京産大アスレチック

学内スポーツ紙「京産大アスレチック」を製作・発行する、京都産業大学体育会本部編集局の公式BLOGです。

関西選手権

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【サッカー部】関西選手権 2年連続準優勝で幕を閉じる。立ち上がりに末谷誓梧の先制点も、強敵・阪南大の前に逆転負け

「アミノバイタル®︎」カップ2025 第54回 関西学生サッカー選手権大会 決勝vs阪南大 万博記念競技場(2025年6月29日 17:10 KO)
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【スターティングメンバー】
GK 1 (C)徳若碧都(4年=高川学園高)
DF 6 田代紘(3年=ヴィッセル神戸U-18)
DF 4 小野成夢(3年=愛媛FC U-18)
DF 5 逵村健斗(4年=三重高)
MF 3 滝口晴斗(3年=サンフレッチェ広島ユース)
MF 23 大倉慎平(1年=ガンバ大阪ユース)
MF 10 伊藤翼(3年=セレッソ大阪U-18)
MF 8 末谷誓梧(3年=セレッソ大阪U-18)
MF 7 皿良立輝(2年=セレッソ大阪U-18)
MF 14 長谷川裟恭(4年=京都橘高)
FW 9 妹尾颯斗(3年=サンフレッチェ広島ユース)
(フォーメーション 1-3-4-2-1)
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【サブメンバー】
GK 12 中原碧琉(3年=サンフレッチェ広島ユース)
DF 32 沖野眞之介(1年=高川学園高)
DF 2 前原慶維(4年=神村学園高)
DF 28 吉井泰生(1年=ガイナーレ鳥取U-18)
MF 38 福島健太(2年=青森山田高)
FW 27 森田皇翔(1年=ヴィッセル神戸U-18)
MF 17 福永裕也(2年=京都橘高)
FW 26 高川諒希(1年=カターレ富山U-18)
FW 11 小濵弘貴(4年=東海大福岡高)
【選手交代】
65分
IN 沖野眞之介 OUT 末谷誓梧
73分
IN 福永裕也 OUT 皿良立輝
IN 福島健太 OUT 長谷川裟恭
IN 高川諒希 OUT 妹尾颯斗
86分
IN 森田皇翔 OUT 大倉慎平
【スコア】
京産大1-2阪南大
4分 末谷誓梧(3年)
【試合内容】
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 町田戦での敗戦、そして昨年の悔しさを晴らすため、再びこの舞台まで戻ってきた。例年通り、動員試合となった決勝戦。他大学の学生も集まり、3000人を超える観衆が見守った。子どもをエスコートしての入場、決勝戦ならではの様子だ。
 いきなり試合が動いた。4分、末谷が得意のドリブルで相手をスルスルとかわし、エリア内へ侵入すると、左足で味方を狙ったボールは、ディフレクション。相手GKの下を抜けるような形で先制に成功する。
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続く7分、妹尾の右足はブロックされるが、こぼれ球を長谷川がシュート。15分には、皿良の横パスを受けた末谷が、カットインから追加点を狙う姿勢を見せる。10分に、秋末翔也(阪南大=1年)のループシュート。18分に、金本毅騎(阪南大=3年・C大阪内定)のシュートでピンチを迎えるが、徳若のセーブもあり、良い形で試合に入っていった。23分、長谷川のロングパスを受けた伊藤が一度相手GKの飛び出しをかわし左サイドへ。2枚のDFもカバーに来ていた中、右足へ持ち替えて巻くようにゴールを狙った。しかし、枠を外してしまいチャンスを逃す。「あそこで自分が追加点決めれてたら違う展開になってたと思う」(伊藤)と振り返る10番、決定力の向上にも期待だ。
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30分あたりから、相手の球際の強さに押され、徐々にプレーエリアが下がっていく。すると45分、阪南大・金本を起点にワンタッチでつながれると、最後は篠田純之助(阪南大=4年)に決められ、同点に追いつかれてしまう。ATにも、2点目のピンチを迎えるが、ここは徳若が好セーブ。「どのタイミングで5-4-1になるかというのがもっと着実にできたら」(逵村)と、陣形変更を始めとした、より柔軟な対応が必要であるという課題が見つかった前半ラスト15分だった。
 後半も互いに譲らぬ攻防をみせる両チーム。46分、滝口のクロスに妹尾が頭で合わせたボールはバーを直撃。56分、逵村、末谷と順にプレスをかわされると、最後はクロスに合わせられ、1-2。カギとなる次の1点は阪南大に入った。追いかける展開となった京産大は、引き続き両サイドからの攻撃でチャンスをつくるも、あと一歩が届かない。83分、伊藤のスルーパスから逵村の左クロス。これに大倉が合わせるも枠を外れる。89分にも、CKから高川がヘディングシュートも得点には至らない。90+3分、足をつった末谷に替わりに入ったCB沖野がトラップミス。一瞬の隙を突かれ、ボールを攫われる。咄嗟に相手FWをホールドしてしまった沖野は、決定機阻止による一発退場となってしまった。関西選手権からチャンスをものにし、出場機会を増やしてきたルーキー。「しっかりと自分の今できること、チームに要求されていることも含めてやれている。また頑張ってやって欲しい」(吉川監督)と、今夏でのさらなるパワーアップに期待している。ATは7分、なんとしても同点に追いつきたい京産大は、小野を前線に張り出す。最後は伊藤のエリア内からのシュートがブロックされ、試合終了のホイッスルが吹かれた。に思われたが、1分以上の時間を残してのゲームセットだったため、「最大限プレーさせてあげたいなというのがあったので、決まったルールの中で要求しました」(吉川監督)と、数分間にわたる両軍監督、審判を交えて数分間にわたる協議の結果、試合は再開。滝口のロングスローから、GK徳若も競り合う。しかし、最後まで集中力を切らさなかった阪南大のクレバーな守備を前に反撃ならず、2度目となる試合終了のホイッスル。またしてもあと一歩でタイトルを逃すこととなった。
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 試合後は3位チームから順に表彰式が行われた。悔しさを噛み締める選手たち、準優勝という結果に対し、誰1人として満足した表情はなかった。主将の徳若が表彰状を受け取る。阪南大の選手たちによる目の前でのトロフィーリフト。2年前のインカレ、昨年の同大会に続き、苦汁を飲むこととなった決勝の舞台。それでも、「力が付いてきてる証拠でもある」(吉川監督)2年連続準優勝という結果を残したことは、京産大の基準をさらに高めたことに違いない。また、今季のチームにおいても、3回戦の摂南大戦から始まった関西選手権、天皇杯の町田戦を含めた6月の戦いは、前期リーグの流れから一気に好転させるものとなった。残された夏季休暇直前最後のリーグ戦へ、勝ち点3を収めたい。
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【試合後のインタビュー】
逵村健斗選手
ー2年連続準優勝という結果
もう結果なので、受け止めるしかないんで、そこは次にこの経験を活かすしかないかなと思います。
ー自分たちのサッカーもみせれていた
準々決勝、準決勝に比べたら、もっと自分たちのボールを回して、時間を作れたかなと思うので、そこはもっとこだわるべきものがあるんじゃないかなと思います。
ー準決勝までの違い
今までやったら、結構守備が嵌って、相手に前進とかさせなかったんですけど、今回結構守備のところは漏れて、後手踏んで前進させられた部分が結構あったんで、そこはこれからの課題かなと思います。
ー前半の中盤戦以降は重心が低くなっていた
3-4-3するのか5-4-1低いのかっていう判断がもうちょっと後ろ中心にやらないと、間にスペースができていた分、そこでちょっとディフェンスの漏れっていうのが出てきたんで。フォーメーションを今、基本的に3-4-3で押してるんですけど、どのタイミングで5-4-1になるかというのは、もっと着実にできたらなと思います。
ー後半はWBなども兼任
去年、左サイドバックやってたんで、ウィングバックやってもやることは大体分かってたんで、その辺は違和感なくできたかなとは思います。
ー最後は難しい時間もあった
あれはもう審判があれなんで。自分たちはやるやらんにしろ、集中切らさずやるしかないってところだったんで、そこはみんなふわっとせずちゃんと次に向けてたなと思います。
ー今大会を振り返って
新しいフォーメーションでチャレンジして、みんな前向きで取り組んでいたと思うんで。これから3-4-3なのか、4-2-3-1でやるか分からないですけど、みんな今みたいに前向きに取り組めば、自然と勝ちにつながるかなと思います。
ー前期最終節に向けて
前期勝ちで終わるのと、引き分けで終わるのと、負けで終わるの全然違うと思うので、そこはちゃんと勝って終わりたいと思います。
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長谷川裟恭選手
ー2年連続の準優勝
関西制覇1つの目標やったんで、 あと一歩のところで取り逃したっていうのはめちゃくちゃ悔しいし、試合内容も内容で準決勝までいい流れで来たの中でちょっと良くない試合でもあったと思うので、不完全燃焼というかモヤっとしているかなと思っています。
ー準決勝までとの違い
ちょっと疲労があるってところもあったんですけど、そこで守備の今日であったりとか、攻撃の迫力のところは、準決勝までに比べると低かったかなと思いますし、シャドーを起点にっていうところができたところで、 今回そこは使えずに、攻撃が停滞したかなと思うんで。結構警戒された中でも、自分たちがやらないと、シャドーの自分が上がらないといけないと思っています。
ー試合中のコミュニケーション
試合中のコミュニケーションとかは、チームの中で、ずっと大切にしてるところやったし、自分たちが主体的にコミュニケーションをとって、良いところ、悪いところの、継続したり、改善したりというところは、ずっとやってたことなので、そこだけはしっかり変えずにやれてたかなと思います。
ー攻撃での狙い
普段3-4-3で、シャドー自分とリツ(皿良)のところに、ポジションとりながら、そこ使いながらってところがシャドーが起点になっていたところがあったと思うんですけど、今日はそこ閉められてたんで、早く展開、サイド変えて、サイドハーフ、ウィングに繋いでとあったと思うんですけど、狙いというよりは、漏らされてたかなというか、つながされてたかなと思うんで、狙いというよりは、意図的ではなくて、リアクションのような感じやったかなと思います。
ー後半のスタミナ面
ああやってよくない流れがある中で、改善しきれずにいくところずっと課題だったんで、そこでズルズルいってしまって、飲み込まれてしまったなっていうのはありました。
ー今大会を振り返って
町田戦のあの悔しさがきっかけに、やっぱりチームが良い方向に向いて、試合内容で圧倒して勝って繋げてきた中で、最後を取り切れないというのは、町田の最後に10分、守り切れないというところにつがったと思うし、町田の悔しさを晴らすところは優勝しかなったんですけど、ここで優勝できなかったんで、やっぱりこれは総理大臣杯で全国優勝することを目指して、悔しさからもう1回立ち直っていかないといけないなと思っています。
ー個人としての成長
