第103回 関西学生サッカーリーグ(後期) 第9節vs大院大 神山球技場(2025年11月2日 11:30 KO)
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【スターティングメンバー】
GK 1 (C)徳若碧都(4年=テゲバジャーロ宮崎内定・高川学園高)
DF 6 田代紘(3年=ヴィッセル神戸U-18)
DF 4 小野成夢(3年=愛媛FC U-18)
DF 32 沖野眞之介(1年=高川学園高)
MF 3 滝口晴斗(3年=サンフレッチェ広島ユース)
MF 23 大倉慎平(1年=ガンバ大阪ユース)
MF 10 伊藤翼(3年=セレッソ大阪U-18)
MF 17 福永裕也(2年=京都橘高)
MF 7 皿良立輝(2年=セレッソ大阪U-18)
MF 26 高川諒希(1年=カターレ富山U-18)
FW 9 妹尾颯斗(3年=サンフレッチェ広島ユース)
(フォーメーション 1-3-4-2-1)
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【サブメンバー】
GK 21 脇谷静香(1年=ファジアーノ岡山U-18)
DF 28 吉井泰生(1年=ガイナーレ鳥取U-18)
DF 35 夘田大揮(4年=東山高)
MF 24 西川宙希(1年=セレッソ大阪U-18)
MF 40 金鍾真(3年=京都朝鮮高)
MF 38 福島健太(2年=青森山田高)
MF 14 長谷川裟恭(4年=京都橘高)
FW 29 太仁紫音(1年=大谷高)
FW 25 湯山大輔(1年=藤枝東高)
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【選手交代】
59分
IN 金鍾真 OUT 福永裕也
IN 長谷川裟恭 OUT 高川諒希
79分
IN 太仁紫音 OUT 妹尾颯斗
88分
IN 福島健太 OUT 大倉慎平
IN 湯山大輔 OUT 太仁紫音
【スコア】
京産大1-0大院大
得点
21分 田代紘
【試合内容】
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最下位相手に4得点で快勝した前節に続き、ホーム・神山で迎えた今節の相手は残留争い中の大院大。スタンドからは温かい声援が飛び、選手たちを後押しした。スタメンは前節から大きな変更はなく、左サイドには福永が先発。前期は0-2で敗れた相手に対し、「慶應とのゲームのイメージを持って」(吉川監督)と、総理大臣杯初戦を意識したゲームプランで挑んだ。
試合は序盤から京産大ペース。7分、高川が競り合いで頭を強打するもプレーを続行。11分にはバイタルエリアで倒されFKを得るが、皿良の左足は壁に阻まれた。15分、皿良のクロスに高川が頭で合わせるもGKの正面。流れをつかみ始めた21分、福永が左サイドを切り裂きクロスを送ると、クリアボールを拾った田代が豪快に右足を振り抜き、ゴール右隅へ突き刺した。「前が空いていたから思い切って打った」と田代。チームの狙い通り、攻撃参加から先制点を生み出した。その後も皿良のドリブルやミドルシュートで追加点を狙い続ける。守備陣も集中を切らさず、「チームがやることを全員しっかり理解していた」(妹尾)と語るように、前半の被シュートはゼロ。攻守において完璧な45分を見せた。
後半も攻撃の手を緩めない。53分、徳若のロングフィードから福永が抜け出し、クロスに妹尾と皿良が立て続けに反応。こぼれ球を滝口が叩くが、相手GKの好守に阻まれる。57分には伊藤のクロスから妹尾が合わせるもわずかに枠外。63分にはピンチもあったが、徳若が鋭い反応でゴールを死守した。68分、伊藤の突破が相手のハンドを誘うも、主審の判定はエリア外。皿良のFKは壁の間を抜けるが、得点には至らなかった。試合終盤、前線からのプレスを続けた妹尾に代わり、長身FW太仁を投入。しかし「跳ね返りが一気にピンチになる場面が3つほどあった」(吉川監督)と、リズムを取り戻すべくデビュー戦の湯山を投入。湯山は「ゴール前で点を取るプレーを見せたい」と今後の意気込みを語った。指揮官も「うちの中でも1、2を争うフィニッシュワークのうまさ」と高く評価する。
最後まで集中を切らさず、ホームで6試合ぶりのクリーンシートを達成。リーグ戦2連勝で勝ち点を32に伸ばした。次節は、勝てばインカレ出場が決まる大一番。相手は同じく残留争い中の京都橘大だ。「残り2戦、絶対に勝たないといけない相手」(田代)。死に物狂いで挑む相手を退け、全国への切符をつかめるか。注目の一戦となる。
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【試合後のインタビュー】
田代紘選手
ー6試合ぶりのクリーンシート
ここ最近クリーンシートがなかったっていうところで、守備陣だけでのミーティングとか、広太朗さん中心に結構細かいとこまで突き詰めたミーティングとか、練習での細かい修正とかもしてきたので、そういったところが今回のクリーンシートにつながったのかなと思います。
ーシュートを打たせない守り
