京産大アスレチック

学内スポーツ紙「京産大アスレチック」を製作・発行する、京都産業大学体育会本部編集局の公式BLOGです。

サッカー部

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【サッカー部】2-0快勝で初戦突破!関西選手権がスタート

第53回 関西学生サッカー選手権大会 3回戦 神戸大戦(2024年6月9日)
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【スターティングメンバー】
GK 12 中村青(4年=京都橘高)
DF 2 楠瀬海(4年=高知高)
DF 4 小野成夢(2年=愛媛FC U-18)
DF 5 横窪皇太(4年=金光大阪高)
DF 6 大串昇平(4年=ガンバ大阪ユース)
MF 10 伊藤翼(2年=セレッソ大阪U-18)
MF 3 田代紘(2年=ヴィッセル神戸U-18)
MF 7 石原央羅(4年=サガン鳥栖U-18)
MF 23 山村朔冬(1年=帝京長岡高)
MF 72 皿良立輝(1年=セレッソ大阪U-18)
FW 36 岩村匠馬(4年=東山高)
(フォーメーション 1-4-2-3-1)
【サブメンバー】
GK 31 徳若碧都(3年=高川学園高)
DF 34 木戸晴之輔(2年=サガン鳥栖U-18)
DF 25 西村想大(1年=近江高)
MF 15 末谷誓梧(2年=セレッソ大阪U-18)
MF 14 長谷川裟恭(3年=京都橘高)
MF 8 城水晃太(4年=サンフレッチェ広島ユース)
FW 11 中田樹音(4年=岡山学芸館高)
FW 9 菅野翔斗(4年=サンフレッチェ広島ユース)
【選手交代】
64分
IN 滝口晴斗 OUT 大串昇平
IN 木戸晴之輔 OUT 楠瀬海
75分
IN 長谷川裟恭 OUT 伊藤翼
77分
IN 菅野翔斗 OUT 岩村匠馬
83分
IN 末谷誓梧 OUT 石原央羅
【スコア】
京産大2-0神戸大
45分 得点 岩村匠馬
60分 得点 横窪皇太
【試合内容】
今年も全国・総理大臣杯への挑戦権をかけた一発勝負の戦いが始まった。ホーム神山に神戸大を迎えての一戦。スタメンは先週のリーグ戦から大幅に変更し、山村がトップ下、岩村が1トップを張る形でスタートした。「自分たちの課題に向き合うような戦い方になった」(横窪)と、開始から徹底的に引いた守りに苦戦する。ブロックを崩したい京産大は、皿良が低い位置を取り、空けたスペースに伊藤が上がっていくなど、流動的なポジショニングで工夫を凝らすが、決定的なシュートは打たせてもらえない。そのまま前半が終わろうとした45分、大串のクロスに反応した岩村が起用に応える先制点を決めた。「気持ちでねじ込んだ」と、DFをかわし、GKが反応するもボールはゴールネットへ。「また新たな競争が生まれてくる」(吉川監督)と、菅野、中田に割って入るストライカーの存在は、チームの成長に必要不可欠だ。
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リードした京産大は強い。後半に入ると、より支配的な試合運びへと向かう。60分、CKから、京産大1の高さを誇る横窪がヘディングで追加点。前半から数多くあったセットプレーを仕留めた。「何本もあった中で、1点っていうのはまだまだ納得できない」と、貪欲な姿勢をみせる横窪。彼に対し、「絶対的な存在になっていかないといけない」と、指揮官もDFリーダーへさらなる成長に期待している。その後も前がかりとなる相手に対し、連動したプレスで隙を与えない。65分には、石原のマイナスにフリーで山村がシュートを放つも、枠外へ。石原も自らカットインからのシュートを狙うなど、積極的な攻撃をみせる。76分、カウンターから今日唯一と言っていいピンチが訪れるも、GK中村が冷静に処理し、事なく終えた。最後は途中出場の長谷川、末谷、木戸らによる左サイドから完璧な崩しをみせるが、惜しくも得点には至らず。2-0と完封勝利で、危なげなく初戦を突破した。
神戸大戦後に行われた次戦対決する関国大の試合。「全員で前半は見る」(吉川監督)と、試合終了直後でも、相手の研究は欠かさない。勝利への貪欲な姿勢を保つことがトーナメントを勝ち上がる第一の条件だ。
【試合後のインタビュー】
岩村匠馬選手
ー1トップとしてスタメン
チャンスをもらった中で結果にフォーカスしようかなと思ってて、どんだけ引いてくるかなっていうことも自分が予想してて、1本に集中はしてて、ああいう中で1点取れたんで良かったかなと思います。
ー得点を振り返って
ずっと昇平のクロスの後が開くなと思ってて、試合の中で昇平にあと1本頼むって話してて、ああやって来た中で落ち着いて自分の中でも1個ゴール前で落ち着こうと思ってたんで、1人かわして相手キーパーに触られたんですけど、気持ちでねじ込んだかなっていう感じです。
ーターゲットとして
正直この相手やったら全部収めないといけないって自分の中で思ってるんで、そこは僕のもっと強くしていかないとあかん部分かなと思ってます。
ーチームについて
FWに樹音と翔斗がいる中で、自分はそこに入ってって、3人でいい関係でできるように日頃の練習から頑張っていこうかな思ってます。
ー次戦に向けて
トーナメントなんで絶対に勝つっていう気持ちを忘れずに、この1週間過ごして、このチームに貢献できるように毎日頑張りたいと思います。
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横窪皇太選手
ーチームとして意識したこと
相手が全員引いてきた中で、自分たちの課題のクオリティっていうところは、いつもファンクションじゃないですけど、コーン相手に見立ててやって、練習とかじゃなくて、やっぱり人が動いてっていうリアリティのあるとこやったんで、自分たちの課題に向き合うような戦い方になったかなと思います。
ー攻撃に苦しんだ前半
なかなか押し込んでるけど点が入らず、シュートが打てずみたいな感じで、焦れそうなときもあったんですけど、全員が焦れずにしっかり戦いきって、前半1-0で折り返せたのがよかったと思います。
ーCKから得点
学生リーグの時からセットプレーっていうのは自分たちの攻守において課題やったんで、今日も何本もあった中で、1点っていうのはまだまだ納得できないところですし、そこはもっともっと練習していかないといけないところかなと思います。
ー4回戦へ向けて
来週も次のこの試合の相手とやりますけど、自分たちの戦いができれば勝てると思うんで、しっかり来週1週間いい準備していきたいなと思います。
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田代紘選手
ースタメンでの出場
こういう学生リーグじゃない場面でスタメンを勝ち取って、この期間でしっかりアピールすることが、1番大事だと思ってたんで、スタメンっていう形を吉川さんがくれたんで、自分のストロングを、しっかり今日の試合にはぶつけようと思ってました。
ー前半を振り返って
前半は割り切った相手に対して自分たちが距離が遠かったりして、テンポっていう場面が前半と後半では違ってて、後半はみんなの距離が近くて、テンポも上がって、うまい形で点に繋がった。前半取れなかったセットプレーっていうのを、後半は取れたのが前半との違いでした。
ー自身のプレーを振り返って
自分のストロングの守備っていうところは、あんまりこの相手ではなかったんですけど、もう1つの長所であるロングボールだったり散らすっていうところはできたかなと思ってるし、自分はあんまミスしないタイプで売り出してるんで、中盤で翼と違うテンポを作るっていう場面ではできたかなと思ってて。悪かったところは、もっと守備で潰し切る場面だったり、セカンドの回収だったりをもっと作っていったら、スタメン争いに絡んでいけるかなと思います。
ー思惑通りの後半
後半は前半で自分たちの課題が明確化したんで、翼と距離縮めるだったり、朔冬、トップ下と距離を縮めてうまく関係性作れた中で、自分の長所もうまく発揮できたかなと思います。
ー次週に向けて
スタメンかどうかはまだわからないですけど、この1週間で今日もアピールできたと思うし、自分の長所をもっとこの1週間でぶつけて、スタメン勝ち取っていきたいし、スタメンじゃなくてもチームにしっかり貢献して、サブでも途中出場する気持ちで臨んでいきたいです。
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吉川監督
ー今日の狙い