ポジションも1個上がって、自分の良さやったりとか、新しいプレースタイルというか、色々チャレンジしながら、可能性が広がったというか。自分のプレーの幅が広がったり、また1個上のステージに行けるきっかけにはなったと思うので、ただ、今日の試合みたいに警戒されてたり、ボールもらえない中でも、自分が起点になって、チームを勝たせられるようにならないといけないと思ってるので。成長ともう1個新しい課題が出たのかなって思うんで、これもまた成長のきっかけになるかなと思っています。
ー具体的に思い描くプレースタイル
自分はボランチで受けて捌いてとか、ちょっと下でボールに関わることが多かったんですけど、1個上がってから裏抜けの回数が増えたりとか、前に前にっていう前進のところで、怖い選手になるところが、ボールを扱うところだけじゃなくて、オフザボールの動きだったりも結構多くなってきたと思うので。怖い選手になるというところで、プレーのバリエーションが、裏抜けやったり、ドリブルやったり、パスやったり、いろんなことができる選手になっていってるかなと思います。
ー前期最終節に向けて
悔しさもあるんですけど、落ちて負けると良くないと思うので、リーグ戦もインカレもかかっていると思うので、ここしっかりまず勝って。もう1回良い流れに持っていって、総理大臣杯とか、後期につなげていかなあかんと思っています。
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伊藤翼選手
ー試合後の思い
自分が決めてたら絶対勝てた試合だったんで、それがほんまに1番悔しいです。あそこで自分が追加点決めれてたら違う展開になってたと思うし。立ち上がり良い流れで最近入れてた中で、仕留めれなかったのが、今日の敗因かなと思います。
ー切り替え
すぐリーグ、京都橘戦があるから、切り替えないと。最後のミーティングでもここでズルズルいったら絶対良くないっていうのはあったから、そこは切り替えするように頑張ります。
ー個人としての課題
やっぱり今日も、前線の中で、自分がもっと走ったりチームの士気を上げるプレーをしないといけないところで、あんまりそういうのもできなかったから、そこも課題かなと思います。
ー関西選手権を振り返って
天皇杯終わってから、関西選手権優勝するっていう目標というか、絶対しないといけないっていう、みんなでそういう認識があった中で、1個ずつ勝ってきて、今日も阪南で去年も今年のリーグも大事なところで負けてる相手やったから、気持ちの部分ではみんな入ってたけど、勝てなかったのが悔しいです。
ー決勝戦という難しさ
難しさっていうのはあんまりないけど、この長い連戦の中で、最後、この決勝というところで、自分たちのサッカーとか力を出すっていうところが、難しいっていうか、課題かなと思います。
ー最後は足をつる場面も
つってたけどはそこも自分はやっていかないといけないから、
この暑さでも走れるような体っていうか、体力の部分はもっともっと練習からやっていかないと思います。
ー前期最終節に向けて
リーグはまだ勝ちきれる試合が全然なくて、ここの1個落としたらほんまに下の争いになっていくと思うから、前期良い流れで終われるようにやっていきたいです。
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末谷誓梧選手
ー試合を振り返って
良い入りして、自分たちの流れになりかけてたんですけど、あと1点決めるとことかが、やっぱり甘かったし、連戦の疲労もありますけど、やっぱり最後気抜けてたところがあったんで、前半の最後。そこはまだ自分たちの力不足かなと思います。
ー先制ゴールを振り返って
自分の特徴は、攻撃のところなんで、ここ数試合、守備のところでも、良い場面というのは出せてると思うんですけど、自分は、攻撃で違い出さないといけないと思ってるので。 クロス入れて相手DFに当たって、狙った形ではないですけど、自分があそこに入っていったら、得点というのは、匂いがあると思うので、自分の特徴を出させるようにしました。
ー他にもシュートシーン
もっといい選択がもしかしたらあったかもしれないですけど、自分が決めきるっていうところは、この試合も強く思ってたんで、そこの質っていうのは、もう1個自分が上げていかないといけないと思います。
ーチーム内での意思疎通
話し合ってはいたんですけど、やっぱりラスト15分のセカンドボールの反応とか、そこのところは、だいぶ感覚というか、今日は遅かったと思う。疲労とかっていう言い訳を探したら、なんぼでも出てくると思うし、相手も一緒なんで、そこは自分たちの詰めの甘さだったかなと思います。
ー準決勝までとの違いがあったのか
相手の攻撃の勢いっていうのは関西でもトップレベルだと思うので、相手の勢いに乗らせてしまったっていうのが、今日の反省かなと思います。
ー23年のインカレ、24年の同大会に続き、決勝戦で敗れる
もちろん3位とかそれ以外になるより、準優勝で終わるのが1番悔しいと思う。目の前で、喜んでる姿を見るので、やっぱり悔しいと思いますし、絶対にこの経験を忘れてはいけないと思ってるんで、自分たちが関西制覇だったり、全国優勝するために絶対に必要な経験だと思うので、絶対無駄にせずに前向いてやるしかないので、次のリーグ戦に向けて切り替えるしかないと思います。
ー天皇杯から関西選手権を振り返って
その前の関西選手権・摂南戦新しいシステムになって、ゼルビアでもそのシステムで行って、通用する部分だったりっていうのは多くあって、そこはかなり自信になりましたし、そのまま関西選手権に入っても、自分たちが自信を持ってやれたので。ただ決勝ではなかなか自分たちの特徴というのは、出せなかったので、そこはもう1つやっていかないといけないと思います。
ーこの夏を通してどのような選手へ
圧倒的な存在になることで、総理大臣杯もありますし、そこで自分が個人としてどこまでやれるかっていうのは、将来に関わってくると思うので、そこは自信持ってやれる部分っていうのは多くあると思うので、この公式戦のない間に、自分がどれだけ成長できるかだと思います。
ー前期最終節に向けて
今日負けましたけど、絶対に切り替えないといけないし、確実に自分たちがやれるっていう自信っていうのは、この期間で芽生えたと思うので、ここで落ちることなく、絶対に次の橘戦に照準を合わせて、また1週間やっていきたいと思います。
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吉川監督
ー2年連続の準優勝という結果
今、ミーティングでも言ったんですけど、一昨年のインカレから言ったら、間近でトロフィーを掲げられるシーンを見るのが3回目なので。ここまでしっかりと上がって来れてるっていうのは、力が付いてきてる証拠でもあると思うんですけど、でも去年の関西選手権の決勝も、40点くらいかなというのを選手たちと話しながら、今日もトータルで見たら60点くらいというゲームかなと思うので。やっぱりこういう最後のトロフィーかかったゲームで、本当に自分たちの100点に近いパフォーマンスを全員が出すっていうところが、まだちょっと物足りないかなと思うところなので。もちろん悔しい思いもあるんですけど、やっぱり1歩1歩かなという感覚はすごいあります。
ー試合内容としては悪くない印象を受けた
中2日でリカバリーっていうのも含めて、内容的にはそんな悲観することもないし、自分たちの狙い通りやれてた時間もあるんですけど、前半ラスト10分くらいは、明らかに相手のペースになって、こっちがパワーダウンした印象もあったので、ゲームを締めくくって前半を終えてくるみたいなところが出来れば良かったんですけど、そこのパワーが。60点、70点くらいの評価になったのは、そういったところかなと思います。あそこをしのぎ切っていれば、また違った展開になっていたかなと思います。
ー末谷選手の先制点
なかなか誓梧はああいう得点っていうのは最近生まれてなかったので、しっかりこういう舞台で成果を残せたって言う部分と、逆にちょっとつるのが早かったというか後半早々60分ぐらいにつってしまったので、そのあたりは誓梧自身も悔しさを持ってると思うので、そのあたりはこれからの糧に、大臣杯の糧にしてほしいなと思います。
ー試合中のコミュニケーションについて
うまく15分と言う区切りを使いながら、やれてた部分はあるので、ただやっぱり前半ラストの15分のところの使い方がゲームトータルで見たら甘かったかなと思います。
ーハーフタイムでの指示
どちらかというとやり方っていうよりも、相手がイマジネーション持ちながら攻撃を仕掛けてくるドリブルに対して、もっと局面強く行こうぜっていう話はしながら。後は局面行った中で、交わされた剥がされた後の次の人の準備とかっていうのもちょっと反応が遅いって言う印象があったので、その距離感をしっかりと縮めながら、良い距離感の中で、ボールホルダーにアタックするというところは、ハーフタイムでの修正を1つしました。
ー逵村選手を始めとして様々なポジションでの活躍
この夏含めたダブルポジションっていう話をしてるので、1人が1個のポジションってだけじゃなくて、複数のポジションできるようなトライをして行ってほしいな、それがチーム力の向上にもつながってくると思うので。健斗はアベレージ高くWBもできるし、3バックの一角もできるしっていうところでいうと、パフォーマンスはちょっとずつ上がってきて、チームになくてはならない存在になりつつあるかなと思います。
ー沖野選手は悔しい結果
それも含めて1つの経験だと思うので。ただ、関西選手権からAチームに上がってきて、プレイ見る限りでは、しっかりと自分の今できること、チームに要求されていることも含めてやれてるかなっていう評価はあるので。あとは彼がああいったところで、もちろんプレーをしっかり最後まで出るってうところ、あとはスタートで出ていくっていうポテンシャルは十分にあると思うので、出れるようにこの夏、また頑張ってやって欲しいなと思います。
ー最後は判定等難しい時間も
プレーはこっちとしてはあと1分半くらい残ってる中で、ゲームクローズになったので、審判が用意した中での、時間っていうのは最大限プレーさせてあげたいなというのがあったので、決まったルールの中で要求しました。
ー関西選手権を振り返って
チームにとってはすごくポジティブな大会になったかなと思いますし、他の関西のチームでいうと、阪南とうちが最大限ゲームができた、かつより勝負がかかったゲームができたっていうのは、本当にポジティブな要素だったと思うので、ここから夏、橘戦と大臣杯までの期間でまだまだチームとしてやることがたくさんあるので、少しずつやりながら、また後期リーグや大臣杯につなげていきたいなと思います。
ー両サイドを幅広く使っていた印象
相手のサイドバックが、ちょっと内側に絞るっていう分析も入ってたので、自分たちは3-4-3のウィングバックをうまく活用しながら、クロス精度と晴斗のところで、個人の優勢活かしてというところがあったので、それは1つの狙いとして持ってた部分でもあるので。もうちょっとクロスボールのところは精度よく繋がれば、もっと決定機というか押し込めた。簡単にライン割って、スローインになってしまうっていう状況があったので、そのあたりの質はもう1個、2個上げれたなと思います。
ー前半最終節に向けて
もう切り替えるしかないっていう話なので、ズルズルこの結果を引きずってる暇もないと思うので、しっかり橘戦に向けて、明日オフ挟んで、また良い準備をして、勝ち点3をとる。これをズルズル引きずって勝ち点3失うと、自分たちの目標というのは遠ざかっていく一方なので、しっかりと勝ち点3を取るための準備をしていきたいなと思います。
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【取材・執筆:細井雅貴】