試合前に日本代表の映像とか色々見て、一流の選手とかでも、ゴール前とか、激しく戦うっていうところとか、ミーティングのときにボードを使って、逞しく戦うという吉川さんからのテーマがあったので、そういったところは守備陣を中心に、今日は意識できたかなと思います。
ー先制点を振り返って
セカンドの回収っていうところは、3バックの脇、俺とか眞之介とか、しっかり回収しないとあかんところだったし、あの得点のシーンやったら、前が空いてたから、思い切って打ったのがいい得点につながったかなと思います。
ーチームとしてBチームからの突き上げも増えている
こういうインカレまでの終盤にかけて、そういったチーム内での競争が生まれているのはいいことやし、サブやラスト15分のところは、京産の強みでもあるんで、そういった途中交代の選手のパワーを含め、今は良い影響が出てるのかなと思います。
ー残り2節に向けて
残り2戦絶対勝たないといけない相手やし、後ろはクリーンシートで、前は得点というところを意識して、残り2戦しっかり勝ち切って。優勝っていうのは届かないですけど、インカレ確定できるようにやっていきたいと思います。
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妹尾颯斗選手
ー結果を振り返って
残り3戦となった中で、普段から言っているように、自分たちがやっていることの証明というのは、結果でしか証明できないと思うから。もうこの佳境に差しかかった中で、どうやってきたことを表現するっていうのができれば、こうやって勝ち点3は取れたと思うから、あと2戦も続けて出場できるようにしていきたいと思います。
ー今日はいつも以上に前プレスを意識的にかけていた
個人のタスクとして、俺は守備をまずは前から1人でも守備のスイッチかけれるようにっていうのは、常に吉川さんとも話してるし、自分がやっぱあそこでスイッチになることで、次の人が取れて、攻撃につながって、得点につながればいいと思うから、そこはストレスに感じることなく、前向きに取り組めてるんで、継続していきたいです。ープレーが止まる場面も多かった
チームがやることを全員、しっかり理解してたし、全員が勝ち点3に向かって、90分間を通してって考えたときに、得られた結果がああいう形になったかなと思います。
ークリーンシートを達成
あんまりクリーンシートっていうのがなかなか今シーズンはなかった中で、スコアレスドローはあったけど、勝ち切る中での無失点というのは、本当に久しぶりだったので、そこは残り少ない試合になったときにそれができたのは大きいし、残りの試合も続けて行って、無失点で終わればなと思います。
ー次節に向けて
やること変えず、個人的には得点もそうですけど、まずは与えられたタスク、前でしっかり起点作ることと、守備をしっかりして前線の選手で誰かが点取って、しっかりチームを勝たせれればいいかなと思います。
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湯山大輔選手
ー学生リーグデビュー戦
今まで試合には全然絡めてなかったので、ああいう出方でしたけど、まずはデビューできよかったなと思います。
ーどういったプレーを心掛けたのか
背後でロングボールとか飛んでくるっていうのがあったので、前でしっかり起点作るってところは意識しました。
ー今までBチームでの取り組み
なかなか怪我明けてから思ったようにいかなかったですけど、
下向くことなく、毎日前向いてポジティブにやれたかなと思います。
ー自身のストロング
ゴール前での攻撃だったり、点取るところは持ち味ではあるので、そういうところはしっかり出していきたいと思います。
ーベンチでの気持ちや準備
自分が出たときにはどうするかっていうイメージは常に持ちながら入ってました。
ー次節に向けて
あと2戦しっかり勝てるように、自分も出たらしっかりいいアピールできるように、まずは明日のAサブ戦からやっていきたいなと思います。
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吉川監督
ー1-0という結果を振り返って
苦しい、特に後半は苦しいゲームにはなったと思うんですけど、前期であれば1-1で、内容としてはっていうところはありながらも、一時追いつかれたりっていうので、勝ち点2落とすっていうゲームが多かったんですけど、しっかり終盤になって、内容はともあれ、勝ち点3を積むっていう作業ができてるので、成長してるかなと思いますね。
ー前期0-2で負けた大院大相手への対策
大臣杯の経験というか、慶應と同じような、4-1-4-1みたいな形で、両サイドアタッカーが特徴ありながら、ちょっと攻め残りもあるよっていう話をしてたので、慶應とのゲームのイメージを持って、あんまり不用意な失い方をして、攻め残りを利用されないようにという形のところは、ちょっと気をつけながらやってたんですけど、もうちょっと後半、長いボールだけじゃなくて、間使いながらっていうのができれば、もう少し自分たちの時間になってたかなとに思うので、その辺勝負かかってきて、よりプレッシャーかかった中で間で受けるとかっていうのは、もちろんミスが起こったときにはっていうところが想定できるので、そこをどれだけ勇気を持ってボールを受けれるかっていうところは、もう1つ成長したい部分かなと思います。