細かい戦術とかプレーっていうよりも、0-1体大に負けたところから1週間、チームでミーティング重ねて固めたところで言うと、やっぱりもう1回チームのために自分が何ができるのかっていうところを再認識、考えようっていう話をして、今週1週間ずっとやってきたので。もちろんスタートで出たいっていう気持ちは全員ある中で、そうじゃなかったときにチームのためにどういう行動ができるのかっていうことを頭に入れながらやろうっていう話をしてたので、前半、相手も明らかに戦い方的には割り切った戦い方をしてきた中で、それぞれ自分がやりたいこととかフラストレーションをためてっていうよりも、1個1個自分、チームのためにプレーするっていうところで、1個こじ開けたっていうところは、粘り強くゴールに向かう、粘り強く攻撃し続けるっていうところで言うと、よくやってくれたかなと思います。
ー岩村選手が得点
リーグ戦、翔斗と樹音のところをあんまり変えてなかったっていうところもある中で、匠馬自身でフラストレーションというか、出れないもどかしさっていうのはありながら進んでたので、そういったところで1個、チャンスを与えるっていうところと、そのチャンスを彼がどういう風に表現してくるかっていうところにおいて、得点っていう結果を出したのは、この数週間のフラストレーションをしっかりと表現してくれて、また新たな競争が生まれてくるので、すごく良いことだなと思います。
ーCKから狙いの横窪選手がゴール
ヨコに関しては、もう絶対的な存在に今後なっていかないといけないっていうところで、今日も守備のゴールキックとか、ヘディングでしっかりと跳ね返し続けたっていうところと、あとは攻撃でなかなか点取れなかったんですけど、こういう相手にも1個得点を、追加点を取って、ゲームを優位に進められたっていうところで言うと、彼の持ってる力だと、本当に当然って言い方はあれですけど、しっかりと自分の力をチームのために使ってくれたかなと思います。
ー関西選手権のキーマン
いやもう全員に期待してるっていう感じですね。誰っていうよりも、本当に自分が出てゲームを勝ちに結びつけるとかっていう思いを持ちながらずっとブレずにめげずにやってる選手たちも多いので、誰っていうよりもその週その週でしっかりとした準備した選手がゲームに出ていくっていうところが1番だと思うので、チームのためにプレーできるより良いパフォーマンス、コンディションの選手を出していきたいと思います。
ー次戦、4回戦に向けて
1個1個、勝ち上がっていくことでしかないと思うので、また次の相手っていうことは、この後のゲームをしっかりと見ながら、全員で前半は見るっていうことを伝えてるので。次のゲームに向けて良い準備をして、しっかりと勝ちに結びつけられるようにしたいと思います。
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【取材:細井雅貴】

【サッカー部】終盤に失点し、今季リーグ戦2敗目を喫する。関西選手権直前の一戦

第102回 関西学生サッカーリーグ(前期) 第8節 大体大戦(2024年6月1日)
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【スターティングメンバー】
GK 31 徳若碧都(3年=高川学園高)
DF 33 逵村健斗(3年=三重高)
DF 4 小野成夢(2年=愛媛FC U-18)
DF 5 横窪皇太(4年=金光大阪高)
DF 6 大串昇平(4年=ガンバ大阪ユース)
MF 15 末谷誓梧(2年=セレッソ大阪U-18)
MF 10 伊藤翼(2年=セレッソ大阪U-18)
MF 22 松浦蒼波(4年=京都橘高)
MF 8 城水晃太(4年=サンフレッチェ広島ユース)
FW 11 中田樹音(4年=岡山学芸館高)
FW 9 菅野翔斗(4年=サンフレッチェ広島ユース)
(フォーメーション 1-4-4-2)
【サブメンバー】
GK 12 中村青(4年=京都橘高)
DF 25 西村想大(1年=近江高)
DF 2 楠瀬海(4年=高知高)
MF 3 田代紘(2年=ヴィッセル神戸U-18)
MF 7 石原央羅(4年=サガン鳥栖U-18)
MF 14 長谷川裟恭(3年=京都橘高)
MF 72 皿良立輝(1年=セレッソ大阪U-18)
MF 23 山村朔冬(1年=帝京長岡高)
FW 36 岩村匠馬(4年=東山高)
【選手交代】
64分
IN 皿良立輝 OUT 城水晃太
73分
IN 楠瀬海 OUT 逵村健斗
IN 田代紘 OUT 松浦蒼波
81分
IN 山村朔冬 OUT 中田樹音
【スコア】
京産大0-1大体大
【試合内容】
リーグ戦中断前最後、そして6月のスタートという節目の相手は、曲者の大体大。「体大の土俵でプレーしても、自分や樹音だったらそこで勝てる」(菅野)と、立ち上がりからボールを持たせ、前線からプレスをかける。すると17分、2試合連続スタメンとなった城水が、スピードに乗り、シュートまでやりきる。ボールは左のポストに直撃し、キーパーの手元へ。惜しくもゴールとはならなかったが、主に右サイドハーフで出場しているルーキー皿良に待ったをかける活躍をみせた城水。豊富な運動量と守備力で違いを生み出し、出場機会を伸ばしたい。一方でピンチも迎える。キーパー徳若の手を弾いたボールはゴールへ流れたように見えたが、大串が迅速なカバーでクリア。27分、末谷が中央でボールを収めると、得意のドリブルでエリアへ侵入。切り返すとすぐさま右足を振り抜く。キーパーの頭上を狙ったが、ここも先制とはならなかった。30分には菅野が末谷のクロスに対し、上手くミートできず、もどかしい展開が続く中、第6節以来となるスコアレスでハーフタイムへ突入。
後半も試合のペースは変わらず、攻守激しく入れ替わるが、スコアは動かない。「相手が70分以降の失点が多いっていうデータも選手には伝えてた」(吉川監督)と、終盤でよりギアを上げたい京産大は、城水に代わって精度の高いキックが特徴の皿良を投入し、攻撃的な姿勢をみせる。しかし69分、一気にスピードアップを許すと、大串と横窪の間を破られ、そのまま右足で巻くようなシュートを沈められた。開幕節以来の先制を許す展開となった京産大は、2トップの一角中田を下げ、山村を起用し、昨年から慣れ親しんだ4-2-3-1で同点を狙う。さらに松浦に代えて守備的な田代を入れることで、伊藤が攻撃で幅を取りやすい形に。左サイドでは末谷が息を切らすことなくチャンスを演出し続ける。「先を見据えたときの連覇っていうのを見たときに、もう落としたらあかん試合」と、CBの小野もエリア付近まで持ち運び、なんとしても勝ち点をもぎ取ろうという姿勢をみせるが、相手の低く固いブロックを敷いた守備をこじ開けることはできず、今季リーグ戦2敗目を喫した。これで首位関西大との勝ち点差は6に広がり、リーグ5位で関西選手権へと入っていくこととなった。
決して口にはしないが、過密日程による疲労感も溜まってきている選手たち。「マネジメントのところでは違う選択もあったのかな」(吉川監督)と、振り返った。関西選手権初戦は、ホーム神山に神戸大を迎える。圧倒的な質を見せる勝利に期待したい。
【試合後のインタビュー】
主将・菅野翔斗選手
ー前半からハイプレス
体大のサッカー、体大の土俵でプレーしても、自分や樹音だったらそこで勝てるかなっていうのは正直あったんで。あそこで自分らが負けたら正直、今年は戦い的にしんどくなってくると思うしって中で、樹音とはあそこは俺らが負けへんっていうのは意識して試合入ってました。
ースコアレスでの折り返し
最近、前半で2点くらい取れてっていう試合が多かった中で、こうやって前半で点が入らない試合っていうのも、これからトーナメントとかになったら出てくる中で、相手は後半途中から落ちてくるっていうのは、自分らも最初から言ってたんで、そこは焦らず後半も入れたんですけど、ああいう時間帯で失点してしまったっていうのは、自分らでゲーム難しくしたかなと思います。
ー失点後システム変更
相手も疲れてたんで、どんどんニアゾーン、元気な選手出してニアゾーン取ってクロスからっていうのは自分らの狙いとしてあったんですけど、もう1歩最後の質のところでやっぱ守られたっていう感じです。
ー体力面
連戦ですけど、別にリカバリーが間に合ってないとかはなかったんで、そこは出たからにはしっかりやらないといけないし、自分の役目は点取ることなんで、今日は自分が決められなかったっていうところがチームの結果に繋がったかなと思います。
ーゴールを決めるために
どんどん外してもじゃないですけど、シュート打たないと入んないと思うんで、何回もトライするっていうのは、自分の中でどんどんやっていかないといけないなと思います。
ー関西選手権に向けて