【サッカー部】皿良立輝の左足一閃!2年連続の決勝戦へ導くゴラッソ!チームは4得点で関西大相手に3年ぶりとなる勝利を収める

「アミノバイタル®︎」カップ2025
第54回 関西学生サッカー選手権大会
準決勝vs関西大 万博記念競技場(2025年6月26日 14:30 KO)

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【スターティングメンバー】
GK 1 (C)徳若碧都(4年=高川学園高)
DF 6 田代紘(3年=ヴィッセル神戸U-18)
DF 4 小野成夢(3年=愛媛FC U-18)
DF 5 逵村健斗(4年=三重高)
MF 3 滝口晴斗(3年=サンフレッチェ広島ユース)
MF 23 大倉慎平(1年=ガンバ大阪ユース)
MF 10 伊藤翼(3年=セレッソ大阪U-18)
MF 8 末谷誓梧(3年=セレッソ大阪U-18)
MF 7 皿良立輝(2年=セレッソ大阪U-18)
MF 14 長谷川裟恭(4年=京都橘高)
FW 9 妹尾颯斗(3年=サンフレッチェ広島ユース)
(フォーメーション 1-3-4-2-1)
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【サブメンバー】
GK 12 中原碧琉(3年=サンフレッチェ広島ユース)
DF 37 黒木一心(2年=サンフレッチェ広島ユース)
DF 32 沖野眞之介(1年=高川学園高)
DF 28 吉井泰生(1年=ガイナーレ鳥取U-18)
MF 38 福島健太(2年=青森山田高)
FW 27 森田皇翔(1年=ヴィッセル神戸U-18)
MF 17 福永裕也(2年=京都橘高)
FW 26 高川諒希(1年=カターレ富山U-18)
FW 29 太仁紫音(1年=大谷高)
【選手交代】
66分
IN 沖野眞之介 OUT 逵村健斗
76分
IN 福島健太 OUT 皿良立輝
IN 高川諒希 OUT 妹尾颯斗
81分
IN 福永裕也 OUT 長谷川裟恭
87分
IN 吉井泰生 OUT 大倉慎平
【スコア】
京産大4-1関西大
17分 皿良立輝(2年)
42分 皿良立輝(2年) AS 妹尾颯斗(3年)
50分 大倉慎平(1年)
90+4分 福永裕也(2年)
【試合内容】
準々決勝から京産大は中3日、対する関西大は中5日で迎えた木曜日開催のゲーム。午前中の雨が上がり、湿気高く蒸し暑い中で始まった。立ち上がりは5-4-1の守備からリズムをつくりチャンスをうかがった。4分、皿良のスルーパスに妹尾が抜け出す。左足でエリア中央へ送り込むと、右サイドから飛び出した滝口が1本目のシュートを放つ。左サイドでは末谷と相手DF桑原航太(3年=関西大)のデンソー選抜組がマッチアップ。互いに譲らぬ攻防をみせた。試合が動いたのは17分、長谷川が左サイドから中央の皿良へパス。一度相手選手に引っかかってしまうも、再び回収した皿良はエリア外から左足でコントロールショット。ボールはGKを巻くようにネットへ吸い込まれた。「やっと出せて、今はちょっとほっとした」と、待望の今大会初ゴールが貴重な先制点となった。相手の背後のスペースを狙う攻撃も欠かさない。29分、GK徳若からCF妹尾へのロングパス。右足でのシュートはわずかに枠を外したが、1本のパスで決定機を演出した。38分にも、伊藤のバックパスから逵村が左足でのロングフィード。ここも妹尾に通り、今度は左足で打ち込んでいく。しかし43分、関西大・右SB桑原が駆け上がってクロス。このボールに大外から飛び込んできた左SBの吉村瑠晟に頭で決められ失点。試合前からマークしていた強力な両SBにダイナミックな形でゴールを許した。それでも直後の43分、妹尾のパスを受けた皿良が、1点目と同じような角度から狙っていく。シュートは相手DFに当たってディフレクション。コースが変わると、キーパーが反応できずにボールはゴール左へ吸い込まれた。天皇杯で改めて重要だと肌で感じた"個の力"で再びリードを手繰り寄せる。
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2-1で迎えた後半の立ち上がり49分、逵村を起点とし、末谷、皿良、長谷川とリズミカルにパスを回し、チャンスメイク。すると50分、「いつもふかしたりするんですけど、今日はうまく抑えられた」(大倉)と、CKのこぼれ球に対し、豪快なボレーシュートをきめきり、リードを2点とする大きな追加点をあげた。
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54分に末谷の左足、57分には滝口がバー直撃のシュートを放つ。ここから我慢の時間が続いた。64分、逵村の裏を取られるが、GK徳若が1vs1を制し反撃を許さない。その後のピンチも徳若が立て続けに凌いだ。70分にはキーパーのボール保持が長すぎるとして、間接FKを与える。フェイントに惑わされながらもしっかりと身体に当て、ピンチを脱した。徐々に守備的な交代カードを切っていく京産大。出てくる選手たちも各々が自分のすべきことを理解したプレーで粘り強く戦う。その中でも、一際目立ったのが福永。約1ヶ月、スタメンやベンチから外れることも多くなっていた。町田戦では途中出場したものの違いを生み出せず、もがく日々が続いた。87分、ドリブルでエリア付近まで運ぶと、シザースから左足のシュートは枠を外した。それでもAT4分、再び単独で右サイドから持ち運ぶと、PA付近で左足に持ち替え、思い切り振り抜いた。ボールはゴールへ一直線。「覚えてないですけど、本当に気持ちでやった」(福永)、溜まっていたものが発散された福永は雄たけびをあげた。これが試合を決定づける4点目。最後は試合をクローズし、4-1で決着した。
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関西大相手に2022年の前期以来となる勝利を収め、2年連続で関西選手権決勝へと駒を進めた。天皇杯の町田戦以降、リーグ戦から見違えるように自信を持ってプレーできている。町田での逆転負けから全員の意識が変化。「このままではいけない」、よりアグレッシブに基準を高く持ち、トレーニングに励んだ2週間。日常の過ごし方から見直す選手もいた。この姿勢がここまで辿り着けた要因に違いない。あと1つ。決勝戦はリーグ戦で5失点の大敗を喫した阪南大。リベンジには持ってこいの舞台だ。「突き抜けられるときに突き抜けることも大事」(吉川監督)、ここまで1つ1つ丁寧に階段を上ってきたチーム。「天皇杯での悔しさはこの関西選手権で払拭するしかない」そう全員が口を揃える。創部初のタイトルを手にし、夏の総理大臣杯へ。新たなステージを目指し、一気に駆け上がっていく。

