙訓)1打数1安打1四球
中 浅野恵介(3・岐阜第一)0打席
7.二 石井悠翔(4・福知山成美)5打数2安打1打点
左 作本成央(4・鳥羽)0打席
8.三 山崎晃汰(4・綾部)3打数3安打1打点2四球
9.捕 牛尾陽介(4・関大北陽)2打数1安打2四球
先発 田村剛平(4・報徳学園)7回99球
被安打5奪三振3四死球1失点1
二番手 麻田悠介(1・天理)2回32球
被安打0奪三振2四死球3失点0
ー試合内容ー
山本敦広(2・福井商業)の復活弾で天王山決戦の初戦を勝ち取った。残すところ2節とし、最終盤を迎えた関西六大学野球秋季リーグ戦。第6節開始時点で2位を走る京産大は、第6節は今季好調で現在首位の大阪学院大学との対戦した。第6節での京産大の優勝条件は、京産大が大院大に2連勝し、大商大が神院大から勝ち点を落とした場合のみ。一方で今節での大院大の優勝もあり、大院大が2連勝した場合は大商大が1敗でもすれば優勝。また大院大が2勝1敗だった場合は大商大が勝ち点を落とせば優勝となり、その他の条件では優勝決定は第7節へと持ち越しとなる。

試合は初回から動いた。先攻の京産大は初回、2死から3番・西田大志(2・履正社)が中安打で出塁し二盗を決めると、今日4番に入った赤澤響(2・東山)がリーグ2位となる8打点目の左適時打を放ち、先制に成功する。


先発はエース・田村剛平(4・報徳学園)。ここ2試合複数失点が続いていたが、「もう一度基礎から見つめ直した。低く強い球を意識して投げた」と、序盤からテンポ良く大院大打線を抑える。しかし4回裏、2死から一塁手の失策で走者を許すと、次の打者の飛球を右翼手が落球。一塁走者が生還し、まさかの形で同点に追いつかれた。


勝ち越ししたい打線は、5回表と7回表に満塁のチャンスを作るも無得点が続き、チャンスを活かせない。一方の田村もピンチを招きながらも要所を締めた投球で無失点で抑える。均衡を破りたい中8回表、先頭打者の5番・山本敦広(2・福井商業)が5球目を引っ張り確信。打球はレフトフェンスを越え、貴重な勝ち越し本塁打を放った。不調が続いていた中での久しぶりの本塁打に「打った瞬間入ったと思ったので嬉しかった」と振り返った。


ここから打線が爆発。8番・山崎晃汰(4・綾部)の3安打目となる中適時打、1番・木村元(3・報徳学園)の押し出し四球、2番・河渕巧(4・市立和歌山)の左適時打、3番・西田大志の2点右適時打、5番・山本敦広の2点中適時打、7番・石井悠翔(4・福知山成美)の右適時二塁打で合計9点を追加した。




8回からマウンドにはリーグ戦初登板となった麻田悠介(1・天理)が上がり、2イニングで3四死球を与えたものの無安打に抑え、試合を締めた。

これで天王山決戦の初戦を獲った京産大。しかし終盤に打線の爆発があったものの、序盤にチャンスを活かせないシーンや、失策2つが絡んでの失点など、課題が多く残る試合となった。
【執筆 川瀬正浩】
ーコメントー
◯炭山和輝監督

◯試合を振り返って
ーミスが続いていましたので、内容とし良いと言えるものではないので、また明日引き締めてやってきたいと思います。
◯田村投手の今日の投球は
ー本調子ではなかったと思うのですが、しっかりコースへの投げ分けや、打者を見ての組み立てであったりのところが出来ていたので、しっかりポイントポイントで力を出してくれたと思います。
◯赤澤選手が8打点目となる先制タイムリー
ーとにかく打てるボールをしっかりスイング出来てたので良かったと思います。
◯山本敦選手が久しぶりのホームラン
ー練習の時から少しずつ良くなってきていたので、本人が一番ホッとしていると思うのですが、本当に大事な場面でやってくれたと思います。
◯守備を徹底してる中でのエラー3つ
ーやはり点差が開いてからは普段通りの野球が出来てますので、常にどのような状況でも普段通りのプレーができることが大事だと思うので、それを明日に向けて良い形に出来れば良いかと思います。
◯麻田選手が初登板
ー一年生は本当にまだまだこれからですので、今回麻田が投げたことで他に良い刺激になれば良いと思います。
◯次戦以降に向けて
ー今日も何とか同点できていたとこもあるので、先制して守備を固める野球が出来ないと難しいと思うので、そこをやっていきたいと思います。
◯山本敦広外野手(2・福井商業)