個人的にも脳震とうで途中出場で途中交代って形になって、去年のとても悔しい大会だったんで。京産が、自分が入ってからも1回も全国には行けてないんで、まず全国に出ることで、そこからやっぱ全国で上の方に行くだったり、1つ目の関西のタイトルだと思うんで、優勝目指してやっていきたいと思います。
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小野成夢選手
ー今日の試合を振り返って
チームとしても個人としてもリーグ中断前っていうことで、3連勝するっていうのをずっと言ってた中で、今週1週間取り組んできて、単純にリーグ中断前で勝ちで終わるっていう大切さもあったっていうのと、先を見据えたときの連覇っていうのを見たときに、もう落としたらあかん試合っていうのは、みんなわかってたと思うんで、こういう結果になってしまったっていうのは、まだまだできることがあるんじゃないかなっていうのは感じました。
ー前半スコアレスでの後半戦
前半は吉川さんのミーティングでもあったんですけど、0-0で折り返して、大体大がラスト20分での失点が多いっていう中で、0-0のスコアで後半20分まで持っていって、ギア上げるっていうのも頭に入れながら試合をしようっていうので。最後の20分たたみかけれる形が作れてたんで、やっぱり0で抑えないといけないゲーム内容と思うし、ああいう1個の失点で負けに繋がってしまうんで、そういうところはまだまだ突き詰めていかないといけないかなと思います。
ー失点シーン
前半結構自分と健斗くんの間のところ走られてっていうのはハーフタイムで話あった中で、ライン間ちょっと空いてきて、そのライン間使われて、センターバックとサイドバックの間走られてって感じだったんで、あの時間帯で、後ろCBとして、やっぱ締める発言とか、雰囲気とか、CBとしての役割っていうのを果たしてなかったから、ああいうことになってしまったと思うんで。自分のサイドからが1番見えてるんで、もっと声をかけてれば、防げたのかなって思います。
ー攻撃参加する場面も
やっぱり自分の中でも勝たないといけないっていうのは思ってたんで、チームとして1点決めるっていう中で、1回そのチャンスがあったんで上がっていったんですけど、得点を決めれるなら上がっていった方がいいと思うし、後ろとしてもどんどん前にチャンスを何回も演出できるような組み立てっていうのは、もっとやらないといけないかなと思いました。
ーできる限り前方へのパス
セカンドのところで結構前につけたり、あんまり後ろ向きにならないっていうのは、ある程度はできてたんですけど、パスミスっていうのが何回か翼にカバーしてもらったり、単純なパスミスで攻撃の流れを切ってしまったりっていうのがあったんで、そこはチームの流れを途絶えさせないように、1個1個こだわって練習からやっていきます。
ー関西選手権に向けて
本当負けたら終わりなんで、まず勝つっていうところと、自分のポジション的にもチームとしての無失点っていうのがあまりできてない。そういう大会なんで、より無失点0で終わるっていうことを頭に入れて、一戦一戦戦っていきたいと思います。
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吉川監督
ー試合を振り返って
最後のきつい中でもラスト20分、交代選手も含めてギア上げて、ゲームプラン的には70分までは0-0というか、相手が70分以降の失点が多いっていうデータも選手には伝えてたので、ラストの20分、25分でギアを上げて、勝負かけに行くっていうところは、そういうプランも持ちながらも、給水前の0-1の1がかなり痛いというか、難しいゲームになったので。おおよそ狙い通りではあったんですけど、やっぱりゲームの大きな肝になるところが、1個の失点やったかなと思うので。失点はパス2本ぐらいで背後取られてっていう感じなんで、もったいなかったなっていうのが正直な感想です。
ー前半に点を取れなかった
中2日である程度コンディション的にも問題なくっていうところだったので、中2日、前節と同じスタメンでスタートはした中でも、やっぱりちょっと中2日でリカバリーが間に合ってないっていう選手も中にいたのかなっていう部分もあったので、前半がちょっといつもよりかはスローペースな45分だったので、あの辺が僕自身のところで、じゃあこの11人がスタートで良かったのか、フレッシュな選手を1、2枚変えて、ちょっとスタメンの選手をサブに置いて、色んなギアとか、戦術的な幅を残しておくのかっていうところで言うと、自分のところで言うと、マネジメントのところでは違う選択もあったのかなって。たられば、結果なんですけど、でもそういったプランもあったのかなっていうのが正直なとこですね。
ー大串選手の見事なカバーも
失点のところも、横窪と大串の間割られてっていう感じなので、昇平は本当に90分通してエラーなく、もちろんビッグセーブというか、最後に掻き出してっていうところはもちろんあったと思うんですけど、でも90分通してミスなく、エラーなくやらないといけない選手なので、ああいう際のところを守れるようになってきたら、また周辺の評価も変わってくるのかなって思います。
ー最後は4-2-3-1へのシステム変更
2トップの樹音と翔斗が今年のチームの明確なストロングではありながらも、去年から続けてる4-2-3-1っていうところは、1つのプランではずっとあったんですけど、なかなかゲーム展開的にあんまり出せずにっていうところはあったんですけど、朔冬だったり立輝だったりっていうのは、パフォーマンス的にもコンディション的にも、ここ数週間前向きな姿勢も見えましたし、コンディション的にも良くなってたと思うんで、誓梧を残すっていうところ。最後まだチャンスメイクができてたんで、90分持つなっていうところで含めて、誓梧を変えるより、もう1個、誓梧と立輝と朔冬でライン間のところでクオリティーを保って、チャンスを生み出したいっていうところの狙いがあったので、そこは狙い通りある程度彼ら3人はやってくれたかなって思います。
ー終盤は伊藤選手が高い位置に
田代を入れたので、蒼波と組んでる時よりも、どっちかというと守備的なポジションを紘に任しながら、翼も自由に前に加勢していっていいよっていう話はしながらだったので、その辺はより自由に。翔斗は相手の背後を狙いながら、中盤の4人は危ないエリアで自由にプレーするっていうところが1つあったので、負けはして、得点も取れなかったですけど、いいイメージはプランとしては1個、2個増えたかなって思います。
ー失点後、小野選手も攻撃参加
相手が守りきるっていうところのローブロックというか、リトリートっていうところだったので、こっちはあんまり後ろに人数かけずに取りに行かないといけないっていう状況だったので、そこは多少のリスクは負いながらもプレーをさせたっていうところで、ゲームの流れで言うとなるべくしてなってるかなと思います。
ー関西選手権に向けて
勝って関西選手権に入るっていうのは1番良い流れやったかもしれないですけど、逆にこの0-1っていうところもポジティブに捉えて。0-1で敗戦してしまえば総理大臣杯ってところがもう行けないっていう、トーナメントで言えばもう終わってしまうっていう厳しさの部分を、この関西選手権の1つ前のギリギリのタイミングで経験できたのは、チームとしてはプラスかなっていう風に思うんで、もう負けは負けとして受け入れて、それをどういう風に捉えるかがすごく大事かなって思う。しっかりこの0-1を受け止めて、次の関西選手権っていう大会にしっかりと挑んでいければいいかなと思います。
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【取材:細井雅貴】

【サッカー部】2点リードを逃げ切り、リーグ戦2連勝!最後は5バックに

第102回 関西学生サッカーリーグ(前期) 第7節 大経大戦(2024年5月29日)
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【スターティングメンバー】
GK 31 徳若碧都(3年=高川学園高)
DF 33 逵村健斗(3年=三重高)
DF 4 小野成夢(2年=愛媛FC U-18)
DF 5 横窪皇太(4年=金光大阪高)
DF 6 大串昇平(4年=ガンバ大阪ユース)
MF 15 末谷誓梧(2年=セレッソ大阪U-18)
MF 10 伊藤翼(2年=セレッソ大阪U-18)
MF 22 松浦蒼波(4年=京都橘高)
MF 8 城水晃太(4年=サンフレッチェ広島ユース)
FW 11 中田樹音(4年=岡山学芸館高)
