京産大アスレチック

学内スポーツ紙「京産大アスレチック」を製作・発行する、京都産業大学体育会本部編集局の公式BLOGです。

空手道部

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【空手道部】新チーム個人初戦 武田女子新キャプテンら3人が優勝‼ 関西オープン

第13回関西学生空手道オープントーナメント
@兵庫県立武道館

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【結果】
〈優勝〉山脇 勇希(男子組手シニアクラス)
    武田 桜花(女子組手シニアクラス)
    琉 光希(女子組手ジュニアクラス)
〈準優勝〉吉村 泰盛(男子エクセレントクラス)
〈3位〉影浦 晃大(男子形シニアクラス)
    野々村 光華(女子個人組手エクセレントクラス)

【結果詳細】
〈男子シニア形〉
影浦 晃大 ROUND1 GROUP2 形名:エンピ 得点:21.9 グループ順位:2位
      3位決定戦    形名:ウンスー 得点:24.4→3位

〈女子組手エクセレントクラス〉
池田 真白 2回戦 ◯1-1 →判定3-1 村山(大商大)
      3回戦 ●0-2野々村(京産大)

野々村 光華 2回戦◯1-1宮下(関大)※先取
       3回戦◯2-0池田(京産大)
       準決勝●0-4小川(同志社大)

光武 奈央 3回戦敗退

上出 亜矢那 2回戦◯3-1伊藤(近大)
       3回戦●2-3金森(近大)

〈女子組手シニアクラス〉
武田 桜花 2回戦◯3-0佐々木(大商大)
      3回戦◯4-1佐々木(近大)
      準々決勝◯5-0椋本(天理大)
      準決勝◯5ー1藤原(近大)
      決勝4-0門川(近大)

中農 瑞希 1回戦●0-1門川(近大)

〈女子組手ジュニアクラス〉
琉 光希 2回戦◯8-0森(同志社大)
     3回戦◯4-0鳥羽(京大)
     準決勝◯4-0村瀬(京大)
     決勝◯4-2岩下(武庫川女子大)

〈男子エクセレントクラス〉
岡 隼 2回戦◯2-1木村(同志社大)
    3回戦●2-2池田(近大)※先取

阪井 将太 1回戦◯2-1大室(近大)
      2回戦◯1-0安井(大産大)
      3回戦●0-2窪田(天理大)

篠田 素良 1回戦●1-1佐治(同志社大)※先取

吉村 泰盛 1回戦◯7-2大竹(近大)
      2回戦◯5-0前本(関学大)
      3回戦◯2-1村上(近大)
      準決勝◯3-2広沢(関大)
      決勝●0-3池田(近大)

窪内 志道 1回戦◯0-0 判定2-1 石丸(天理大)
      2回戦●0-2村上(近大)

〈男子組手シニアクラス〉
山脇 勇希 1回戦◯6-0上辻(天理大)
      2回戦◯4-0生駒(大産大)
      3回戦◯2-0千先(近大)
      4回戦◯3-0山川(同志社大)
     準々決勝◯5-3久保(近大)
      決勝戦◯6-5池田(関大)

稲垣 博大 1回戦◯6-0平山(大産大)
      2回戦●1-1山本)近大)※先取


【競技種目クラス分け】
〈形〉
シニアクラス 今年度の全関西学生個人選手権大会に出場した者
ジュニアクラス 上記以外の者
〈組手〉
エクセレントクラス 男子:-60Kg/-67Kg/-75Kgは、ベスト16の者
          男子:-84Kgは、ベスト8 +84Kgは、1位と2位
          女子:-50Kg/-55Kg/-61Kgは、ベスト8の者
          女子:-68Kgは、ベスト4 +58Kgは、1位と2位
シニアクラス  上記以外の有段者
ジュニアクラス 上記以外の段外者

▼男子形シニアクラスで3位入賞した影山
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【大会レポート】
 8月末に予定されていた関西オープン。台風の影響で延期になり12月14日に兵庫県立武道館で催された。毎年の集大成となる全日本大学選手権を終えた後の大会となりコンディションの調整が難しい中、女子新キャプテンの武田桜花や1年生の山脇勇希、琉光希が各組手クラスで優勝を果たした。
 武田は空手の日本一を決める全日本選手権で京都府代表として優勝した実力を見せつけ、全試合を圧勝しての優勝だった。
▼武田女子新キャプテン ※男子新キャプテンは窪内DSC_3099