【試合後のインタビュー】
皿良立輝選手
ー久しぶりのゴール
あのシュートの形というのは、ずっと1年生として入ってから練習してきた部分だったので、やっと出せて、今はちょっとほっとしています。
ーペナルティエリア外からの得点
ほんまにあの軌道であの位置でっていうところをずっと練習してきていた中で、なかなかゲームにつながらなかったんですけど、それをやり続けていて、本当によかったなと思います。
ーシャドーでの手ごたえ
2シャドーやり始めたのが練習試合のサンガ戦で、そこでシャドーの部分だったりというところは手応えあったし、チームとしてもすごい前向きなトライっていうところがあったんで、そういったところは、町田戦含めてそうですけど、すごく自信になっているところがあります。
ースピード面での成長
そこは自分の中では課題になっている部分なんですけど、そこには大地さんだったり、秋本さんところのトレーニングをしっかりやっているので、そういったところは、ちょっとずつってところがあるので、これから成長していきたいなというところはあります。
ー関西大相手に勝利
僕が入る前の年も入ってからも、引き分けだったり、負けっていうのが関大とやるときは続いていた中で、自分自身が今日結果を残して絶対勝つっていうところは、試合前も持って入ってたんで、今日勝ててよかったです。
ー出れない時期の悔しさ
チームとして勝つってところはやっぱりあるので、自分が出てても出てなくてもしっかり結果を持ってきたかったですけど、前期負けてしまったところで、自分が入って違いを出して勝てたらなっていうのは、今日の試合前もしっかり意識してやってました。
ー2点目は狙っていたのか
ディフェンスが多分2枚居った間を狙ったんですけど、3番に多分触られていたという形で、ちょっとラッキーだったんですけど、あのコースは狙いながらプレーしていました。
ーハットトリックも視野に
チームとしても追加点は欲しいところで、自分にもチャンスがあった中で決めきれないところは、まだ自分の甘さかなと分かってるんで、中2日しかないですけど、決勝に向けて自分自身準備していきたいなと思います。
ー昨年の決勝では悔しい思いも
去年準優勝で終わったっていうところもそうなんですけど、あの天皇杯の町田戦終わって、その悔しさを払拭するところっていうのが、もう関西選手権しかないと思ってたんで、それは吉川さんも言ってたし、チームとしても目標に置いてたところなんで。去年の悔しさと町田戦負けたときのこの悔しい気持ちのぶつけどころっていうのは、関西選手権しかないと思ってるんで、しっかりタイトルとって、リーグ戦に活かしたいなと思っています。
ー町田と対戦してどういうところが1番悔しかったのか
全員が多分思ったりやれたっていうところがある中で、あのラスト10分でJ1の強さを見せつけられたという、自分たちはやってるけど、そこに勝ちきれなかったっていう、実力不足っていうところがあったと思うんで、そういったところが悔しさにつながってると思います。
ー町田戦がターニングポイントになる試合だったのか
やっぱりあの舞台で、やらなきゃいけないっていう全員の意識っていうところはあったと思いますし、目指す場所っていうところが、また再確認できたゲームだったって全員が思ってると思うんで、あの試合を経て、全員がまた強い意識を持って練習に臨めていると思いますし、そういった意識が変わったっていうところが、町田戦後の自分たちの強さだと思っています。
ー具体的に意識を変えた部分
あと一歩ってところが町田戦でも出たっていうところで、自分たちの練習の基準だったりっていうのは、もう町田戦終わった次の日から意識してやってた部分で、積み上げてきた部分だと思うし。6月とかは大会が変わったりして、全員の意識づけってところが難しい中で、全員がその1試合1試合に込める気持ちっていうところは、去年だったり課題であったりしたので、全員が同じ方向向いてできてるってところが、今の結果につながってるかなと思います。
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大倉慎平選手
ー2年連続の決勝進出を決めた
率直に2年連続決勝いけたことはすごく嬉しいですけど、この今年のメンバーなら絶対優勝しなきゃいけないと思うんで、ラスト決勝頑張りたいと思います。
ー関西大への対策
相手の攻撃のキーマンがサイドバック、2人ともがキーマンだったんですけど、あそこをいかに抑えるかというところで、前期のリーグ戦では、サイドバックの桑原くんからアシストも決められているので、あそこの徹底マークというのは意識しました。
ー自身の得点を振り返って
よくコーナーからこぼれてくるんですけど、いつもふかしたりするんですけど、今日はうまく抑えられて。プレー全体的には良くなかったんですけど、ゴール取れてよかったです。
ーボランチでの手ごたえ
ずっと中学校からボランチやってたんで、そこの変化っていうのは別にあまり気にしてなくて、途中からは毎回シャドー入るんですけど、シャドー入ったときの攻撃力というのは、もっと上げていかなければならないと思います。
ー守備について
毎試合なんですけど、今日の試合は特にセカンドボールの回収のところはキーになるって監督からも言われましたし、そこの部分はまだまだですけど、決勝もまたセカンドの拾い合いがすごく大事になってくると思うので、そこは意識していきたいと思います。
ー決勝戦への意気込み
今日みたいな京産らしいサッカーして、圧倒できるように頑張りたいと思います。
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福永裕也選手
ーどういったプレーを心がけたのか
まず天皇杯の守山侍戦から、メンバー入っても出れるか出れへんかみたいな外れるかみたいな、そういう日常じゃないですけど、そういう週が続いてて、自分の中でもすごい苦しかった時期だったんですけど、今はケガしてる西村だったり、新田とかと一緒にピッチ外の部分でトレーニングしたりしてて、腐らずやってきたっていうのが出たかなと思います。
ーどういった意識で取り組んできたのか
やっぱり自分に足りないものは何かとか考えて、もちろん技術の部分もそうですけど、やっぱり中学高校もずっと気持ちの部分を言われてたりしていて。練習とかでみんな声では言うんですけど、プレーになかなか出ないっていうか、プレーでしか練習の質っていうのは変わらないと思うんで、まずは、自分のプレーっていうところを意識して、ずっとやってきました。
ーその中でゴールを決めた
覚えてないですけど、ほんまに気持ちでやった感じはします。出る前にベンチで今日出れるかなとか、そういうのを考えたりして。リツが2点取って、慎平1点取って、自分のライバルがどんどん結果を残していく中で、やっぱり自分が試合に出てないときも、アスレチックさんの振り返りも読んでたんですけど、吉川さんは前の3枚に得点、目に見える結果というのを求めていて、自分が出たらラスト10分とか5-4-1とかで引いて守る時間帯になるだろうけど、1人で持っていけたらというのはずっと考えていて、イメージもしてて、なんか覚えてないですけど、なるようになったって感じです。
ー守備時の立ち位置、スイッチの入れ方
5-4-1で守るところなのに、前半の入りと同じような3押しの準備をずっと自分がしちゃってて、入る前に広太朗さんにも3番(吉村選手)の管理っていうところ言われたんですけど、CBに出過ぎてて、3にあんまり強く行けなかったっていうところは、このゲームで出た課題だと思うので、もうちょっとゲームの中に外からでも入っていけるように。ゲームの流れじゃないですけど、そういうのを読めるようにしていきたいなと思います。
ーチームとしては良い流れ
チームとしては良い競争もできてて、ピッチ内外問わず仲良くて、良い関係性を作れてて、めっちゃいいと思うので、やっぱ去年、決勝で負けた悔しさっていうのと、セルビアに負けた悔しさっていうのは、次の決勝の舞台で借りを返すしかないと思うんで、また1週間もないですけど、少しの時間で全員で切磋琢磨して、もっといいものにしていければと思います。
ー町田ゼルビア戦を振り返って
やっぱり途中から相馬選手とか西村選手が相手のギアを上げたった中で、僕とか山村っていうのは全然ギアかけれなかったじゃないですけど、そういうところでトップとその差を感じたっていうのはすごい思ってて。僕も山村も1本はシュートを打ってて、それも決められるチャンスだったと思うんで、もっとゴール前の質っていうか、目の前に相手に負けないっていうところをもっとこだわって、これからもやっていきたいなと思います。
ー特に差を感じた部分
やっぱり個の能力ですね。フィジカル、センス、アジリティとかはすごい差を感じて、まだまだ足りないなと思いました。
ー決勝戦に向けて
決勝戦のメンバーまだ入れるか分かんないですけど、もし入って出られたら、今日みたいに目に見える結果というのは絶対持っていきたいと思いますし、しっかり分析して相手のウィークを突くじゃないですけど、少しでもチームの力になれたらなと思います。
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吉川監督
ー2年連続の決勝進出
町田戦終わってからも、この関西選手権のタイトルを取ろうというところは、チームで共有して掲げた目標だったので。逆に町田戦の敗戦を払拭するのは、もうこの選手権優勝することでしか払拭できないという、僕個人としての思いとしては、そういう伝え方をしてたので、しっかりとファイナル進出して、あと1つ勝てれば、町田戦のゲームが本当に自分たちにとってポジティブだったと思えると思います。
ー関西大相手でのゲームプラン
間違いなくストロングの両サイドバックっていうところは、ケアをしながらで、かつ今3-4-3にチャレンジしてる中で、時間としては5-4-1の時間がちょっと長かったかなというところがあったんですけど、ただこの暑さと湿度、連戦というのを考えたときには、多少そういう風に我慢しないといけない時間もある中で、しっかりとコントロールしながら、前半でよく言えば2-0くらいで折り返せるようなゲームだったと思うので、2-1で勝ちで折り返せたことは良かったと思うんですけど、今の状態であれば2-0で折り返すのがベストだったかなと思います。
ー皿良選手が2ゴール
ようやくみたいな。春先からゲーム使って彼にはもう1個ステージを上げていかなければいけないっていう話を常にしながら、常にしんどくてもピッチに立たせていくっていうところで、彼がその責任を背負って自分のプレーをするっていうところを期待していたので、その中でなかなかアシスト、得点、数字がつかなかった中で、しっかりと今日はようやく決めてくれたなと思います。
ーハットトリックも狙えたのでは
立輝のスキルであればハットトリックできたと思います。本当に過大評価じゃなくて、普通にできたと思います。
ー大倉選手のゴラッソ
慎平はこぼれ球のシュートあんまり上手くなかったので、ここ数試合ずーっとふかしたり、かすってたりっていう状況であれだけのゴラッソ。持ってるスキルは彼もすごいので、そういったところをちゃんとこの舞台で出せるのは、率直に1年生ながらすごいなと思います。
ー福永選手にも結果が生まれた
メンタル的にはすごく難しい状況を過ごしてきた中で、町田戦でも出てもあまり自分のプレーできずにっていうところもあったと思うので、彼なりに1ヵ月くらい悩みながら、もがきながらやってる中で、この1週間の連戦の中のトレーニングっていうのも、自分でエネルギー出しながら、負けん気っていうのは彼持ってるので、そういったところの表現しながらトレーニングやってたので、ようやく実を結んだかなと思うので、彼も一緒で、あれくらいのポテンシャルを持った選手なので、それを自分でどうやって引き出していくかっていうところは、1つ課題にはなってくると。そういったところのメンタリティも本当に1つ 2つ成長できれば、プレイヤーとしても間違いなく成長できると思います。
ー4年生の活躍も続いている
半年経ってようやく4年生が軸として、4年生、4年生っていいながら、ピッチ上でしっかりと表現してくれてるかなと思います。
ー3バックに変更してからチームへの影響
4-4-2、4-2-3-1のときは、基本的なスタイルとしては前から行くっていうところが、ありながらも、それが70分過ぎとか、相手がギアアップしてきたときに、単純に4人で守る幅が守れなくなって、そのギャップを走られてっていうことがあって、かつそれでプレスバックして疲弊していってゲームコントロールを失うみたいな状況だったのが、前半からですけど、5-4-1で構える時間は構えて、前向きに守備ができるとこが1つ良い部分と、走行距離で言うと4-2-3-1だったときよりも、全体で言うと個人1キロくらいは減っているので。走る距離としたら少なくなってるんですけど、逆に使いどころというか、しっかりと100%使えるタイミングっていうのは、攻守において余力を残しながら、攻守プレーできてるっていうところが、1つ良い部分かなと思います。
ー3バックに変更した経緯
学院、阪南の連敗続いたときに、京産らしいアグレッシブさが失われているなっていう印象がすごいあったので、その後連休があったんですけど、その2日間で自分なりに色々考えた中で、システム論っていうよりも、もう1回彼らがアグレッシブにプレーできるものは何かっていうところで、3-4-3チャレンジしたいなと思って、1つはチームに投げたっていうところで。そこからスタッフにもちろんあげましたし、Aチームの4年生にも週明けのところで、「3-4-3チャレンジトライしようと思う。4年生どう思う?」って話の中で、ネガティブ、ポジティブ両方あったんですけど、4-2-3-1そのまま継続していきたいっていう意見と3-4-3に変えてチャレンジしたい意見があったんですけど、1日4年生の中で話した中では、両面あるけど、3-4-3トライしていきたいと思うっていう話があったので、4年生の意見も尊重しながら、最後決断して3-4-3に変更したという感じです。