FW 9 菅野翔斗(4年=サンフレッチェ広島ユース)
(フォーメーション 1-4-4-2)
【サブメンバー】
GK 12 中村青(4年=京都橘高)
DF 25 西村想大(1年=近江高)
DF 2 楠瀬海(4年=高知高)
MF 3 田代紘(2年=ヴィッセル神戸U-18)
MF 7 石原央羅(4年=サガン鳥栖U-18)
MF 14 長谷川裟恭(3年=京都橘高)
MF 72 皿良立輝(1年=セレッソ大阪U-18)
MF 23 山村朔冬(1年=帝京長岡高)
FW 36 岩村匠馬(4年=東山高)
【選手交代】
55分
IN 田代紘 OUT 松浦蒼波
67分
IN 楠瀬海 OUT 逵村健斗
IN 石原央羅 OUT 末谷誓梧
79分
IN 西村想大 OUT 中田樹音
【スコア】
京産大2-1大経大
12分 得点 大串昇平(4年) アシスト 菅野翔斗
20分 得点 菅野翔斗(4年) アシスト 大串昇平
【試合内容】
2-0から逆転を許した奈良クラブ戦から中3日、リーグ戦上位進出へ向け、同じく勝ち点11の大経大とのマッチアップとなった。「出れてない選手の模範となるような立ち振る舞いをずっとしてくれてた」(吉川監督)と、城水を開幕節以来のスタメンに抜擢。立ち上がりから持ち味を存分に生かした守備力で貢献する。押され気味の中で12分、スローインからボックス内で菅野がキープすると、後方から上がってきた大串がパスに対し、ダイレクトで左足を合わせると、ボールはニアサイドを抜け、今季初ゴールをあげた。続く20分には、横窪のロングフィードに大串が反応。ワンタッチでクロスをあげると、菅野が体を投げ出しながらゴール右側へ決めてみせた。菅野と大串のホットラインで互いに1ゴール1アシスト。「ようやく昇平のところで目に見える結果が出た」(吉川監督)、上位争いに食い込んでいくには欠かせない存在であり、夏場からのアシスト量産に期待したい。
ハーフタイムを2-0で迎え、今日も後半は難しい戦いとなった。55分、警告を貰っていた松浦に代わって田代を投入。「いろんなゲームの教訓を活かしながら」と、より早めに交代カードを切る指揮官。67分には、末谷と足を痛めた逵村に代わって、石原と楠瀬を送り込んだ。フレッシュで速い選手を入れることで左サイドからのカウンターでダメ押しを狙うが、決めきれず。75分、前に釣り出された横窪がかわされ、右サイドを突破されると、最後は中央へグラウンダーで合わせられ、1点差となった。もう追いつかれるわけにはいかない京産大。79分に2トップの一角である中田を下げ、学生リーグデビュー戦となるCBのルーキー西村を起用。「上手いこと試合に入れた」(西村)と、この緊迫した場面で見事なディフェンスを披露し、快調な滑り出しとなった。西村が5バックの中央に入る形で今季初めて5-4-1の陣形をとるラスト10分。DF陣はサイドへ出やすく、強固なブロックでクロスを跳ね返す。前線では菅野が身体を張り、時計の針を進めていく。ATは5分、最後はCKのピンチを迎えるも、マークを外すことなく凌ぎ切り、2-1でリーグ戦2連勝とした。
5枚で守り抜くことを選択したのは、主将・菅野を始めとしたピッチ内の選手たち。自主的に発言するプレイヤーと、その意見を聞き入れ、柔軟な起用をする首脳陣が一体となっているのが、このチームの魅力だ。
【試合後のインタビュー】
大串昇平選手
ー2-0から逃げ切っての勝利
試合前から吉川さんと、このチーム先制できて、追加点とか2点目まで取れるけど、3点目取れないことだったり、後半相手に呑まれて同点、逆転までされるっていうことは、1つ課題として持っていたので、そこはキーパーとDFライン中心に集中したプレーができたんじゃないかと思います。
ー1ゴール1アシストを振り返って
立ち上がりちょっと流れ悪かったんで、シュートで終わることを意識した中で、ああいう形で点取れたっていうのは良かったと思います。翔斗にアシストしたのは、あそこまで抜けて、翔斗や樹音が中入ってきてくれてるやろうなっていうこと信じて、それが形として出たのでよかったと思います。
ー城水選手との連係
城ちゃんは自分の中でやりやすいサイドハーフの1人なので、そこで何か特別難しいことはなかったと思います。城ちゃん守備が上手くて、守備のところで結構助かる部分は多いので、攻撃でどれだけコンビネーションで崩せるかっていうところは、2人の課題になってくるのかなって思ったんですけど、それなりにいいプレーはできたと思います。
ーラスト10分は5バックに
そこは吉川さんとも話しながらの、4バックにするのか、5バックにするのかっていうのとかはあったので。5バックにしたところでも、後ろが大きくなるっていう要素があったり、サイドにサイドバックが出やすくなったりっていうことがあったので、やりにくさとかはなく、いい形でできたと思います。
ー多く試合があった5月を振り返って
体はキツい状態ではあったんですけど、全員タフに戦えるのは今年の強みやと思うし、最後追いつかれるような展開だったり、逆転されるような展開もあるけど、負けが少ないのは良いことだとは思うので、それをいかに勝ちにつなげれるかっていうのが、ここから大事になってくると思うんで、みんなタフに戦えてよかったと思います。
ー中2日で次節へ
連戦の最後になってきて、みんな体がキツくなってきてるとは思うけど、ここで勝てるか、負けるか、引き分けるかっていうので、ここから上位に食い込めるのか、中位で終わってしまうのかが大事になってくると思うので、しっかり準備して勝てるように頑張っていきます。
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田代紘選手
ー途中出場
時間帯的にも押されてる時間が後半長かったんで、そこで僕の持ち味の守備の球際とか、しっかり競り勝ってっていう部分で長所を出すっていうのを目的に試合に入りたいと思っています。
ー同学年であり、ボランチの一角である伊藤選手との連係
翼は去年からずっと出続けて、そういう試合状況とか慣れもすごいし、攻撃面では結構任せることが多かったんですけど、また違った役割があると思うんで、そういうところは翼と話し合ってできたかなと思います。
ー2-1となっても守り切れた
2、3試合、2-0から追いつかれるっていう場面とか逆転されるっていう場面が多い中で、この状況を打破するためには、やっぱり勝ち切るっていうのが大事やったと思うんで、そういうところでは全員が失点してもブレることなく声出しできたかなと思います。
ーより強化したい部分
個人的には攻撃の部分で、蒼波くんと違う部分は、攻撃だったり、守備もまだまだAチームのスタメンに出るには、まだまだ物足りない球際とかの部分、声出しだったり、もっと必要最低限上げていかないといけないと思うので。1番は攻撃、自分が前向いてゲームを作るっていう部分をやっていきたいと思います。
ー今日の試合の入り方
普段からスタメン組に入ったらどういうイメージをしようかっていうのは、ベンチで見ながらやってる。今日のゲームなんか特に僕の持ち味は結構発揮できる場面が多いなとは思ってたんで、出ても全然焦ることなくできたかなと思います。
ー今後続く試合に向けて
蒼波くんがあと累積(イエローカード)1枚だけっていうところも加味した上で、自分がいつ出てもいいように、自分の足りないところをちょっとでも上げていくのと、スタメンを奪うっていう意味では、もっと練習から激しいスタメン争いをやっていきたいなと思います。
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西村想大選手
ー途中出場で5バックの一角を任された
5バックは高校時代、ずっと全く同じポジションでやってて、そこの経験も生かせて、学生リーグ初出場だったんすけど、上手いこと試合に入れたかなと思います。
ー力を発揮できた部分
ヘディングとかは自信持ってやってる部分であるので、そこの部分が今日出たのは、普段からやってる練習の成果も出たし、良かったなと思います。
ー京産大に入ってのここまでを振り返って
やっぱり京産は先輩とかも優しいし、1回生なんですけど、学年関係なく接してくれてるし、上下関係とかもあんまり厳しくないし、自分入ってきてまだ3ヶ月なんですけど、馴染みやすい環境を作ってくださってるかなと思います。
ー今後、出場のチャンスに向けて
センターバックなんで、途中から出たりとか、出場機会とかその時間は多くないと思うんですけど、限られた出場機会の中でもしっかり自分の与えられた役割っていうのを理解しながらも、自分の特徴をしっかり生かしてチームに貢献できたらなと思います。ヘディングとかカバーリングとかっていうのは自分の武器なんで、出たときに出せればと思います。
