ジュニアコルツリーグ最終節天理大前
マッチレポート
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【Jrリーグメンバー】
1. 乳井 大士(4年=中部大学春日丘)
2. 平野 叶苑(4年=西陵)
3. 八田 優太(2年=城東)
4. 石川 東樹(2年=大分東明)
5. シオネ・マへ(1年=高川学園)
6. 一柳 尚斗(2年=兵庫工業)
7. 松永 壮太朗(4年=京都工学院)
8. 平野 龍(3年=札幌山の手)
9. 高木 城治(2年=東福岡)
10. 尾崎 恵大(3年=光泉カトリック)
11. 林 総大(1年=御所実業)
12. 神 拓実(1年=東福岡)
13. 藤本 凌聖(4年=朝明)
14. 村田 佳翼(4年=尾道)
15. 太田 陸斗(1年=京都成章)
16. 福留 斗生(2年=同朋)
17. 吉田 信太郎(1年=洛北)
18. 西崎 海人(4年=報徳学園)
19. 北川 叶羽(3年=朝明)
20. 山口 勝大(4年=近畿大学附属)
21. 永井 玲雅(1年=関西大学付属北陽)
22. 村田 大和(2年=報徳学園)
23. 富山 泰成(2年=京都工学院)
24. 吉岡 佑真(2年=常翔学園)
25. 米戸 泰史(2年=光泉カトリック)
【Coリーグメンバー】
1. 吉田 信太郎 (1年=洛北)
2. 福留 斗生 (2年=同朋)
3. 西崎 海人 (4年=報徳学園)
4. 藤野 幹太 (1年=東海大学附属大阪仰星)
5. 北川 叶羽 (3年=朝明)
6. 山口 勝大 (4年=近畿大学附属)
7. 武澤 虹季 (3年=関西大学北陽)
8. 永井 玲雅 (1年=関西大学付属北陽)
9. 西村 建哉 (4年=京都成章)
10. 土谷 侑大 (2年=天理)
11. 相澤 俊弥 (3年=中部大学春日丘)
12. 富山 泰成 (2年=京都工学院)
13. 平山 尚樹 (3年=東福岡)
14. 米戸 泰史 (2年=光泉カトリック)
15. 金 侑雅 (1年=大阪朝鮮)
16. 谷村 穣太郎 (2年=日本航空石川)
17. 猿渡 翔真 (3年=京都成章)
18. 佐藤 颯 (1年=大分東明)
19. 天野 暖仁 (2年=福岡工業大学附属城東)
20. 川北 啓太 (1年=常翔学園)
21. 久保 勇士 (1年=光泉カトリック)
22. 齋藤 康輔 (2年=新潟工業)
23. 仲井 悠真 (3年=京都成章)
24. 猿渡 勇人 (1年=東海大学附属大阪仰星)
25. 花田 雅嵩 (1年=浮羽究真館)
26. 藏内 祐賀 (4年=光泉カトリック)
27. 佐藤 宏亮 (2年=東海大学附属大阪仰星)
28. 金子 健伸 (1年=東海大学附属大阪仰星)
12月2日、京都産業大学はジュニアリーグ、コルツリーグで天理大学と対戦した。前日に行われた関西大学ラグビーAリーグでは惜しくも天理大学に敗れ、悔しい結果に終わった京産大。その悔しさを晴らし、勝利をつかむべく、挑んだこの一戦。
【Jrリーグ】
試合序盤、京産大はラインアウトから展開し、村田佳翼(4年=尾道)がスピード感あふれる動きで先制トライを決めた。続く高木城治(2年=東福岡)のキックは惜しくも外れたものの、攻撃の勢いは止まらず、モールからさらに追加トライを奪った。天理大のペナルティを起点に攻撃を仕掛けた京産大は、ボールを左サイドに展開し、村田佳がこの試合2度目のトライを決め、勝負の流れを引き寄せた。前半30分にはゴールライン手前のラインアウトから石川東樹(2年=大分東明)が力強く持ち込みトライを追加し、高木のキックも成功してリードを広げた(22-0)。
一方で、自陣でのプレーが続く苦しい時間帯には、平野叶苑(4年=西陵)や松永壮太朗(4年=京都工学院)のディフェンスが光った。ジャッカルで天理大の攻撃の流れを断ち切り、チームを救う場面が何度も見られた。
後半、天理大にトライを許す場面もあったが、流れを渡すことなく果敢にプレーする京産大。後半20分には藤本凌聖(4年=朝明)が巧みなステップで相手を交わしてトライを獲得。その後、後半34分には再びモールからトライを奪い、最後まで力強いプレーを見せた。試合は32-19でノーサイドとなり、京産大は見事創部初のジュニアリーグ優勝を果たした。
Aリーグでの悔しさを力に変え、目の前の相手に真摯に挑んだことがこの歴史的な優勝へとつながった。この勝利は京産大ラグビー部の新たな歴史の第一歩であり、選手たちが見せた成長とひたむきな努力は、次世代へと引き継がれる大切な伝統となるだろう。
【コルツリーグ】
関西学生ラグビーのコルツリーグ最終戦。5勝1敗で迎えた京産大は、全勝を誇る天理大学との対戦に挑んだ。
試合開始わずか1分、天理大学に先制トライを許した京産大は、自陣でのプレーが続く苦しい展開に。ディフェンス面での連携不足が目立ち、20分にはペナルティーから流れを相手に渡し、再びトライを献上。その後も立て直すことができず、前半だけで4つのトライを許し、0-29で前半を終えた。京産大は無得点のままハーフタイムを迎える形となった。
後半、流れを変えたい京産大は途中出場の仲井悠真(3年=京都成章)が流れを作る。後半5分、仲井のアシストから金侑雅(1年=大阪朝鮮)がトライを決め、待望の初得点。しかしその後も天理大学の強力な攻撃に押され、8分と15分にトライを許してしまう。それでも24分、京産大はパスを展開し、仲井が外側からトライを奪う。金のキックも成功し、得点を返した。しかし、試合終盤に再び天理大学の攻撃力に屈し、2トライを追加されてノーサイド。最終スコアは12-55で、京産大は無念の敗戦となった。