ーシュートを打たせない守備
最後は個の部分っていう話を今日のミーティングでもしてたので。どんな状況になったとしても、最後個人がしっかり守ると、個人がやらせないっていうところを意識持ってというところがあったので、組織で守るとか組織でやるっていうところは、ある程度チームに浸透はしてきてる部分ではあるんですけど、組織でできてても個人のところでやられてるシーンが前期多かったので、そこの個人の部分っていうのをより意識しながら、今日のゲームに出てきたので、出来としては良かったかなと思います。
ー先制点は田代選手のシュート
相手のアンカーの18番がちょっと守備になったときに5枚みたいな形で2センターバックの間に落ちてるっていう形になってたので、この間の関福戦と同じように、紘のあそこの脇のスペースっていうのが空いてくるって話した中ですぐ体現してくれたので、関西福祉のときも、クロスでアシストみたいな形で。3センターの脇の選手が得点に絡むことができれば、すごく厚みとしては出てくるのかなと思うので、すごい良い関わりができてるかなと思います。
ー途中出場の太仁選手が途中交代となり、湯山選手を投入
紫音ならもう少し前線で、相手引きずってでもとか、間を作ってほしい部分ではあったんですけど、紫音のところにボール入ったそのままの跳ね返りが一気にピンチっていうのが3つくらい続いたので。サイズ感っていうのはあるんですけど、大輔の方がより間ができるかなと思ったんで、途中交代でまた交代ということで、彼にとってはすごく悔しい経験にはなったと思うんですけど、これも経てまた次のゲームしっかりと頑張ってほしいなと思います。
ー試合中「プレーの連続」という声かけがあった
試合中の連続って言ってたのはどちらかというと守備の部分で、ちょっと攻めた後の圧縮というか、次の人がボールを奪い返すみたいなところのプレーがちょっと止まってたというか、1人が行った後、2人がちょっと止まってるなという印象があったので。1タッチのところの攻撃の部分は、本当に今週学院さんが前に差し込んだ後のショートカウンター、少ないタッチでゴールに迫るっていうところは、今週もちょっと練習はして意識させた部分でもあったので。ピッチ上では少ないタッチで1タッチっていうのを使いながらゴールに迫るシーンはあったのかなと思うので。今週の準備の部分でというところと、守備の部分の連続性がちょっと足りないかなと後半思ったので、そういったところの指示はしました。
ー金選手は前節から、湯山選手は今節デビュー。両選手への評価、特徴
彼ら2人とも練習試合でもそうですし、練習から常に100%で取り組んでというところは常にやってくれてる部分でもあるので。なかなかチャンスは回ってこなかったんですが、ここに来てケガ人も増えてきた中での総力戦というところで、彼らがチャンスをもらってというところがあると思うので、ジン(金鍾真)に関しては、1人で推進力持っていけるっていう部分があるし、あとは連続性というところがまさにチームの課題が後半出てたんで、ジンのところで連続的にプレーするっていうところを出してほしいなという部分がある。大輔は今日1回だけ左でちょっと振り向いてっていうところはあったと思うんですけど、ボックス近くになるとフィニッシュワークの部分ではおそらくうちの中でも1番、2番に入ってくるようなフィニッシュワークの上手さはあるので、あとはプレーの強度であったりとか、スピード感みたいなところはこういうゲームを経験して上がってくる部分でもあるのかなと思うんですけど、フィニッシュワークの部分に彼はすごく特徴があるかなと思います。
ー金選手本人は、今日の試合について、納得がいかない出来と振り返った
こっちとしてももう少し強度を持って、もう少し戦術の理解を持ちながら、相手の構造というか、こちらの構造も含めて理解して、もう少しプレーできたかなと思うんですけど。ボランチやったりシャドーやったり、ウイング右左やったりとか、本当にいろんなポジションをマルチにできる選手なので。それでいうとベンチにいてくれたら助かる選手でもあるんで、本当に前の試合デビューした後でっていうと、こういうのを積み重ねていくことで、おそらく彼の良さというのは今後出てくると思うので、今後に期待したいなという選手の1人です。
ーインカレ出場に向けて大きな勝ち点3
もう本当にインカレっていうところに向けたときには、本当に3を落とせないという状況になっているので、内容どうこうよりも、まず勝ち点3をというところの中で言うと、本当に大きな一歩前進したかなと思うので、これをしっかり続けるということで、また明日FC大阪とAサブ戦があるので、また次切り替えて明日のAサブ戦、次の橘戦にしっかりと向かっていきたいなと思います。
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【取材:細井雅貴】