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吉川監督
ーチームの強みである大串選手起点で2得点
徐々に大串の攻撃のところで強みは出てたんですけど、目に見える結果、アシストとか得点は出てない中で、ようやく昇平のところで目に見える結果が出たので、チームとしても個人としてもすごくポジティブな要素だなと思うのと、今シーズン、立ち上がり自分たち優位に進められる部分が多い分、ハーフタイム見てたんですけど、今シーズンのチームやっぱり試されてるなっていう話をしながら、最後苦しい展開にはなったと思うんですけど、ただ2-2とか2-3で終わらずに、いろんなゲームの教訓を活かしながら、なんとか勝ち点3とれてよかったと思います。
ー早い時間から松浦選手に代わり田代選手を投入
1つ警告もらってしまって、2枚目もらって1人少なくなるっていうのが1番痛いなっていうところもあったのと、前半から少し攻撃的なところでもイージーミスだったりとか、守備でボールが上に飛び交う中で、1個遅れる、セカンドボールの反応が遅れるっていう場面も少しあったので。大きくは結局1枚もらったっていうのと、田代がこの間の日曜日にあったAサブ戦のところでも、パフォーマンス的には松浦と遜色ないようなパフォーマンスで、スタッフともスタートから田代で行こうかっていうぐらいのところまで来てたので、思い切って紘を使えた。
ーラスト10分は5バックを採用
その準備っていうのは奈良クラブとやるときにもありましたし、 2、3節ぐらい前からは、最後のところ、逃げ切る、守り切るっていうところで言うと、そのプランっていうのは選手たちとも共有してたんで、逆に翔斗とかとコミュニケーション取った時に、ちょっと5バックでしっかり守る方が、中でのコミュニケーションとしては5枚の方がいいっていうところもラスト10分あったので、そこは選手の意見尊重して、5枚に切り替えたっていうことで。西村想大に関しては、こういう経験が成長させていく。上手くゲームに入って、しっかりパフォーマンス出したんじゃないかなと思います。
ー開幕節以来のスタメン出場となった城水選手
奈良クラブのときの途中から出た時のパフォーマンスも良かったですし、ミーティングでも言ったんですけど、自分がチャンスもらえてない中でも、サブでしっかりとやってたっていうところが、奈良クラブ戦でのパフォーマンスで、今回の1個チャンスをつかめたっていうところもあると思うので、このチームのサブの選手、出れてない選手の模範となるような立ち振る舞いをずっとしてくれてたんで、すごくチームにとってはプラスな材料かなと思います。
ー途中出場の石原選手について
もう少し自分でやってもらいたいなっていう部分は、物足りないところがあるので。 ただ日常のところで言うと、彼は人一倍努力しているので、こっちももちろん足りないところありながらも、彼の成長を含めて4年生で最後のっていう意気込みも含めて、チャンスをあげたいなって思わせるような日頃のトレーニングの姿勢だったりもするので。城水と同様、彼の出れてないときの振る舞いっていうところも含めて、ゲームに出るチャンスが回ってきてると思うんで、あとはちゃんと自分の中で整理されて、シュート1本が決まれば、もっと彼もそうやし、チームもグッといくかなと思う。
ー2-0から逃げ切れたことによるチームへの影響
相手のベンチもずっと言ってたと思うんですけど、俺らの方がやりたいことはちゃんとやってるみたいな。あとは狙い通りにプレーできるかどうかみたいな、相手の方が自分たちのサッカーはできてた。僕らでいうと自分たちのサッカーはできてなかったと思うんですけど、今日の大枠のテーマとしては勝負に徹する姿勢っていうので、勝ち点3を取る、リーグでまだできてない連勝するっていうところを、今日のゲームでは言ってたので、内容よりもとにかく勝ち点3を積んで、中位でどっちつかずじゃなくて、しっかり上位陣のグループに入っていくっていうところが、今の段階ではすごく大事だなって中で、今日のゲームは4位、5位の勝った方がっていうところもあったと思うんですけど、1つ大きなシーズンにとってもターニングポイントになるかなと思います。だから決して自分たちのゲームではなかったかもしれないですけど、勝ち点3を取れたのは良かったかなと。今まで自分たちのゲームはできてるけど勝てないとか、勝ち点を落としてしまうっていうことがあったので、自分たちのゲームじゃなくても勝ち点3を取れたっていうのは、 今シーズンで言えば1つ大きなゲームだったんじゃないかなと思います。
ー過密な5月を振り返って
いやもう楽しい楽しい。やっぱりゲームが1番成長するし、チームも成長すると思うんで。いろんな選手が緊張感あるゲームに出番があるかないかのせめぎ合いが、毎週毎週、3日に1回ぐらいあるっていうのはもう楽しい。これぐらいたくさんゲームがあればいいなって思いますけど。チームにとってはすごくポジティブなことだと思います。
ー中2日での大体大戦へ向けて
リーグ戦中断前で、連勝っていうのは去年も経験して、連勝することで順位ってかなり上がっていくことも経験してる。勝利に徹する姿勢を見せながら、良い守備から攻撃に繋げるっていうところのテーマを持ちながら、リーグ戦、その後の関西選手権まで見据えたときに、ずっとこの5試合ぐらい守備から攻撃っていうところは徹底して言ってる部分もあるので、関西選手権に入っていけるように、勝ちたいと思います。
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【取材:細井雅貴】

【サッカー部】プロ相手に善戦も、奈良クラブの底力に屈し、天皇杯初戦で姿を消す

天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会 1回戦 奈良クラブ戦 (2024年5月25日)
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【スターティングメンバー】
GK 31 徳若碧都(3年=高川学園高)
DF 33 逵村健斗(3年=三重高)
DF 4 小野成夢(2年=愛媛FC U-18)
DF 5 横窪皇太(4年=金光大阪高)
DF 6 大串昇平(4年=ガンバ大阪ユース)
MF 15 末谷誓梧(2年=セレッソ大阪U-18)
MF 10 伊藤翼(2年=セレッソ大阪U-18)
MF 22 松浦蒼波(4年=京都橘高)
MF 72 皿良立輝(1年=セレッソ大阪U-18)
FW 11 中田樹音(4年=岡山学芸館高)
FW 9 菅野翔斗(4年=サンフレッチェ広島ユース)
(フォーメーション 1-4-4-2)
【サブメンバー】
GK 12 中村青(4年=京都橘高)
DF 2 楠瀬海(4年=高知高)
MF 3 田代紘(2年=ヴィッセル神戸U-18)
MF 7 石原央羅(4年=サガン鳥栖U-18)
MF 8 城水晃太(4年=サンフレッチェ広島ユース)
MF 14 長谷川裟恭(3年=京都橘高)
MF 23 山村朔冬(1年=帝京長岡高)
FW 36 岩村匠馬(4年=東山高)
【選手交代】
66分
IN 城水晃太 OUT 皿良立輝
83分
IN 楠瀬海 OUT 逵村健斗
90+3分
IN 岩村匠馬 OUT 松浦蒼波
IN 石原央羅 OUT 末谷誓梧
【スコア】
京産大2-3奈良クラブ
3分 得点 末谷誓梧(2年)
33分 得点 菅野翔斗(4年)
【試合内容】
FA杯では社会人相手に連勝し、8年ぶりの天皇杯。J3の奈良クラブ相手にも、京産大らしい強く速いサッカーをみせた。「立ち合いから殴りにいくような」(吉川監督)と、まさしく言葉通りの開始3分、ハイプレスから前線でボールを奪うと、中へ切り込んだ末谷のシュートが、ゴールネットに突き刺さり、一歩リード。
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先制後も、前から捕まえる守備で、奈良クラブに襲いかかる。伊藤-末谷のセレッソUコンビでビッグチャンスを生み出すが、枠へは飛ばせず。さらには、キーパー正面を襲うシュートも見せた。前半だけで4本のシュートを放った末谷、「翼からのパスでチャンスあったけど、あれは本当に決め切りたかった」と、悔しさも残した。ここ4試合で3ゴールと、コンスタントに決めているが、今後は固め打ちに期待したい。この勢いで追加点を狙う中、33分に中田のシュートをキーパーが弾くと、こぼれ球に反応した菅野が、ワンタッチでボールとともにゴールイン。J3相手に2点リードと大きく前へ出たが、ここからプロの力を目の当たりにする。得点後のファーストプレー、GKからのロングパスをそのままヘディングで決められ、僅か1分で1点差とされると、流れは一気に奈良クラブへ。42分には、左サイドからのクロスに頭で合わせたボールは、クロスバーの上を通過。数多くのピンチを凌ぎ、1点リードの2-1で前半を折り返した。