 一方、山脇は試合終了の笛がなるまで勝負を諦めなかった粘り強さが優勝を呼び込んだ。4回戦や準決勝では終了の笛とほぼ同時に技を決めて勝利。「場面を想定した状況練習をしていたのがそのまま出ました」と練習の成果が直接結果として現れた。
 同じくルーキーの琉は主に自由をテーマに闘い、見事自身のスタイルで優勝をもぎ取った。
 今大会では4年生は出場しておらず、1〜3年生の新チームで出場。久しぶりに公式戦に出場する者もおり、荒賀龍太郎監督は「今までの試合にあまり出れてない選手が生き生きと活躍している姿を見られて、それは凄く良かったと思います」と選手らの活躍を讃えた。そして山脇の優勝が物語るように、来年に向けての強化ポイントとして「勝ってようが負けてようが、残り0秒のタイムが鳴るまで戦い抜くってことを大事にしていきたいし、それが出来るように体づくりや精神面、技術面の心技体を鍛えてやっていきたい」と語った。

【写真・記事:大谷 賢之介】


【インタビュー】
荒賀監督
ー今大会を振り返って
 全日本も終わって調整がなかなか難しい中でしたが、新チームでもあるので新キャプテンを中心にここまで練習してきました。今までの試合にあまり出れてない選手が生き生きと活躍している姿を見られて、それは凄く良かったと思います。女子に関してはキャプテンがきっちりと良い組み手をしてくれてたので、全体的に力はついてきてると思うので、来年に繋げたいなと思います。

ー来年に向けて強化したいこと
 今日の試合でもありましたけど、最後まできちんと戦い抜ける選手が必ず優勝すると思うので、それがどんな状況であっても、勝ってようが負けてようが、残り0秒のタイムが鳴るまで戦い抜くってことを大事にしていきたいし、それが出来るように体づくりや精神面、技術面の心技体を鍛えてやっていきたいなと思います。


山脇
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ー優勝を振り返って
 優勝したことはとても嬉しいです。

ーコート決勝や準決勝は試合時間終了と同時に技を決めて勝利を決めた時の心境
 場面を想定した状況練習をしていたのがそのまま出ました。

ー来年に向けて
 もっと技の強さであったり、スピード、気持ちを強くしていきたいです。人間的に強くなりたいです。人類最強になりたい。



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ー優勝を振り返って
 先輩たちと練習してきて、それについていったので、優勝出来てよかったです。

ー試合中に意識したこと
 練習で言われた点は少し意識しつつ、試合で改善できることでもないから頭におきながら、その都度やっていくこと。好きにやっていいって言われたんで自由にやりました。

ー来年は向けて
 誘いとかが苦手なので、それを練習しつつ戦えるように頑張りたいです。

【空手道部】女子組手、近畿大に昨年のリベンジを果たして関西優勝‼男子は残り数秒が運命を分ける悔しい準優勝に...

第65回全関西大学空手道選手権大会

9月29日(日) 於 近畿大学記念体育館

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【試合結果】
女子団体組手 優勝🏆

男子団体組手 準優勝🥈

優秀選手賞 小堂 利奈🏅
      大西 照葉🏅
      池田 真白🏅
      松本 龍魁🏅
      中島 友希🏅
      原田 翔哉🏅


【結果詳細】
女子団体組手2回戦
京産大 3(12)-0(3)大商大
    向井 4-1 貝森
    大西 4-2 操野
    小堂 4-0 村山

女子団体組手準決勝
京産大 2(6)-0(2)関学大
   山本 4-2 橋本
   大西 2-0 馬場

女子団体組手決勝
京産大 2(9)-1(6)近大
   池田 3-1 萩原
   大西 1-2 片岡
   小堂 5-3 野村

男子団体組手1回戦
京産大 5(24)-0(2)佛教大
   山脇 6-0 加賀
   吉村 2-1平森
   松本 7-0松浦
   原田 4-1和久田
   中島5-0光武

男子団体組手2回戦
京産大 3(18)-2(12)大商大
   阪井1-1松下(先取)
   田山 4-0 北沢
   近藤(反則)0-8平山
   松本8-0南
   中島 5-3木ノ下