試合後インタビュー
廣瀬監督
—ジュニアリーグ初優勝について
今年は全てのカテゴリーで優勝しようって言ってきてたので、 嬉しいですね。1つでも取れたっていうか、昨日Aが負けてしまったので、それの借りも返せたし、本当によく頑張ってくれたなと。
—この初優勝が今後にどう繋がってくるか
やっぱり京産は層が薄いので、どうしてもカテゴリーが下がるにつれ層がどんどん薄くなるし、戦力もやっぱり弱くなるんですけど、今年はもう最後までジュニアムコルツも優勝争いをするぐらいの戦い方ができたっていうのは、底上げというか、全体的なレベルアップができている証明なのかなと思います。
—この勝利を得て次の選手権に向けて
まだ試合をできるチャンスをがあるので、我々もっと強くなれると思うので、選手権でまた強い姿を見せていけるように頑張っていきたいし、関西の代表としてしっかりした試合をしたいなと思います。
平野叶苑選手
—今日の試合を振り返って
昨日負けて、自分も出場する機会がなくて、すごい悔しい思いっていうのがあったし、全員が何かしらの思いがあったと思うんで、それが試合の最初から出せた試合だったと思います。
—初優勝については
初優勝っていうのも、もちろんあったし、昨日負けてるっていうのもあって今日の試合はその部分で勝ててよかったです。
—次の選手権に向けて
今リザーブがあんまり出れてないっていうところにあるんで、もっと力をつけて試合出れるようにしていきたいです。
藤本凌聖選手
—今日の試合を振り返って
昨日悔しい負け方して、自分たちは絶対Aのためにも勝とうっていう話をずっとしてて、4回生がそこで引っ張って、 自分たちのラグビーができたのは良かったし、初優勝ってことで本当に嬉しいなと思います。
ーこの勝ちを今後どう繋げないか
自分たちの目標は、日本一なので、まだチャンスあるってさっき4回生でも話し合って、自分たち4回生が引っ張っていって、 チームの士気を上げて、自分たちの目標である日本一を達成したいなと思います。
—チームの雰囲気は
昨日はちょっと雰囲気的に悪かったんですけど、今日からはましになって、火曜から練習あると思うので、自分たちが引っ張って行けば大丈夫かなって思っています。
—次の選手権に向けてどう活躍したいか
まだスタメンっていう部分を狙っているので、自分の持ち味をしっかりアピールして、自分の力をチームに出していきたいなと思ってます。
村田佳翼選手
—今日の試合を振り返って
ジュニアの優勝決定戦だったんで、みんな気合入ってて、 僕も外にいてボールもらっただけのトライだったんですけど、それでも得点できたので、それでチームが流れに乗ってみんな頑張ってくれて、優勝できてよかったです。
—リーグを通してトライゲッターとして活躍して最後の年、選手権に向けて
メンバー入れるのが1番理想的なんですけど、入れなくても最後にチームの力、いろんなとこで力になれることあると思うんで、最後の優勝まで頑張っていきたいです。
—リーグを振り返っての自分の評価
メンバーに1回入ることができたんですけど、それでも試合出れなくて、Aリーグには出れなくて悔しい思いしたんですけど、どこのチームで出てもやっぱ自分のプレーするだけなんで。楽しんでプレーできました。
松永壮太朗選手
—今日の試合を振り返って
メンバー全員の気持ちが試合に出ていて、まとまりをすごく感じて、そこが天理大学より上回ったかなと思ってます。
—4回生として試合に臨んでみて
最初はタイトルのことは気にしてなかったんですけど、ジュニア最後の試合ということで、4回が引っ張らないと下もついてきてくれないと思っていたので、いつもより4回生全員が気合入ってやってて、それがプレーに出たんかなと思います。
—次の試合に向けて
相手も決まって明確になったので、しっかり日本一目指して、もう1から練習を必死に取り組んで優勝したいです。
平野龍選手
—今日の試合を振り返って
前半いい形でスコアになってきたんで、それはよかったです。後半失速する場面もあったけれど壮太朗さんとか4回生のおかげで チーム一丸になったことはよかったと思います。
—次の試合に向けて
次の試合は アタックでもディエンスでもチームに貢献して勝利を掴みたいです。
西村建哉選手
—今日の試合を振り返って
最初1人少なくなって苦しい展開になったんですけど、それでもみんな最後の試合ってことで、全員がハードワークしていけたのはよかったと思います。
—自分のプレーを振り返って
最後自分の出来ることしっかり出し切れたと思います。
—4回生として戦ったこのリーグを振り返って
16年間やってきて最後の試合だったので、自分の持ってるものを全部出し切ろうって思って試合に挑んで全部出し切ることができたと思います。
仲井悠真選手
—今日の試合を振り返って
やっぱり今日は4回生が最後の試合だったので、4回生に捧げるトライができてよかったです。
—この試合の経験をどう活かしたいか
来年は僕たちの代なので、全チームが勝てるように下から底上げして、 来年こそは優勝に貢献できたらいいなと思います。3冠でいきたいです。
【取材:藤田芽生、伊藤揺梨】