今年に入り苦戦している後半の立ち上がり、前半の嫌な流れを払拭したい京産大だったが、52分、右サイドからカウンターを受け、鋭いグラウンダーのクロスに対し、小野が足を伸ばすと、ボールは無情にも自陣ゴールへ吸い込まれ、記録オウンゴールで同点とされた。このままあっさりと逆転を許すわけにはいかない。菅野、中田を中心に積極的にシュートを放つ。相手を押しこんだ際には、大串もミドルを果敢に狙ったが、相手のブロックに阻まれる。一進一退の展開が続き、次第にワンプレー毎へのどよめきが大きくなるロートフィールド奈良。両チーム90分で決着をつけようという姿勢をみせ、後半のATへ突入した91分のCK、中央でフリーにさせると、ゴール左端へ見事なヘディングを決められ、土壇場で逆転を許した。最後は前線の岩村、石原らを投入し、パワープレーを図ったが、力及ばず。2-0は危険なスコアとよく言ったものだが、言葉通りの展開になってしまった8年ぶりの天皇杯の舞台、2-3の逆転負けに終わった。
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プロを目指す選手が多くいるこのチーム、「やっぱり結果を残さないと、サッカー人生を変えるっていうことには繋がらない」(吉川監督)と熱く語った。今季Jクラブを相手にできるチャンスは終了したが、「日常の取り組みが1番大事」(吉川監督)と、引き続き行われる学生リーグ、6月から始まる関西選手権へ向け、ひたむきに努力を続けていく。

【試合後のインタビュー】
末谷誓梧選手
ー試合を振り返って
もちろん開始すぐチャンスがあって決めたっていうのは大きかったけど、やっぱり勝ちを目指す上で、もっと追加点っていうのは個人的に取らなければいけなかったなと思います。
ー今後の課題
複数得点っていうのはまだできてないんで、それは個人的にも課題というか、もっともっと上に行くためには、個人的には決めなければいけないところを決めるっていうのは課題なんで、そこは課題としてこれからもやっていく必要があると思います。
ー伊藤選手とのホットライン
ずっと一緒にやってて、欲しい時に来るし、欲しい場所に来るしっていうのはあるから、1個今日のチャンス、翼からのパスであったけど、あれはほんとに決め切りたかったです。
ー複数得点から追いつかれる試合が続いている
自分たちの甘さが出たかなっていうのがあって、2点をもっと自分が3点、4点できた試合だったんで、それは自分の課題かなと思います。
ープロとアマの違い
個人の強さ。ほんとに個人の強さっていうのは、1人で起点作られるっていうのは、学生リーグとは違う個人力、強さを感じました。
ー通用した部分
自分たちでやってるボールを保持してゴールまで持っていくっていうのは、 何回かあったと思うんで、それはチームとしてリーグに自信持っていける自分たちの強みかなと思います。
ー厳しい日程が続く
キツいのはみんな一緒やし、それでも勝たなければいけない。言い訳にできないんで、本当に次に向けて準備するしかないです。
ー次戦にむけて
勝ち点も大経とは並んでて、ここの結果っていうのは、これからの順位に大きく左右すると思うんで、しっかり勝って上位勢にくらいつけるように絶対に勝ちを持っていきたいと思います。
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徳若碧都選手
ー後半を振り返って
2-1になって前半折り返し。みんな前向きで後半向かったと思うんですけど、相手の1本は長いボールだったり、コーナーの集中のところは、もっと普段課題な中でやられたんで、そこはもっと練習からやっていかないといけないと思いました。
ープロとアマの違い
体格差はもちろんなんですよ。自分たちよりも迫力とか、1点に対する重みみたいなのは、僕たちよりも強いものを感じた。そこで負けないようにしたかったです。
ー復帰してからの手ごたえ
ここ数試合、今日もですけど、負けはしましたけど、自分の中であんま悪いイメージとかがなくて、ずっとミスも、負けた試合も常に前向きにできてるかなと思います。
ーその中でも好セーブも
多分あれぐらいだったら、他の京産のメンバーのキーパーが出たら、みんな止めれると思います。
ーDF陣との連係
ビルドアップの形も自分が入って3で回すか、ヨコが真ん中に入って3で回すかみたいなところは、試合中も常にコミュニケーション取りながら、変えながらできたかなと思います。背後のボールも体の動きだったり、ラインを下げるタイミングもコミュニケーション取れてできたらなと思います。
ー熾烈なGK争いを勝ち抜くために
実力はそんなすごい差があるわけじゃないと思ってるんで、その中で出続けるために、絶対的な何かを自分の中で作っていきたいって感じです。あいつ出しとけば勝てるとか、他のキーパーにないものを自分で作っていきたいと思ってます。
ー特に強みにしたい部分
自分の武器はキックなんで、キックの質だったり、あとは他のキーパーよりもチームを鼓舞したりできると思うんで、そういうのは大事にしていきたいと思います。
ー次戦に向けて
次の大経勝ち点一緒で絶対負けられない相手なんで、勝って前期いい形で終われるためにいい流れを作っていきたい。
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吉川監督
ー試合を振り返って
前半いい形で先制点、追加点とれた中で、関西学生リーグでも、先制した後のコントロールは課題にしながらも、1つ1つ克服しながらっていうところはあったので、自分たちでしっかりと共有しながら準備してきた部分はあったんですけども、やっぱり奈良クラブさんの力っていうところに最後押し負けた。本気で我々勝ちに来たっていうところで言うと、悔しさはあるんですけども、本気の勝負をこの場所で、J3クラブの相手とできたことをすごく誇りに思いますし、本当に選手たちも楽しんでやってくれたんじゃないかなっていう風に思います。
ー立ち上がりは京産大らしいサッカー
立ち上がり、先制点取れたのは本当に狙い通りというか、出来すぎかなっていうところはあったんですけども、本当に立ち合いから殴りに行くというか、そういう気持ちを持って、相手の様子を伺うとか、相手のレベルっていうのを肌で感じながらやるんじゃなくて、自分たちは本当に前半の1分から最後の90分まで、もっと言えば延長戦の120分も含めて、もう本当に連続して攻撃をしに行くっていうところで、疲弊しようがそこを耐えしのいで、最後勝ちに持ってくるっていうプランで言うと、本当に立ち上がりは襲いかかるというか、自分たちはこういう風な意気込みを持ってきましたっていうところの表現はできたのかなと思います。
ー個人の質の部分
今、選手たちの振り返りのミーティングで言ってきたんですけども、選手たちもやっぱりJ3とかJ2、J1、Jリーグで活躍していきたいっていう選手たちが多い中で、チームとしてのやり方、攻撃、守備はあるんですけども、その中で攻撃で言ったら間を刺せるとか、アシストに繋げるとか、クロスの質を上げていくとか、個人で結果に結びつけるような、守備では1人や数的不利でも守りきれるような、そんな選手にならないとこういう舞台では活躍できないよっていう話はしてきた。チームとしてやりたいことはもちろん共有するんですけど、やっぱりラストは個人のクオリティとか、強度っていうところが必要になってくるということは伝えました。
ー成長につながる部分
まだまだ単純なミスっていうか、ボール1個分ずれてたりとか、なんかずれてる部分っていうのは多いので、その時は大きなミスには繋がってないんですけど、後半の全体見たときに、やっぱり1個ボールがずれてるとかで、相手の守備のスイッチが入ってたりとか、何でもないボールを相手に完全に渡してしまったりとか、怖がってボールを簡単に捨ててしまったりとか、本当にちょっとずつの積み重ねが大きな歪みになって、最後の体力的な消耗に繋がって、最後コーナーキックで仕留められたりとかっていうところが、そこの隙は逃してくれないなというところはありました。
ー2点リードから相手への対策