男子团体組手準決勝
京産大 3(8)-0(2)関学大
   窪内 1-1藤田
   原田 3-0 山川
   阪井4-1榎本

男子団体組手決勝
京產大 1(14)-3(12)近大
   田山1-1高橋
   松本 7-3 中野
   阪井2-3南
   原田3-3 赤曽部(先取)
   中島1-2池田



 女子団体組手では昨年に決勝戦で敗れた近畿大に同じ決勝の舞台で勝利し、関西優勝を収めた。足を常に動かし、相手の隙を狙い定めたキレのある中段突きを軸に勝ちを積み重ねた。
 決勝戦は先鋒の池田がチームを勢いづける勝利をもたらし中堅戦へ。中堅の大西は緊張感のある攻防を繰り広げるも惜しくも敗退となる。優勝の行方は大将の小堂に託された。先にポイントを取られたが、直後に取り返しそこから小堂の勢いは加速していく。「すぐ取り返したところで緊張が解けて、そこから自分のリズムができていきました」と連続でポイントを奪い見事勝利。昨年のリベンジを果たし関西優勝を飾った。
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 一方、男子団体組手では関西でトップを常に争ってきた近畿大との決勝戦は残り数秒が命運を分けた。勝利数が1ー2とリードを許して迎えた大将戦では、勝利して2ー2としても獲得ポイントで上回れば優勝となる展開。京産大のキャプテンであり、大将戦を任された中島友希(4年)は「やってやるぞという気持ちで」と果敢に攻め続けた。5月に行われた西日本大会でも優勝がかかった勝負を近大と交えたが、夢は惜しくも破れる。あの悔しさをバネに一回り成長した組手で中島はリベンジを挑んだが、残り数秒でポイントを許し、悔しい準優勝となった。
 京産大は11月にある全日本の団体組手を目指し、女子は京産大史上初の連覇を、男子は今年の悔しさをぶつけ、5年ぶりの日本一を目指す。
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~インタビュー~
荒賀監督
ー女子団体組手を振り返って
 決勝は大西が僅差で負けてしまいましたけど、そこを他の2人がしっかりフォローして勝ち切ることができたので、そこの強さを女子を持っているなと感じられて良かったです。

ー男子団体組手を振り返って
 前期の全日本個人が終わってから、ちょっと間を挟んでまた再スタートをしてから全員が力をつけてきたなと感じていた中での大会でしたので、それが全日本個人の上位を総なめした近大相手にどこまで通じるのかっていう思いで来たんですけど、ギリギリのところまで追い詰めて、もちろん勝ち切ることができれば良かったんですけど、悔しい思いと力がついてきているなっていう思いを感じられていい試合でした。後は残り何秒っていうところの、最後の勝負の分かれ目で勝ち切る強さを2ヶ月後の全日本までに仕上げて全日本優勝を目指していきたいです。

ー男子の団体戦のメンバーや順番の決め方について
 私の直感とどの相手にだれを当てたら相性がいいかを流れやタイプで考えてオーダーを組んでいます。今のチームは良い意味で言えば誰を出しても一緒の力を出してくれるチームに仕上がっているので、後その中で勝負強さを持った選手が出てきてくれればいいなというところで、全日本に向けた調整も踏まえてオーダーを組みました。

小堂利奈
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ー関西優勝の感想
 素直に嬉しいです。メンバーだけじゃなくて、メンバー外とか試合に出てない子たちも日頃から練習を頑張ってくれていたので、自分たちの励みになってみんなの力で取れた優勝だと思います。

ー決勝戦の大将戦、勝った方が優勝の場面でポイントを取ってから立て続けに点を重ねていった。何か掴めた感覚があったのでしょうか。
 最初ちょっとビビってしまって緊張もしてしまって、先取点を相手に取らせてしまったけれども、すぐ取り返したところで緊張が解けて、そこから自分のリズムができていきました。中盤にまた崩れはしたんですけれども、最後勝ち切ることができてよかったです。

ー11月に向けて
 西日本、全関と優勝してきているので、関東に負けない強さも持っていると思うので、やることは変えないで、でも今日の反省はしっかりしてまたレベルアップして圧倒的な力で11月を迎えたいと思います。

中島友希
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ー試合を振り返って
 西日本と同じ負け方だったので、僕が負けて終わるという、、西日本のようにいかないように頑張ってきたんですけど、同じ結果を繰り返してしまったので、次はもっと今まで以上に頑張って全日本でいい結果が出せるようにしていきたいです。