ー田代選手が右のCB
紘はどちらかというと3-4-3するときは、抜擢みたいな形でボランチから3バックの一角にしたんですけど、彼の良さは、対人の部分というか、スピードも本当にこの1年くらいで速くなってきているっていうこともあったので、彼が本当にやりたいポジションとかっていうとボランチだと思うんですよ。ただチームのアグレッシブさを取り戻すのと、彼が後ろで対人でっていうところがあるので。あとはオプションとして、もうあと 1個2個やっておきたい部分もある中での、田代が右の3枚の後ろっていうところで、この関西選手権のところでオプションっていうのはまだ出してはないんですけど、後期に入っていく中で、紘をそこに置いた理由っていうのは、ちょっとずつチームに落とし込んでいければいいかなというところです。
ー町田戦から空気が変わった
町田戦が間違いなくこのチームのターニングポイントに、年間終わったときにも間違いなくターニングポイントだったとおそらく振り返るだろうっていうくらい大きな一戦で、それは何かっていうと、日常のトレーニングの質が向上したというか、2年前に優勝とったときの、ああいう空気感というか、トレーニングの質というか、熱さみたいなのが、この2、3週間、この基準で日常やってないと、あのピッチに立ったときにあのレベルの選手たちに対峙できないっていうのが、それぞれ感じたと思うので、それを日常に彼らが落とし込みにかかっている。本当にトレーニングするときは、この半年間よりも隙はなくなった、甘さはなくなったかなと思います。
ー優勝を勝ち取る自信がある
関学とやる前もびわことやる前も今日やる前も、今のチーム状況であれば、タイトル取らなあかんで、取れる自信は俺はある。
みんなもそれくらいの自信持ってゲーム臨んでくれっていう話はしてるので、本当に1つ1つステージあげるのも大事だと思うんですけど、昨年の阪南さんじゃないですけど、突き抜けられるときに突き抜けるっていうことも、1つ大事だと思うんで、取れるタイトルだったり、取れる勝ちっていうのは、今の状況でとにかく重ねることが重要かなと思います。
ー小野選手のビルドアップがチームに大きく影響する
やっぱり彼を真ん中に置いてる理由としては、本当に彼のビルドアップの配球力とまあそれこそ右に配球していくのか左に配球するのかというスタートが彼なので、全て、それくらいの責任を負ってプレーしてもらっています。
ー決勝戦への意気込み
タイトル、そこを取るだけなので。中2日の暑いし、キツいっていう状況なんですけど、全員でこのタイトルをつかめるように、良い準備したいなと思います。
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【取材・執筆:細井雅貴】

【サッカー部】2年連続3回目の総理大臣杯出場決定!9番・妹尾颯斗の殊勲弾、小野成夢のダメ押しゴール

「アミノバイタル®︎」カップ2025
第54回 関西学生サッカー選手権大会
準々決勝vs関西学院大 三木総合防災公園陸上競技場(2025年6月22日 13:40 KO)


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【スターティングメンバー】
GK 1 (C)徳若碧都(4年=高川学園高)
DF 6 田代紘(3年=ヴィッセル神戸U-18)
DF 4 小野成夢(3年=愛媛FC U-18)
DF 5 逵村健斗(4年=三重高)
MF 3 滝口晴斗(3年=サンフレッチェ広島ユース)
MF 23 大倉慎平(1年=ガンバ大阪ユース)
MF 10 伊藤翼(3年=セレッソ大阪U-18)
MF 8 末谷誓梧(3年=セレッソ大阪U-18)
MF 7 皿良立輝(2年=セレッソ大阪U-18)
MF 14 長谷川裟恭(4年=京都橘高)
FW 9 妹尾颯斗(3年=サンフレッチェ広島ユース)
(フォーメーション 1-3-4-2-1)
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【サブメンバー】
GK 12 中原碧琉(3年=サンフレッチェ広島ユース)
DF 37 黒木一心(2年=サンフレッチェ広島ユース)
DF 32 沖野眞之介(1年=高川学園高)
DF 28 吉井泰生(1年=ガイナーレ鳥取U-18)
MF 38 福島健太(2年=青森山田高)
MF 13 山村朔冬(2年=帝京長岡高)
MF 17 福永裕也(2年=京都橘高)
FW 26 高川諒希(1年=カターレ富山U-18)
FW 11 小濵弘貴(4年=東海大福岡高)
【選手交代】
71分
IN 山村朔冬 OUT 長谷川裟恭
85分
IN 高川諒希 OUT 妹尾颯斗
87分
IN 福島健太 OUT 皿良立輝
90分
IN 沖野眞之介 OUT 末谷誓梧
90+10分
IN 吉井泰生 OUT 大倉慎平
【スコア】
京産大2-0関学大
45+1分 得点 妹尾颯斗(3年) AS 大倉慎平
90+3分 得点 小野成夢(3年)
【試合内容】
勝てば2年連続の総理大臣杯出場が決まる関学大との準々決勝。リーグ戦第4節ではスコアレスドローに終わった相手だ。強い日差しと風が吹きつける中、両軍ともにスタンドから熱い声援を送る。
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第1試合の影響により当初より10分遅らせて始まった。4分、今日も滝口のスピードを活かした攻撃で最初のCKを獲得。こぼれ球を拾った田代のクロスから1つチャンスをつくった。前半は向かい風を受けるエンドとなり、その後は苦しむ。6分に1本目のシュートを許すと、立て続けにCKのピンチを迎える。それでもDF陣を中心とした組織的な守備でゴールは許さない。13分にはGK徳若が右手1本でファインセーブをみせた。
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20分、小野のロングボールに妹尾が抜け出すが、オフサイドの判定。カウンターでの完結を目指す。夏を感じさせる暑さであったため、前後半ともにクーリングタイムが設けられ、約5分間スタンド内へ引き上げた。42分、長谷川を起点に滝口へ。さらにはボランチの大倉、CBの田代と加勢し、右サイドから厚みのある攻撃を展開する。すると45分+1分、逵村が前から潰す守備でマイボールとすると、大倉が妹尾へ一気に縦パスを通した。ペナルティエリア外で、相手DF古田東也を背負いボールを受けた妹尾は、そのまま前へ向き右足を振り抜く。するとボールはゴール右隅へ吸い込まれた。関西選抜のDF相手に、これぞストライカーという得点で先制に成功した。「ちょっとビックリしました」と本人も驚きを隠せないゴール。流れは関学大にあった前半だが、圧倒的な個の力1つで1-0とリードをしてハーフタイムへ入った。
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「もう少しずつ丁寧に繊細にラインアップをこまめに」(吉川監督)と微修正を加えた上で、エンドも変わり風上に立った後半は、一気にペースをつかむ。CBからCF妹尾、2シャドーの皿良、長谷川を狙ったハイボールで相手陣内へ攻め込んでいく。57分には右サイドからカウンターを受けたものの、小野と逵村の冷静な対応で難なくピンチを防いだ。58分、末谷が内側へ切り込んでいく。中央で受けた長谷川のシュートは左ポストに直撃し、わずかに追加点とはならない。その後はクーリングブレイクに加え、主審の判定を巡る抗議などによる3〜5分程度の中断もあり、後半のATは13分の表示。暑さに加え中断時間も長く集中力の維持が難しい試合となったが、「逆にああいう時間で、自分たちのプラン、今からどう守っていくかっていうのも、確認、共有できた」(妹尾)と、間伸びしている状況を逆手にとり有効活用した。1点リードのまま迎えた後半AT、左サイドからのFKに小野が頭で合わせる。「前日はセットプレーで決めれてたんで、良いイメージを持って入れた」(小野)と、1度は相手GKに弾かれるも、こぼれ球に再び反応した小野が押し込み、非常に大きな追加点をあげた。2-0とした京産大は、沖野、吉井と守備的な選手を投入し、残り時間を見事に締めきった。
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ここぞのセービングとクロス対応での飛び出しに加え、強風の中でも得意のキックで貢献し、MOMを獲得した徳若は、「やっとちょっと納得できるようなプレーができるようになった」と振り返る。今後トーナメントを勝ち上がる上で、守護神の活躍は欠かせない。
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ベスト4入りしたことで、2年連続3度目の総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントへの出場が決定。勝利後の雰囲気について、「最高潮の喜びかって言ったらそうじゃないんで、チームとしてはすごく成長を感じる」(吉川監督)と、あくまでここは通過点。目指すは昨年あと1歩とした関西選手権制覇、続く総理大臣杯での優勝だ。
準決勝は宿敵・関西大学。ここ2年以上勝利から遠ざかっている相手だが、6月に入り、自分たちのサッカーを取り戻した京産大。「今のチーム力だったら、自信持って関学相手にも今日もできたし、関大相手にもできる」(妹尾)、アグレッシブなフットボールを貫けば、自ずと勝利も近づいていくだろう。まずは一戦必勝で目の前の相手に全力で挑む。
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【試合後のインタビュー】
主将・徳若碧都選手
ー2年連続となる総理大臣杯出場決定
大臣杯決まった素直にめっちゃ嬉しいし、試合前もそうですし、今試合終わった後も、今年のチームは、この大臣杯を決めるだけじゃなくて、優勝狙っていかないといけないチームだと自分たちも話してますから。またすぐ関大戦あるんで、明日からまた良い練習できればいいかなと思っています。
ー暑さや風の中でのゲームプランについて
最初の入り15分は、町田戦と一緒でリスク負わずに、自分たちのペースを作れるようにっていうのと、後半審判のジャッジのところでいろいろあって、難しい時間続いたんですけど、そこは切らさずにっていう指示の下、誰も切らさずに、ベンチメンバーも含めてできたかなと思います。
ー前半を振り返って
前半、やりたいことはあったけど、風とか、こっちの前プレがなかなかハマらなかったりで、結構苦しい時間だったんで、とりあえずゼロで帰ってくるっていうのを意識して。逆に後半はそれを修正できて、風上に立てたっていうのは、すごい良かったかなと思います。
ー停滞していた時間に貴重な妹尾選手の先制弾
颯斗は今年に入ってバンバン点決めてるような選手じゃなかったので、取るべき選手が取れば、チームもノっていくと思うので、ああいう選手が取ってくれたら、より楽になるかなっていうのはあります。
ー自身のプレーを振り返って
今年に入って徐々に自分の中でプレーも整理できてくるようになって、それがここ最近、形になるようになってきたんで、やっとちょっと納得できるようなプレーができるようになったんで、もっとパフォーマンス伸ばしつつ、より安定できればいいかなと思っています。
ークリーンシートを達成
もう自分もそうですし、DFラインとか特になる(小野)とかに声をかけながらも、常に引き締めるようにっていうので、最後は締めれたかなと思います。
ー具体的にどういった部分が整理されたのか
具体的に言うとポジションの組み立てるところもそうですし、自分、クロス対応がすごい得意な選手じゃなかったんで、クロスの出るところもそうですし、出れなかったときのポジショニングみたいなものも、すごい整理出来てるかなと思います。
ーそれは練習から意識しているのか