前半のプランで言うと、殴りにかかるというか、前向きな姿勢で行くぞっていうところを持ちながらも、奈良クラブさんの狙いっていうのは、前半の15分、20分ぐらいで、明らかに我々のハイライン、ハイプレスに行った時にひっくり返すような、前線に人をかけてっていう狙いはあったので。ただ、前半はシステムや人を変えずに、それでも守り切り、1失点というところは、想定内だったんですけど、後半はシステムを5枚にしたりっていうところもプランにありながらも、システムはそのままにしながら、次のリーグもあるので、多少やり方は変えて、相手の狙いと我々がやりたいこともありながらも、我々の後ろと相手の前線のクオリティの力関係見たときには、相手の狙いを考えないといけないなっていうところがあったので、少しハイプレスは前半より緩めたというか、プランを変更しました。
ー大学の強み
やりにくさっていうのは、やっぱりJリーグのチームは必ずあると思いますので、その中で連続するとか、何回シュートが入らなくても打ちに行くとか、そういう連続するっていうところは大学生の強みというか、やっぱり彼らはまだまだ若いですし、ここから成長していかないといけないっていうところも含めて、もちろん若い選手もJリーガーの中にいるとは思うんですけど、調整、調整でゲームを迎えるんではなくて、やっぱり鍛えるっていうところを私は常に考えながら、鍛えながらゲームをしていって、ゲームコントロールだったりとかゲーム感っていうのを身に付けていってほしいなと。そういった連続するとか強度高くやるとかを、ネガティブに捉えずにやれるメンタリティを持ってるっていうところが大学生の強さかなと思います。
ー課題の守備時のセットプレー
修正しようとはしてるんですけど、なかなかその課題っていうのが埋まらないから、失点したりとか、逆転に繋がったりとかっていうところはあるので、少し難しいところではあるんですけども、個人として守れるエリアを増やすっていうところも1つですし、チームとしての守る場所を決めるっていうところも1つ大事な部分になると思います。ここからリーグ戦あと2戦が続いてますし、その後関西選手権が控えてるので、もう一度見つめ直す敗戦だったり、失点になったのかなと思います。
ー見事な先制ゴールを決めた末谷選手について
あと1点、2点は取らないといけないシーンが多分あったと思うんで、その辺は彼は決めないと、1点取って満足しているようじゃダメだと思う。あれを末谷がやっぱり2点くらいとって、本当にゲームを終わらすようなスコアに持っていくっていうところも不可能ではなかったと思うので、そういったところで言うと、ハーフタイム帰ってきて、周りの先輩とかにも満足すんなよって言われてましたけど、まさにそうです。満足してる。満足して、後半結局交代になってしまったっていうところもあると思うので、彼のポテンシャルとか彼の今日のパフォーマンスで言うと、やっぱり2得点目、3得点目とることが、彼にとって大事だと思います。
ー後半、松浦選手へ強く指示する場面も
4回生であるっていうところと、チームの軸になるボランチっていう、彼は本当にこの半年間1番厳しくいろんなことを要求してきた選手でもあるので、まだまだ隙があるというか、後半で言うともうちょっと締めてほしいなっていう部分で、ふわっとしてる風に感じていたっていうところが、結果の2-3に繋がってたりもするので、彼がこういうゲームを通じて学んでくれればいいかなと思います。
ー続く学生リーグ、関西選手権へ向けて
勝っても負けても切り替えて次に臨むっていうのは変わらないと思うので、次はまた学生リーグで強敵の連戦になってくるので、本当にさっきも言った通り、この中2日、3日もしっかりと彼らの成長っていうところを踏まえてトレーニングをしっかり積んで、ゲームを迎えたいと思います。
ー2-0になってからのマネジメント
2-0になった後の失点が少しゲームを左右する部分だったかなと思うので、得点後の10分っていうところは、チーム内で共有してる1つポイントではあるので、本当に次のワンプレーで失点っていう形だったので、あの10分をしっかりと乗り切って、前半に2-0で折り返すことができればよかったです。
ー予選からの成長
彼らにはサッカー人生のターニングポイントになる機会がいくつかあるよっていう話をしながらも、ただ敗戦すると、もちろん成長のきっかけにはなると思うんですけども、やっぱり結果を残さないと、サッカー人生を変えるっていうことには繋がらないっていう話を、今日も今週もずっとしてきた中で、敗戦してしまったので、やっぱり彼らは、このターニングポイントで言うと、1つ自分のサッカー人生の実績であったり結果っていうのは、1つ落としてしまったことになるので。また彼らは彼らでこの結果っていうのを踏まえて、リーグ戦もそうですし、わかりやすいところでいえば関西選手権であったり、総理大臣杯っていう全国の舞台もあるので、そういったところでターニングポイントにするためには結果を残す、実績を残す。そのためには日常の取り組みが1番大事になってくると思うので、また明日からの、明日はAサブメンバーのトレーニングマッチが控えてますので、そこからまたチャレンジしてもらいたいと思います。
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【取材:細井雅貴】

【サッカー部】虎の子1点、CB横窪のPK弾を守り切る!流れに乗って、奈良の地へ

第102回関西学生サッカーリーグ(前期) 第6節 同志社大戦 (2024年5月19日)
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【スターティングメンバー】
GK 31 徳若碧都(3年=高川学園高)
DF 33 逵村健斗(3年=三重高)
DF 4 小野成夢(2年=愛媛FC U-18)
DF 5 横窪皇太(4年=金光大阪高)
DF 6 大串昇平(4年=ガンバ大阪ユース)
MF 15 末谷誓梧(2年=セレッソ大阪U-18)
MF 10 伊藤翼(2年=セレッソ大阪U-18)
MF 22 松浦蒼波(4年=京都橘高)
MF 72 皿良立輝(1年=セレッソ大阪U-18)
FW 11 中田樹音(4年=岡山学芸館高)
FW 9 菅野翔斗(4年=サンフレッチェ広島ユース)
(フォーメーション 1-4-4-2)
【サブメンバー】
GK 12 中村青(4年=京都橘高)
DF 2 楠瀬海(4年=高知高)
MF 3 田代紘(2年=ヴィッセル神戸U-18)
MF 7 石原央羅(4年=サガン鳥栖U-18)
MF 8 城水晃太(4年=サンフレッチェ広島ユース)
MF 14 長谷川裟恭(3年=京都橘高)
MF 23 山村朔冬(1年=帝京長岡高)
FW 36 岩村匠馬(4年=東山高)
FW 46 小濵弘貴(3年=東海大福岡高)
【選手交代】
83分
IN 城水晃太 OUT 皿良立輝
87分
IN 楠瀬海 OUT 末谷誓梧
90+AT
IN 岩村匠馬 OUT 中田樹音
【スコア】
京産大1-0同志社大
72分 得点 横窪皇太
【試合内容】
木曜日の朝のこと「あの神山の坂を晴れやかな気持ちで上がってきた選手は、誰1人もいない」と、2点リードを守りきれずドローに終わったミッドウィーク開催の前節の悔しさを晴らすべく戦いは、降りそそぐ雨の中行われた。前半、今季のストロングである大串を中心とした右サイドから攻撃を構築し、菅野へのクロスでチャンスを演出するが、相手DFの徹底マークにより、なかなか枠内へ飛ばすことも許されず。相手の攻撃は、わずかシュート1本に抑え、ハーフタイムへ突入する。
「前半決めきれずに、ハーフタイムをぬるっと過ごしてしまった経験もあった」(吉川監督)と、昨年のインカレ決勝から課題としている優勢の中で入る後半の戦い。この日もピンチを迎えた。50分、逵村からボールを受けたCB小野が、パスを相手FWに引っかけてしまい、キーパーと1対1の絶体絶命のピンチを迎えるが、シュートはクロスバーのわずか上を通過し、奇跡的に失点を免れた。2分後にもFKを与えるなど、守備の時間が続くが、次第に攻撃のリズムも取り戻し、拮抗した展開へ。72分、伊藤が浮かした鋭いパスをPA内の中田へ出すと、相手DFがインターセプトした際に、ハンドの判定。思わぬ形で先制のチャンスが訪れた。この重要なキックを担うのはCBの横窪。「練習から全部決めてたし、自信はあった」と、ゴール右側へ強烈んに蹴り込んだ。キーパーの読みを上回るスピードでボールは吸い込まれ、ついに均衡が破れた。第2節、前節と、逃げ切りに失敗する場面が見られる京産大。この3日間で、チームとしての意思疎通をより高めてきた。試合は1点リードのまま、最終盤へ。スタンド後方からは後から行われる関関戦の応援が聞こえ始める中、試合終了のホイッスルが吹かれた。「最後の5分ぐらいはベンチでも5枚に変えようか」(吉川監督)とも考えていた首脳陣だったが、最後まで4バックを採用。選手交代も3枚と、全て使うことはなかった。苦しみながらもウノゼロ(1-0)の完封勝利を収めた。「複数得点取って勝てないのは守備陣の問題。しても1失点で」と、DFリーダーの横窪。一方、攻撃に関して菅野は、「もっと自分が決めたら楽な試合運びになってたと思う」と振り返った。