ー決勝戦の大将戦、非常に緊張する場面だったと思いますが、試合の前にどのような気持ちを作って挑みましたか。
 全然緊張はしてないです。ワクワクしながら入ったんですけど、駆け引きの中でやりにくい場面もあって気持ち的にも追い込まれてたのかなと、その辺をしっかり強化していきたいと思います。

ー11月に向けて
 やはり最後の勝ち切る部分。そこは練習ではどうしようもできないので、常日頃意識しながら、僕が負けたらチームが負けるという崖っぷちに立った気持ちで毎日を過ごして行けたらなと思います。


取材・写真:大谷賢之介


~写真ギャラリー~
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【空手道部】悲願の西日本団体アベック優勝!!

第60回西日本大学選手権大会
(2023年5月21日)

全員

誰もが目を奪われる蹴りが歓喜のスターターロープを引いた。男子決勝・副将戦、京産大 田山連太郎の上段蹴りが決まった瞬間、悲願の男女アベック優勝が決定した。試合直後、選手らは円になって優勝の喜びを分かち合った。

【試合結果】
《男子団体組手》
優勝: 京都産業大学
準優勝:近畿大学工学部
3位:九州産業大学、近畿大学

《女子団体組手》
優勝:京都産業大学
準優勝:近畿大学
3位:福岡大学、同志社大学

《優秀選手》
ー男子ー
稲垣 博大
武田 風人
中島 友希
近藤 大斐樹
松本 龍魁

ー女子ー
小堂 利奈
大西 照葉
山本 文香
*他大学の選手の表記は割愛させていただきます。


ー男子ー
《2回戦》
⚪️京産大 9-0 宮崎産業経営大
中島 友希 2-0富永
田山 連太郎 2-0 川原
松本 龍魁1-0 神宮
近藤大斐樹4-0新宮

《3回戦》
⚪️京産大 11-0大産大
稲垣博大4-0玉井
原田翔哉1-0 吉田
武田風人6-0川野

《準々決勝》
⚪️京産大 4-1 大阪経済法科大
稲垣 博大(先取)1-1林
近藤大斐樹 2-0菅根
松本 龍魁1-0 瀬戸口

《準決勝》
⚪️京産大 12-4 近大
武田風人 5-1 池田
稲垣博大 4-1 赤曽部
中島友希 3-2 伊東

《決勝》
⚪️京産大 23-3 近大工
稲垣博大 9-0新井
武田風人 9-1豊田
松本龍魁 0-1北代
田山連太郎 5-1崎山

ー女子ー
《1回戦》
⚪️京産大 14-0 宮産経大
松本 星来4-0 首藤
小堂 利奈 5-0 新名
山本 文香 5-0 栗原

《2回戦》
⚪️京産大 10-2 大商大
池田 真白 4-1首藤
向井 瑠杏6-1新名

《準々決勝》
⚪️京産大 17-0 神大
大西照葉 8-0 中野
池田 真白 9-0 武政

《準決勝》
⚪️京産大 6-4 福大
小堂 利奈2-4 龍野
山本 文香 2-0 世古
大西 照葉 2-0 園田

《決勝戦》
⚪️京産大3-3近大
山本 文香 0-0 藤田
大西照葉 0-1片岡
小堂利奈 3-2 岡崎

代表戦:大西 3-1 岡崎



 男女とも一回戦から勢いよく勝ちを重ねた。先鋒がテンポの良い試合運びで勝ちを得ると、後続も良い流れのまま技を決める。近間に入っても相手の動きを恐れることなく、一瞬の隙を最小限の手数で仕留める京産大。しか準決勝では手強い強敵が立ちはだかった。
 女子の相手は福岡大。2021年のインターハイで女子組手個人を優勝した龍野率いる強豪だ。龍野と対決した先鋒の小堂は2-4で敗戦。後がなくなった京産大は中堅の山本が2-0で勝ち、勝負は大将戦へ。ここを大西が2-0で強さを見せつけ、決勝へ駒を進めた。
▼山本
山本

 一方、男子の相手は関西で何度も戦ってきたライバル、近畿大。決勝を前にヘビーな戦いが要求される一戦となった。しかし始まれば京産大の勢いが止まらない。先鋒の武田が蹴り技を含め5ポイントを取って勝つと、続く稲垣、中島も全日本強化選手などに打ち勝ち3人で勝利を決めた。
▼準決勝後、喜びを分かち合う男子たち
男子