キーパーコーチの方(時久コーチ)に常に教えていただけるような環境にあるんで、素直に聞きながら教えてもらっています。

ー町田戦の以前と以後での空気感の違い
町田戦のところで、フォメーションもわかりやすく変わりましたし、逆に目に見えないところで言えば、基準みたいなのがすごいはっきりわかった試合だったんで、びわこ戦も含めて、良い基準で常に日頃の練習からできてるかなと思います。
ー今後トーナメントを勝ち上がる上で大事なこと
暑いですし、11人だけで戦えるようなチームっていうのは今はもうないと思うんで、 今日だったら、控えのメンバーも何人か出ましたし、遠いとこまで応援も来てくれる選手も、たくさんいたんで。総力戦というか本当に全員で戦っていきたいなと思っています。
ー準決勝に向けて
関大戦もまたそんなスコアも動かず、難しい試合になると思うんで、焦れずに、また入りのところからやるべきことをやって集中してやっていきたいと思います。
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妹尾颯斗選手
ー総理大臣杯出場が決定
嬉しいですね。素直に最高です。
ー暑さや風など難しいコンディションの中での試合
気候とかもあるんですけど、自分たちの最近やってきた3枚のハイプレスっていうとこと、攻撃の厚みってところは、ここ数週間取り組んでいるところを出すっていうことだけだったので、そこは変わらず取り組めたかなと思います。
ー守り切った前半
前半は結構風があって、自分が思うように前進できなかった中で、耐える時間は全員で耐えながらっていう中で、1点取れたのはすごい大きかったなと思います。
ーその先制点を振り返って
あんなストライカーらしいゴールっていうのは久々に取れたのは本当に嬉しいし、前も言ったように町田戦終わって、自分の足りないところがはっきりした中で、この1週間というのはよりちょっと自分と向き合う時間を増やしたっていうか、自分の中で、ちょっといろいろ変えたところもあるんで、それがこういう結果に結びついたっていうのは、1つ自信にはなったし、それを日常にして習慣化して、もっともっとああいうストライカーっぽいゴールを取っていきたいと思います。
ー試合中断が多くあった
クーリングブレイクも、審判のジャッジに対して時間空くこともあったけど、そこはチーム全体が気持ち1つに、今日の試合、目の前の試合に勝つっていうことだけを考えて、途切れることはなかったんで、 逆にああいう時間で、自分たちのプラン、今からどう守っていくかっていうのも、確認、共有できたし、そこは大きかったなって思います。
ー競り合いの場面も多くあった
相手デンソー入って、関西選抜でやってる4番(古田東也選手)に対して自分がどれだけできるかっていうのも、今日監督からも求められてたことでもあるし、個人としてはプロ目指す中で、そういう相手に五分五分じゃなくて、6-4、7-3で勝っていかないと上のステージっていうのは見えてこないと思うので。今日、自分の中では完璧には勝ててなかったですけど、シーズン前の関西選抜の試合とか、前期の関学戦よりはちょっと手応えはあったかなとは思います。
ーセットプレーの完成度
チームとして前期っていうか、シーズン前は攻守において、セットプレーで課題が残っていた中で、いろんな試合通していく中で、守備のセットプレーは段々守れるようになってきて、そこはチームの自信にもなっているし、攻撃も練習では何本か点が入っているし。トーナメントというのは、セットプレー1本で仕留め切るか、仕留められるかっていうのは、本当に大事な要因の1つだと思うので、そこは全体で練習のときから意識高くできてるかなと思います。
ーペナルティエリア外からのゴール
本当なんか大げさですけど、慎平が持ったときに、自分空いてるなって考える時間があって、受けたときにトラップが結構完璧な位置だったんで、ゴールへのコースは見えてたし、リツ(皿良)があそこで呼んでたんですけど、そこ出すより自分で振り切るコースが見えてたんで、自信持って打ったら、良い感じのシュートが入ったという感じですね。
ー入ったときの気持ち
ちょっとビックリしましたね。なんかああいうゴールっていうのは、ちょっと大学入ってから遠ざかってたというか。味方ありきのワンタッチで流し込むとかのゴールの方が多かったんで、自分が前を向いて、振り抜くっていうのは久しぶりだったんで、ちょっとびっくりしましたね。
ー得点力について
前期のリーグまだあと1試合は残ってるんですけど、2点っていう結果で、今終わってるって中では、毎試合必ず町田のときもそうですけど、1本必ずシュートがビックチャンスというのが、大体前半の立ち上がりとかにあって、それを決めるか決めないかっていう中で、なかなか今取れてなかったんで、毎週必ずチャンスある中で、あれを仕留めていけると、フォワードとしても数字もついてくるし、自分のステージっというのは少しずつ上げていけるかなっていうのは思います。
ー町田戦で足りないと感じた部分
シンプルな競り合いのパワーのところ、相手のセンターバックに対してのシンプルなパワーの負けもですし、今日はちょっと走れたんですけど、連続してプレスして、マイボールになったときに、次アクションして、じゃあボールが来たら、しっかり収めてというその連続した中での質の保ち方っていうところでは、まだ課題はあったかなと思います。
ー具体的に意識を変えた部分
そこは自分の日常の意識っていう感じなんですけど、準備のとこだったり、サッカーに向き合う 気持ちとか、過ごし方とかっていうのを、自分の中で1つずつですけど、日常を変えようかなっていう1週間でした。町田戦終わってからマジで 1人で考えたっていうか、かなり自分と向き合って、自分でノート書いたりして読んで、自分の中で結構悩んだ。悩んだっていうか、いろいろ考えて、ちょっとたどり着いたっていうか、日常のほんまにちっちゃい準備とかのところから。
ー優勝するためにチームとして、個人として必要になること
チームとしては、監督も常に言ってるように、試合に出れる選手、出れない選手がいる中で、全員がモチベーションじゃないですけど、その気持ちを落とすことなくっていうか、このチームに関わる姿勢だったり、出れてない自分の立場の中でも関わっていく姿勢っていうのは、自分もサブに回ることもあるんですけど、そこはシーズン前とか、1、2年生の自分の課題であるんで。自分がうまくいってないときとかの立ち振る舞いっていうのは、チーム全員が最近は良い意識で取り組めているから、練習からいいものが出来てると思う。そこは継続して、チーム力っていうところは上げていくのと。個人としては、今日みたいな本当に1本中の1本を仕留め切るシュートだったり、前線のハイプレス求められている、体投げ出して処理したりっていうのは、やっぱりチームを勇気つけるプレーっていうのが求められてると思うので、そこは頑張っていきたいと思います。
ー準決勝・関西大戦に向けて
リーグで負けてる相手なんで、2回負けるわけにはいかないし、今のチーム力だったら、自信持って関学相手にも今日もできたし、関大相手にもできるっていうのは思うんで、そこは自信を持って、とにかく全員でいい準備して取り組むだけかなと思います。
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小野成夢選手
ー2年連続の総理大臣杯出場決定
去年、自分退場して、やっぱり悔しい気持ちは、この準々決勝の舞台はあったんで。まずそこのメンタリティの部分で、試合入る前から、そのモチベーションじゃないですけど、ここで勝つっていう気持ちは、すごくありましたし、そこがしっかりプレーにも出て良かったんじゃないかなっていう思う反面、前半風があった中で、自分の背後の 処理っていうのが、全然そこが相手の攻撃のチャンスになってたんで、そこは前半の出来じゃダメだなと思いながら後半入って、潰し切るっていうとこができたんで、良かったかなと思います。
ー風が強かった前半戦
チームとしても、風がある中で前にあんまり進めないっていうので、我慢する時間が多くなるっていうのが、シーズンの初めは、あんまり共通認識というか、それが出来てなかったところが、今は全員がそういうのを理解して、ポジティブにプレーしていくっていうのができたことが、前半を1-0で折り返せた要因かなと思います。
ー3CBの中央を任されて
吉川さんとか広太朗さんも、ビルドアップの部分だと、自分の技量がそのままこのチームのビルドアップに出るというのは言われている中で、もっとコントロールというのはしていかないといけないと思ってますし。逆に守備の面では、最後中で体張るだったり、コミュニケーションの部分で、やらせない、ゼロで終わるってとこは、常日頃から言われてるんで、そこはもっと90分通して体現していければなと思います。
ー得点を振り返って
自分自身センターバックで、去年やったらヨコくん(横窪皇太選手)が結構点決めてた中で、自分は決めれなくて。前日はセットプレーで決めれてたんで、良いイメージを持って入れたんで、良かったかなと思います。
ー町田戦以降、チームとしての基準が変わったのか
町田の強度だったり、雰囲気感とか、球際っていうのは、自分たちプレーして感じた部分は、そのまま持って帰ってこれて、それが例えばこの学生相手になったときには、このくらいだったらやれないとっていう考え方が変わったっていうのも、見ててみんな感じるんで、そこが大きく変わったかなと思います。
ー今後優勝するために必要なこと