「京産ブランド、京産のサッカー部っていう名を広げられる機会」(吉川監督)と、次戦は大学として8年ぶりに掴んだ天皇杯の舞台。さらには「ターニングポイントって、サッカー人生の中でもいくつかあると思うんですけど、その1つになることは、間違いないと思う」と、選手個人としても実力を知らしめる絶好のチャンスに違いない。敵地奈良へ乗り込み、京都のサッカー、関西の大学サッカーを背負い勝負する。

【試合後のインタビュー】
主将・菅野翔斗選手
ー1-0という結果について
もっと自分が決めたら楽な試合運びになってたと思うんですけど、こういう引き分けた後っていうのがすごい大事やと思っていて。みんなで意識して、0で抑えながら、入らんのやったらシュート本数打って、それで1本取って勝とうっていうのは、チームとして話してたし、みんな集中力高くやれてたかなと思います。
ー前半は大串選手のクロスから数多くのチャンス
昇平のとこは、自分らのチームのストロングだと思ってるんで、そこを生かしながら攻撃していくっていうのは、大事やと思うんですけど、やっぱりそこに頼りすぎて他の所を使えないってのはなしだと思うんで、昇平とこ使いながら、他の選手の強みっていうのも活かせたら、もっと分厚い攻撃になるかなと思います。
ー後半立ち上がりのミス
ちょっと集中力が切れたりっていうところは、まだチームとしてある。来週もトーナメント1発勝負で、ああいう1個のミスっていうのが命取りになると思うんで、そこは締めてやっていきたいと思います。
ーキャプテンとして天皇杯に向けて
自分ら入学してから初めて天皇杯に出場するってことで、出場するだけに満足するんじゃなくて、そこで1勝、2勝して、どんどん京産の名を広めていきたいなと思います。
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副将・横窪皇太選手
ー1-0での勝利を振り返って
前半自分たちの時間が多い中で、なかなか点が決められへんくて、後半の入り、相手が勢い乗って難しい、あわや失点という部分もあったけど、それでもしっかり我慢して0で乗り切って、1点取って勝ったのがよかったかなと思います。
ーPKについて
翔斗に呼ばれたんで、練習から全部決めてたし、自信はあったんで、落ち着いて蹴るだけでした。自分は蹴るコースも決めて、そっちに思い切って蹴るだけやったんで、特に駆け引きとかはしてなかったです。
ーリーグ戦においては第2節以来のクリーンシート
複数得点とって勝てないっていうのは、守備陣に問題があると思うので、やっぱりゼロっていうところはマストにしつつ、しても1失点というところで、しっかり最小失点、もしくは無失点で終われるように次の試合もやっていきたいです。
ー天皇杯にむけて
学生リーグとは違うレギュレーションであるんですけど、相手をしっかり負かすだけやと思うんで、全員が来週1週間、一致団結して、まず奈良クラブを倒したいなと思います。
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吉川監督
ー1-0という結果
この間は、彼らにも翌日の朝の練習でも言ったんですけど、あの神山の坂を晴れやかな気持ちで上がってきた選手は、誰1人もおらんよなっていう話をしながら、ただ結果っていうところ、勝ち点1は悪くはないっていうか、悲観することじゃないかなって。ただ、2-0から3-0に持っていくとか、2-0で試合クローズするっていうところで言うと、まだまだゲームコントロールの甘さはあるなっていう話で、中3日のところでは、チームとしてのゲームコントロールの共有、意思疎通っていうところをメインにしながら。追加点を取りに行くのか、1-0逃げ切るのか、1-0を相手の勢いとか見た時に守り切るっていう、システム的に5枚に変えるとか、守り切るのかみたいな、ある程度共有できるものが、自分たちで用意できればっていう話をしてたので、1-0なった後にしっかりとチーム内で1分1分時間を進めて、最後1-0っていう形でゲームを終えれたのは、この中3日の課題をしっかりと修正できたのかなと思います。
ー最後は逃げ切り体勢に
最後の5分ぐらいはベンチでも5枚に変えようかっていうところの中で、でも5枚に変える必要もないよなっていう話もベンチの中でもしてて、結局はあんまり選手交代をせずに、守りきるっていう形になった。ただ共有はちゃんとできてた部分もあるので、欲を言えば2点目、3点目っていうね。前半から仕留めてゲームを終わらして、2-0、3-0っていうゲームに持っていければ、もっとよかったかなと思います。
ー大串選手のクロスに徹底的なマーク
やっぱり大串が持ったときの、びわこの時もそうでしたけど、クロス対応の相手の集中力っていうのは、うちらの試合見られたらそこは抑えてくるだろうなっていうとこを想定しながらも、ただそれを上回るだけのクオリティは大串に関しては、出さないといけないっていうところも昇平自身には話したりもしてるので、分かられてても質で上回るっていうところが、今後も大事になって、それが彼の価値になってくると思います。
ーバタついた後半の立ち上がり
ハーフタイムも言ってたんですけど、インカレの決勝も明治とやって、最後の20分くらいはこっちの前半の得点シーンが2回、3回あった中で決めきれずに、ハーフタイムをなんとなくいけるんじゃないかというか、こっちのペースやぞみたいな感じで、ハーフタイムをぬるっと過ごしてしまった経験もあったので、今日に関しては0-0で、どっちかと言ったら、誰がどう見てもっていう言い方ですけど、京産ペースっていうところ、あとは点決めるだけやなって中で、ハーフタイムを迎えたんで、もう1回しっかりとゲームに入るっていうところを意識して入らしたってことなので、後半のああいう形になるのは、想定内ではあったかな思うので、その準備はちゃんとできてたので、よかったかなと思います。
ーPKを決めた横窪選手
インカレでも蹴ってるんで、で、横窪も自信は持ってるみたいなんで。前日もPK練習は2、3本、2人、3人くらい蹴らすんですけど、横窪も毎回、2人目で蹴ったり、1人目で蹴ったりもしてるんで、そこはあんまり違和感じやったんで、打っても決まらなそうやなっていうのも、多分あいつら中であったと思うので、あんまりこっちは違和感なかったです。
ー天皇杯で京産大のサッカーをみせるために
リーグ優勝とかインカレとかも、1つ注目されるところでもあると思うんですけど、やっぱり天皇杯ってなると、さらにこの大学のトーナメントとかリーグとかじゃない部分で言うと、自分たちが思ってるよりも、世間の注目度っていうところは大きいと思いますし、今年4年生が京産ブランドの確立をしたいっていう1つの目標もあるので、ここに勝ち上がることで、京産ブランド、京産のサッカー部っていう名を広げられたりとか、京産サッカー部のサッカーっていうのを知ってもらえる機会にもなると思うので、そういったところも頭に入れながら。且つリーグ戦ではなかなか思い切ってチャレンジができる試合っていうのはなかなかない部分が、マークされながら、分析されながら、京産に絶対負けられへんってやってきた5試合、6試合だったので、天皇杯の奈良クラブに関しては、明らかに我々がチャレンジャーで、失うものは何もないっていう状況で迎えるゲームなので、彼らには「本当に楽しんで」って言い方が語弊があるかもしれないですけど、思い切って楽しんで、チャレンジできるようにやってもらいたいと思います。
ーサッカー人生が変わり得る試合
本当にこのシュート1本決めれるかどうか、得点決めれるかどうか、勝ちなのか負けなのかで、本当に本当にこの結果って、その後のサッカー人生が左右するっていうか。ターニングポイント、絶対サッカー人生の中でもいくつかあると思うんですけど、その1つになることは、間違いないと思うんで、ただただゲームをやって、Jリーグのチームと試合ができましたではなくて、しっかりと勝ちに持っていけるようなゲームをする準備を1週間したいなと思います。
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【取材:細井雅貴】
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