 迎えた決勝戦。女子の相手は近畿大だった。先鋒の山本はアジア大会で優勝経験のある藤田と対戦。先鋒の勝敗が試合の流れを左右するため、どちらも慎重な試合運びの中、一挙手一投足に緊張が走った。結果は引き分けに終わり、中堅の大西の試合に注目が集まる。こちらも間合いを慎重に詰めていく試合だった。しかし近大の片岡に1ポイントを取られ、0-1で敗戦。続く大将の小堂は最低でも一本差での勝利が必要となった。相手は岡崎。23年度の強化指定選手同士の戦いとなり、会場も盛り上がる中、小堂が3-2で勝利した。これでスコアが1-1と同じになる。

 優勝は代表戦へと委ねられ、大西と岡崎がコートに立った。この2分で色が決まる。金か銀か。固唾を飲む場面、しかし「あまり緊張しなかった」と動じないのが大西だった。試合が始まるとこれまで張っていた糸がぷつんと切れたように、激しい試合展開に。流れを掴んだ大西がその後2ポイントを追加して見事、西日本の頂点を決めたのだった。
▼残心を決める大西
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▼決勝戦後、選手らと抱き合う中村コーチ(右)
女子

 さあアベック優勝まで目の前だ。対するは強豪の近大工学部、一瞬たりとも気が抜けない。しかし、女子の優勝に気合をもらった男子は勢いそのまま、相手の技の出し終わりを突く鮮やかな身のこなしで観客を沸かせた。先鋒の稲垣が3ポイントの技である上段蹴りを決めるなどして、9-0で完封勝利すると、続く武田が9-1で勝利。松本は惜しくも0-1で敗戦したものの、副将の田山が5-1で勝ち、この瞬間に男子の優勝が決定。悲願の男女優勝を成し遂げた。
▼技を決め雄叫びを上げる稲垣
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▼技を決める田山
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【記事、写真:大谷賢之介】


《選手インタビュー》
■武田風人
ー優勝おめでとうございます。
🗣️1人1人が自分の仕事に忠実にしてくれた結果として優勝があると思いますし、日頃の練習で指導してくださる監督やコーチ、応援に来てくれた親族の方々のおかげでもあると思うので、本当に感謝しかないです。

ーチーム全体で蹴り技でポイントを取っていた印象がありますが、そこは意識していたのでしょうか。
🗣️もともとのみんなのポテンシャルだと思います。技の後をしつこくという意識が全体的にありましたが、各々が培ってきた技の中で特に蹴り技が目立っていたのかなと思います。

ー7月2日には全日本個人がありますが、そこに向けての意気込みをお願いします。
🗣️自分自身、昨年はすごく悩むことがあって苦しい1年間でしたが、助けてくださっている方がいますし、津山師範でしたり荒賀監督でしたり、いろいろ迷惑をかけてしまっている部分もあるんですが、今回の試合のように自分の組手を貫いて、周りの人に元気を与えるような組手がしたいです。その中で結果がついてくればいいなと思います。

■大西照葉
ー優勝おめでとうございます。感想を聞かせてください。
🗣️嬉しいです。

ー代表戦という緊張する場面での心境はいかがでしたか。
🗣️みんなが繋いで回してくれていたので、そこまで緊張というのはなくて、楽しんでやりました。

ー決勝戦の相手は関西で何度も対戦したライバルの近大でしたが、試合前に監督やコーチ陣にかけられた言葉はどのようなものでしたか。
🗣️自分が無理に勝ちにいかなくも、いつも通りの組み手で繋いで繋いでいけば大丈夫とアドバイスもらいました。

ー新チームになってまだ序盤ですが、どういったチームにしていきたいですか。
🗣️上回生になって後輩がいるので、見本までは行かなくても、頼りになる引っ張っていけるように。やる時はやるというメリハリをつけれるチームにしていきたいです。