今日吉川さんがハーフタイムで言ったんですけど、ロジカルとパッションの分で、質の部分というのは僕たちはこだわってやっていかないといけない部分ですけど、パッションの部分というのは、常日頃から戦うっていうところは、ベースにもっと上げてやっていかないと。まず気持ちの部分で、負けてたら、試合に勝てないと思うんで、そこもっと全員が上げていけるかなと思います。
ークリーンシートを達成
今まで学生リーグだと、立ち上がりでの失点っていうのが、DF陣、スタッフ陣と話してあった中で、そこで失点すると難しくなるっていう中で、本当町田戦で、やっぱいい入りっていうか、プレー選択っていうのが全員認識できた中で、この関西選手権にも繋げれてると思うんで、入りの戦い方っていうのは、
前期の最初の方の勝てないときの試合だったりと比べて、はっきりしたプレーが多くなってきているので、それは続けていきたいと思います。
ー準決勝に向けて
やっぱり優勝するのが目標なんで、そこに向けて1個、1個勝つだけなんで目の前の相手に負けないように全力で戦っていきたいと思います。
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吉川監督
ー2年連続の総理大臣杯出場決定
決めれたことはすごく嬉しいですけど、今日のゲーム前に言ったのは、あくまで通過点だっていう話をしたんで、去年は本当に決定戦の1勝を取るのを長年待ちわびて、一昨年前は、ここに本当に注力して、半年かけてきた中で負けてっていうところで言うと、チーム自身も今日終わってからも喜びはしてるんですけど、最高潮の喜びがって言ったらそうじゃないんで、チームとしてはすごく成長を感じる。選手たちも通過点だという位置付けをしっかり理解して、腑に落ちてるところもあるので、本当にチームとして1つずつですけど、そういうステージを上げてきてることが、実感できてるので、決めたことよりも、そういったところを実感できてるのがすごく嬉しいなと思います。
ー厳しい気候の中でのゲームプラン
もう少し前から嵌めに行きたかったっていうところがあったんですけど、ただ前半の風と相手が思ってたよりもシンプルにっていうところと、セカンドボールの回収の所は、やっぱり関学さん速かったんで、そこでうまくいかない前半を過ごしてたんですけど。前期のところで言うと、ああいうところでセットブレーで1発やられたりとか。で、0-1で帰ってきてっていうとこがあったんですけど、あそこをしっかりとチーム全体で、凌ぎ切ってというか、守るとこをしっかり守ってっていうところで、1発仕留めて、1-0で帰ってこれてるっていうところは、チームとしては、すごく成長してるなというのは、できればもう少し前から行ってセカンドボール回収して、もう少し厚みのある攻撃をしたかったなというところは率直な印象です。
ー妹尾選手の先制弾
颯斗は外しまくってるんで。なのでこういう舞台で、彼が1発仕留め切ったというのが、彼の成長かなと思います。
ーGK徳若選手も好判断が多くあった
徳若もちょっとずつですけど、キャプテンとしての存在感、キーパーとしての存在感というところが出てきてるかなと思うんで、あとは風があっても、あれくらいのキックは、やっぱり前後半通して出来るので、ストロング出しながら、安定感であったり、存在感というのを出してきてるかなと徐々に。
ーハーフタイムでの指示
ハーフタイムで言うと、5-4-1になったときに、一気に押し返すっていうところが出来てるけど、相手のボールがちょっとずれたとか、ちょっとバックパス入ったっていうの1m、2mのプッシュアップっていうのを、もっとこまめにしないと、ボランチがずっと沈んだままになるっていう状況があったので、もう少しずつ丁寧に繊細にラインアップこまめにしながら、もうちょっとミドルプレスのゾーンに入っていくというところに、持っていければいいよなっていう話をしたので。ハイプレスに切り替えるところのスピード感はいいけど、ミドルでちょっとずつブロックを操作するみたいなところは、もうちょっと修正しないと簡単にクロスゾーンに入られるみたいな状況がちょっとあるので、そういったところは修正しました。
ーCBから前線へのハイボールを多用
単純に風があるというところと、前半もう少し背後狙いながら、シャドーのところ使いたいなというところがあったんですけど、なかなか背後蹴るボールがシャドーくらいの所に、相手の2CBが前向きにディフェンスするっていう状況が多かったので、後半はより伸ばしながらシャドーのところを上手く使って、展開して行こうという話をしてたので、そこは今日というよりも、3-4-3やり始めてから、そこの狙いは常に持っているので、そこはうまく機能したかなと思います。
ー狙い通りの追加点
前半と同様、しっかり耐えるとこと耐えて、ダメ押しとって、ゲームクローズしていくっていうところでいうと、本当にあの2点目っていうのは、非常に大きかった。最後ロスタイム13分ある中で、メンタル的にも、チームへの安心感というところでも、1-0と2-0では、全く違うので、あの 2点目はすごく大きかったかなと思います。
ークリーンシートを達成
それは町田戦の経験がいきてるというか、ラスト10分の猛攻を経験した中で、自分たちがどういう風な対応しないといけないかっていうところで言うと、対応仕方もそうですし、体力の余力みたいなところも、今日も後ろの選手たちは多分まだ余力があった中で、途中交代 7番であったりとか、11番、13番とかっていう対応が出来てたかなと思うんで、もうまさに町田戦の経験がいきてるかなと思います。
ー試合中断する場面も多くあった
ここ最近の日常のトレーニングのところから、結構トレーニングのセッション感というのが、うちのチームが結構重要視というか、トレ1からトレ2とか、アップからトレ1入るときとかのそのセッション感をアラートに次のトレーニングに向かおうみたいなところは、どのカテゴリーでも結構言ってる話で、そういった切れ目切れ目で、集中力を途切らさないというところは、日常のところから積み上げてやってる部分でもあるので、僕らスタッフというか、ベンチワークのところでは結構揉めながらやってたんですけど、中の選手たちは意外と冷静に、集中してやろう、俺らやろうぜみたいな話は声掛けて中でやってたんで、そのあたりはピッチ内にいる選手たちの方が冷静だったかなと思います。
ー夏の暑さの中で、京産大の強みである選手層がカギを握るのではないか
本当にベンチワークで、僕が見てる感覚とベンチで見てるスタッフの感覚というのをすり合わせながら。あとはウォーミングアップの担当をしてる奥村学生コーチともコミュニケーションとりながら、10分、15分前くらいから、次誰いきそうやな、誰が疲れてきそうやなっていうのは、本当にトレーナーも含めて、スタッフ全体で色んな視点を持ちながら、コミュニケーションを取りながらやってるので、その場その場で、その場凌ぎの交代っていうよりも、その1枚を切る為に、15分ぐらい使って交代を切るっていうシーンがほとんどなので。他のスタッフの目利きというか、しっかりコミュニケーションをとりながら、最善の交代を出せていけてるかなと思います。あとはサブ組が日常しっかりと準備してくれているというところも、1つ大きな要因かなと思います。
ー最後は守備的な交代
もう相手のストロングは右の2番の山本くんと7番の篠原くんのサイドのとこだったので、そのあたり逵村と沖野で、守備的にはなったんですけど、しっかりそこの対人というか、局面のところをシャットアウトしていくという狙いで、誓梧もまだまだいけますってピッチ上では言ってたんですけど、7番はフレッシュだったんで、そこに対応するのはキツいかなっていうところも含めて、Bから上がってきた選手なんですけど、しっかりBで半年積んできたところが、こういう舞台でもしっかりできてるかなと思います。
ー沖野選手の強み
局面のところ、対人の部分は、背はそんなに大きくないんですけど、空中戦のとこで戦えたり、地上のところでも粘り強く、最後まで体が作れるという1発であっさりとかわされて、クロス上げられるっていうシーンは少ない選手なので、本当に無理が効くというか。遠藤航(日本代表・現リヴァプール)みたいな選手になってくれればいいかなという選手です。
ー優勝するために重要なこと
先ほど言われたように、総力戦というところはすごく大事でもありますし、あとはこの関西選手権に向かう中で、今まで2年半くらいやってきた4-2-3-1っていうのをチェンジして、3-4-3で臨んできてるので、そういったところで言うと、自分たちでこの大会を使って、新たなチャレンジ、トライを。かつ、彼らの選手1人1人の成長の幅を広げる大会にしたいなと思っているので、もちろん勝つのも大事なんですけど、選手だったり、チームの成長っていうところを1番に考えながら、自分たちのスタイル、アグレッシブに攻守において、主導握りながらプレーしていくことが大事かなと思うので、相手っていうより、自分たちがトライしてることに100%注力して1試合1試合やることが、今後の大臣杯もそうですし、後期リーグにもつながっていくのかなっていうのはあります。
ー準決勝・関西大学戦に向けて
関大さんにはリーグ戦でもなかなか勝ててない相手なので、ここ1つステージを上げる。今年でも内定出てる選手たちが関大にはたくさんいるので、そういったところに1つ粘り強く勝ちを持っていくことは、チームにとっては大きいかなと思うので、自分たちがやっていることをトライするというところに向けて。連戦なので、逆に連戦は慣れてきてるかなと思うので、それを楽しみながらみんなでトライできるようにしたいと思います。
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【取材:細井雅貴】