◯今日の試合全体を振り返って
ー厳しい試合になりましたが勝ち切ることができてよかったです。
◯今日は打順を一つ落として5番だった
ー特に変化はなかったです。
◯無安打で迎えた8回表。先頭打者だったが意識したことなどは
ーあまり考え過ぎずに自分のスイングすることを考えていました。
◯カウント3-1から。狙い球などはあったか
ーストレートを狙っていました。そのストレートをいい形で打つことができてよかったです。
◯打った瞬間の気持ちは
ー打った瞬間入ったと思ったので嬉しかったです。
◯久しぶりのヒットがホームランになった。今の率直な気持ちは
ーなかなか自分のバッティングができていなかったので1本でて良かったです。
◯次の打席でもタイムリー
ーいいあたりではなかったですが、チャンスで1本出すことができてよかったです。
◯優勝争い真っ只中。今自分に求められている役割は何か
ーチャンスで1本出すことだと思うので明日からも役割を果たせるように頑張ります。
◯次戦に向けての意気込み
ー明日も勝って勝ち点取れるように頑張ります。
◯田村剛平投手(4・報徳学園)

◯今日の試合全体を振り返って
ー流れが悪く苦しい展開が続いたのですが粘れてよかったです。
◯2試合複数失点が続いてた
ーもう一度基礎から見つめ直しました。低く強い球を意識して投げました。
◯立ち上がり含め序盤3回までの投球はどうだったか
ーしっかりと低く強い球を投げれてよかったです。
◯4回に2つのエラーで失点した。あの回を振り返って
ー流れが悪かったので、1点で止められたのはよかったです。
◯5回以降の投球は
ー終盤になるにつれてに少し体力的にもキツくなってきて、コントロールが乱れてしまいました。
◯今日の投球全体をどう評価するか
ーピンチで粘りの投球ができてよかったです。
◯次回登板に向けての意気込み
ー一戦必勝でがんばります。
◯山崎晃汰内野手(4・綾部)

◯今日の試合全体を振り返って
ー田村が本当に頑張ってくれてたんで、なんとしても勝ちたいといったところで、勝ちきれて本当によかったです。
◯今日は自身3安打
ー率直に嬉しい気持ちです。自分は助けてもらってばっかりなので少しでも力になれるよう全力で頑張りました。
◯5回の二塁打は、追いつかれた直後の打席だった
ーなんとしても塁に出てやろうっていう気持ちで、それ以外何も考えてなかったです。
◯8回は勝ち越し後の打席で初球をタイムリー
ーいい流れで打席が回ってきたので、流れに身を任せたといった感じです。
◯ヒットが増えているが今の打撃の状態は
ーチームのために今自分ができることを最大限発揮するということしか考えていないのですが、それが結果に繋がっていると思います
◯優勝争い真っ只中。優勝への意識は
ーもちろんあります。必ず優勝して、たくさんの人に結果で恩返しがしたいです。
◯次戦以降に向けての意気込み
ー負けられない試合が続くので目の前の一戦一戦を必死に食らいついていきたいと思います。
◯麻田悠介(1・天理)

◯今日の試合を振り返って
ー初登板という形で、緊張して自分の思うようなピッチングはできなかったんですけど、0に抑えたという結果は良かったです。
◯どんな気持ちでマウンドに
ーいきなり言われたので、1イニング目は自分のやることだけに集中してマウンドに行きました。
◯オープン戦の期間から意識してきたこと
ーどうしても変化球に頼ったピッチングをしがちだったので、オープン戦で結果を求めながら真っ直ぐを強くするというのをすごく意識しました。
◯今の投球の状態
ー状態はすごく良いです。夏休みが始まった頃に比べて良くなっていっていて、その中で実戦も経験させてもらったので、経験と状態の良さが良いピッチングに繋がっているのかなと思います。
◯今季の目標
ーチームとしてリーグ優勝というところに向かっていっている中で、自分にできることがあると思うので、その辺りをしっかりやっていきたいと思います。
◯4年間でどんな選手に
ーリーグを代表するような選手になりたいです。
【取材 川瀬正浩、島田有紗】











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