《空手道部》 「いろいろなものを犠牲にしてきた」涙の準々決勝敗退ー全日本団体組手

 第62回全日本大学空手道選手権大会(18日・日本武道館)が行われ、男子団体組手は3位、女子団体組手はベスト8だった。

女子団体組手
 その瞬間までは順調だった。初戦の防衛大、3回戦の山梨学院大をストレートで撃破。無傷でベスト8に進出した。しかし、国士館大を相手に大将戦にもつれ込むと中江真矢が反則負け。昨年のベスト4を上回ることができず、大会を去った。
 中江にとって空手人生最後の試合だった。大会終了後、「大学生活でいろいろなものを犠牲にしてきた」と涙ながらに話した。「今までの集大成だと思って準備してきた。不完全燃焼だけど悔しくはない。上手く言えないけど終わってしまったんだという気持ち」。圧倒的な力の差で負けた昨年と異なり、実力が拮抗している相手に敗戦。その分、言葉では表せない思いがあるのだろう。
 「簡単ではないと思うけど、来年は優勝して欲しい」と最後は笑顔で下級生にメッセージを送った。


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=女子団体組手戦績=
2回戦VS防衛大〇3
先鋒 秦美乃里(4)〇4-0
中堅 中江真矢(4)〇6-0
大将 竹田由彩奈(3)〇6-0

3回戦VS山梨学〇2
先鋒 佐尾瑠衣花(3)〇2-0
中堅 中江真矢(4)〇3-0

4回戦VS国士館〇1×2
先鋒 佐尾瑠衣花(3)〇2-0
中堅 秦美乃里(4)×0-2
大将 中江真矢(4)×0-6

男子は3連覇ならず

=男子団体組手戦績=
1回戦vs新潟産業大〇5△1
先鋒 横井仁勇(3)〇6-0
次鋒 吉村郁哉(2)〇5-1
中堅 上山大就(1)△0-0
副将 中田竜斗(4)〇6-0
大将 中島啓太(4)〇6-0

2回戦vs立教大〇3×1
先鋒 梶原龍斗(1)〇4-0
次鋒 村上志久摩(3)×0-1
中堅 嶋田力斗(1)〇6-1
副将 釜口幸樹(4)〇1-0

3回戦vs明治大〇3
先鋒 中島啓太(4)〇6-0
次鋒 釜口幸樹(4)〇1-1
中堅 吉村郁哉(2)〇2-0

4回戦vs天理大〇3×1
先鋒 横井仁勇(3)〇3-1
次鋒 中島啓太(4)×2-7
中堅 嶋田力斗(1)〇4-2
副将 釜口幸樹(4)〇8-0

準決勝vs帝京大×3
先鋒 中島啓太(4)×2-10
次鋒 吉村郁哉(2)×2-2
中堅 嶋田力斗(1)×6-7

主将
釜口幸樹「(最後は出番なく)負けてしまったので悔しい。来年は優勝を取り返して欲しい」。

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第11回FISU世界大学空手道選手権大会の表彰式が行われた。

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表彰状授与式(中央は釜口)

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世界大会で優勝した嶋田(左)と釜口(右)

《空手道部》圧倒的強さで全日本2連覇!

 第61回全日本大学空手道選手権大会(19日・日本武道館)―空手の大学日本一を決める戦いで、男子団体組手1位、女子団体組手3位と堂々たる成績を残した。男子は2年連続5度目の優勝、女子は6年ぶりの快挙だ。優秀選手賞には杉本一樹ら6選手が選ばれた。

◆男子組手戦績      ◆女子組手戦績

1回戦 5-0 東大     2回戦 3-0 防大
2回戦 3-0 慶大     3回戦 2-0 大産大
3回戦 3-0 早大     4回戦 2-0 国士大
4回戦 3-1 日大     準決勝 0-2 近大
準決  3-1 帝大
決勝  3ー0 近大

◆男子優秀選手賞     ◆女子優秀選手賞

杉本一樹(営4)       山本麻衣(営4)             
吉村文太(法4)
藤澤喜樹(営4)
中島啓太(法3)
釜口幸樹(法3)

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 12月9、10日に日本武道館などで開催される天皇杯・皇后杯 第45回全日本空手道選手権大会に卒業生で女子空手道部監督の荒賀龍太郎ら在学生を含め多くの選手が出場します。ご声援よろしくお願いします。当日は京産大アスレチックTwitter(@KSU_athle_press)にて試合経過を速報しますので、ご覧ください。

 また、2月発行予定のアスレチック184号に今大会の試合経過、コメントを掲載します。ぜひご覧ください。アスレチック定期購読をご希望の方は下記メールアドレスにお名前ご住所を明記の上、購読希望とお伝えください。

ksuathleticpress@gmail.com
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