【サッカー部】関西選手権 長谷川裟恭が1ゴール1アシストの活躍で準々決勝進出!

「アミノバイタル®︎」カップ2025
第54回 関西学生サッカー選手権大会
4回戦vsびわこ成蹊スポーツ大
J-GREEN堺 メインフィールド(2025年6月15日 13:30 KO)

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【スターティングメンバー】
GK 1 (C)徳若碧都(4年=高川学園高)
DF 6 田代紘(3年=ヴィッセル神戸U-18)
DF 4 小野成夢(3年=愛媛FC U-18)
DF 5 逵村健斗(4年=三重高)
MF 3 滝口晴斗(3年=サンフレッチェ広島ユース)
MF 23 大倉慎平(1年=ガンバ大阪ユース)
MF 10 伊藤翼(3年=セレッソ大阪U-18)
MF 8 末谷誓梧(3年=セレッソ大阪U-18)
MF 7 皿良立輝(2年=セレッソ大阪U-18)
MF 14 長谷川裟恭(4年=京都橘高)
FW 26 高川諒希(1年=カターレ富山U-18)
(フォーメーション 1-3-4-2-1)
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【サブメンバー】
GK 12 中原碧琉(3年=サンフレッチェ広島ユース)
DF 35 夘田大揮(4年=東山高)
DF 32 沖野眞之介(1年=高川学園高)
DF 28 吉井泰生(1年=ガイナーレ鳥取U-18)
MF 38 福島健太(2年=青森山田高)
MF 13 山村朔冬(2年=帝京長岡高)
FW 27 森田皇翔(1年=ヴィッセル神戸U-18)
FW 9 妹尾颯斗(3年=サンフレッチェ広島ユース)
FW 11 小濵弘貴(4年=東海大福岡高)
【選手交代】
65分
IN 妹尾颯斗 OUT 高川諒希
75分
IN 福島健太 OUT 皿良立輝
82分
IN 森田皇翔 OUT 長谷川裟恭
87分
IN 沖野眞之介 OUT 末谷誓梧
90+1分
IN 吉井泰生 OUT 滝口晴斗
【スコア】
京産大2-0びわこ大
10分 得点 長谷川裟恭(4年) 
68分 得点 妹尾颯斗(3年) AS 長谷川裟恭(4年)、皿良立輝(2年)
【試合内容】
白熱する試合を演じた町田ゼルビア戦から中3日、関西の頂点を決める戦いへ舞台は戻った。「緊張感を持ってこの一戦に臨む」今日のテーマとした。天皇杯に引き続き、感覚をつかんだ3バック。開始1分、左サイドでFKを獲得すると、皿良のクロスに末谷が左足で合わせ、最初のチャンスをつくる。6分、今度は右サイドからのFK。皿良が直接狙うも、わずかに壁に当たった。9分には、高川が鋭く右足を振り抜くが、GKの正面を捉えた。すると11分、高川が相手のパスを引っ掛け、GKとの1vs1の局面をつくる。再びセーブされるも、長谷川が2度押し込み、ゴールネットを揺らした。立ち上がりの猛攻の中で、まずは先制に成功する。ボランチでの配給や刈り取る守備から、シャドーでの裏への抜け出しや相手DFへのプレスなど、「自分のプレーの幅はすごい広がってる」(長谷川)と振り返る。22分、皿良が右サイドから縦に深く切り込んでいくと、右足で強烈なシュート。逆足ながらもGKのセーブに強い音が響いた。29分にも、後方からのロングボールを収めた長谷川がチップキックでゴールを狙う。
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さらには38分、長谷川の右足がポスト、42分、皿良の左足はクロスバー直撃と、惜しくも追加点とはならなかったが、相手に反撃の隙を与えない波状攻撃をみせる。前半は京産大が11本のシュート、一方のびわこ大はシュート0本と圧倒し続けた。
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後半の立ち上がり、滝口が攻撃参加した裏のスペースを使われる場面がいくつか出てきたが、田代、小野を中心に見事なカバーリングを見せる。すると68分、皿良のサイドチェンジを受けた長谷川がゴロパス。これを投入直後の妹尾が合わせ、2-0と待望の追加点をあげた。その後はさらに優位な試合運び。試合前から意識づけていた田代、逵村、左右CBからの攻撃への加勢も増えていく。87分、終盤の失点が課題となっている中、末谷に代わりCBの沖野を投入。学生リーグ初出場となった沖野は、「これまでBチームでIリーグを戦ってきて、自分の中でもやれたという自信はあった」という言葉通り、わずかな時間ながらも、落ち着いた振る舞いでチームのクリーンシートに貢献した。
天皇杯かららしいサッカーを取り戻し、この流れで快勝を収めた京産大。次戦は、勝てば2年連続となる総理大臣杯出場が決まる準々決勝、強敵・関学大との対戦だ。前期リーグ戦ではスコアレスドローに終わっている。延長戦も見据えた京産大らしい粘り強いサッカーに期待したい。
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【試合後のインタビュー】
長谷川裟恭選手
ー2試合連続ゴール
引き続きゴールのところを狙ってたんで、自分が点を取ってという形で思ってた中で、正直、ちょっとあるなと思ってたんで、狙えてたのがそのままゴールにつなげれてよかったなと思います。
ー枠内シュートが多くあった
枠内に飛ばしたんですけど、やっぱりチャンス3、4回もっとあったんで、そこを決めきれずに、ちょっと難しい展開になったと思うので。決めきれなかったのは結構悔しいというか、課題かなと感じます。
ー守備の振り返り
前プレスのところ、チームでも共有しているところで、狙い持って、前からかけるっていう守備はずっと意識しているところなので、自分もそこは強度を高めて。1個ポジションを上げた中でも、前プレスとかは意識してるんで、そこの強度はちょっとずつ高まってきてるかなと思います。
ーポジションを1列上げてからのの手応え
またボランチとは違ったプレースタイルにはなってきてるんで、前に関わるってところが多くなってますし、裏の抜け出しも結構多くなってて、自分のプレーの幅はすごい広がってるので、どっちのポジションになっても、いろんなプレー、柔軟に対応できるようになっていきたいなと思います。
ー連戦の中でのスタミナ面について
連戦でしんどいとかもあるんですけど、試合を重ねる中で結構成長は実感しているので、しっかりケアしながらっていうところはあるんですけど、試合の多さってところも結構、自分の中ではしんどい中でも、良い手応えというか、良い感覚になってきてるんで、そこはもう1回、これからケアも怠らずに、1試合1試合、変わらないように。気持ち、コンディションもそうですし、メンタルのところも町田とは変わらないと思うので、1個1個しっかり勝っていきたいなという思います。
ー周りの選手との連係
数重ねるごとに、コミュニケーションを取りながらなんですけど、結構連係とれてるんで、もっとできるとは思うんで、いろんなバリエーションだったり、形っていうのをもっと練習して、合わせていって、ゴールを脅かせるようにしていきたいという思います。
ー準々決勝に向けて
今日よりもっとしんどい難しい展開にはなると思いますし、今日ほどやっぱりチャンスというのは作れないと思うんで。やっぱり1個、1個しっかり決めていっていうところ。個人的にはしっかり決めたいと思ってますし、チームとしても、もっとより強度であったりとか、基準のところしっかり上げて町田以上の試合をして、全国決められるように、また1週間トレーニングしていきたいと思います。
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妹尾颯斗選手
ー天皇杯から中3日
町田で、ああやって負けはしたけど、自分たちがやりたいサッカーを体現できためちゃくちゃいい試合で、見てる人に感動を与えられた試合はできたけど、ここで次のびわこ戦負けたら何も残らないし、何も意味ないっていうのはチーム全員で話してたし、もう練習のときからピリついて緊張感はあったので、この中3日、チーム全員でできたのはよかったと思います。
ー途中出場でも結果を残した
個人としては連戦を戦っていく中で、町田で90分やってる周りの選手が今日こうやって連戦でスタートで出ている中で、個人としてはサブっていう立場になって、まだそこの連戦を戦う中での信頼っていうのは、まだ自分は薄いかなっていうのは正直思ってて、そこを変えるためにも、結果出すのがやっぱり一番いいし、与えられた時間で、結果を出し続けるっていうのは常に頭に置いて、どんな立場でもひたむきにやるっていうのは、自分の中で決めたことなので、そこは継続していきたいと思います。
ー改めて天皇杯を振り返って
この前の天皇杯で正直やってみて、シンプルなパワーの差があったり、フィジカルジャンプやったりっていう差は、本当に自分の中ですごく感じて。そこを大学生レベル、この相手のレベルでできて当たり前って捉えないと、やっぱり上の世界を見たときに全然できなかったので、まだまだ課題はあるし、スコアも普段自分の中で向き合って、もっともっと高めていきたいと思います。あんな大舞台で、プロとやる試合っていうのは人生初めてだったわけで。緊張とかっていうよりも本当に楽しかったし、でもその分、結構人生で1番きつかった試合といっても、過言じゃないというか。守備もめちゃくちゃきつい中で、じゃあ次切り替わったら、アクション起こして前線で収めてっていうこの連続がめちゃくちゃキツくて、その中でも出し切ったし、楽しかったです。さっき言ったように、課題のところはいっぱい出たので、そこは来年必ずあそこでもう1回できるように。今から積み上げていきたいです。
ー準々決勝に向けて
自分たちが所属しているのは大学サッカーなわけで、この前は天皇杯という特別な大会だったけど、そこはまた切り替えてじゃないですけど、もう次の照準は大臣杯に出ることをやったり、
関西で1番取るっていうのは、チーム全員で話していることなので、そこは全力で準備していい準備して。でも、やっぱり自分が点を取って勝たすっていうのは、常に頑張っていきたいと思います。
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沖野眞之介選手
ー学生リーグ初出場を振り返って
最後の10分間の時間を監督に与えてもらって、これまでBチームでIリーグを戦ってきて、自分の中でもやれたという自信はあったし、その中で3日前にAチームに上げさせてもらって、自分のパフォーマンスも上がってきた上で、最後出れたのは自分だけの力じゃないし、他の人たちの支えもあったからこそ、自分も最後の10分に出れたと思うので。ボールはあまり触れなかったんですけど、勝利に貢献できて良かったです。
ー入学してからここまでを振り返って
Aチームに絡む時間は少なくて、さっきも言ったんですけど、Bチームでの試合が多かったんですけど、自分の中ではAで早く出たいという気持ちがあったので、
今日出れてよかったです。
ー自身のプレーの強み
後ろやってるんで、競り合いはもちろんのことで、あとは仲間の横の選手がチャレンジ行ったらチャレンジに行ったその後のカバーの処理というか、ボールの浮いた処理などが、自分の中では得意だと思ってるんで、そういうところを出していきたいです。
ー天皇杯からチームの雰囲気が良い
天皇杯の試合も応援のスタンドで見ていて、外で見てるから、自分も分かったこととかもいっぱいあったんで、今日の最後の10分も絶対自分が出てからの失点は絶対に無くそうと思ってやったので、最後無失点で終えれて良かったです。
ー今後への意気込み
これからはAの試合だったり、もっと長い時間絡めるように、日々の練習で頑張っていきたいです。
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吉川監督
ー町田戦からの取り組み
ポジティブな疲労というか、負けはしたんですけど、自分たちがやろうとしていることというのは、表現を間違いなくできたなという自信はチーム全体にもあったので、ただ、それを1回だけにならずにっていうところでいうと、疲労ももちろんあるけど、これくらいの連戦は、やっぱり乗り越えていかないといけないかなということなんで、その中でふわっとしないというか、緊張感を持ってこの1戦に臨むというところは、今日チームへのテーマ、要求したものです。
ー試合を振り返って
後半の立ち上がりの15分くらい追加点取るまでのところは、ちょっと相手のシステムが変わってきて、3-4-3になってマッチアップした状態で、ちょっと押し込まれるというか、アグレッシブに勢いを持ってやるっていうことは、少しできなかった部分があったんですけど、ただ、それ以外の時間、70分、75分くらいは、本当に自分たちが支配した中で、内容としても圧倒したものができたんじゃないかなと思います。
ー長谷川選手、皿良選手が躍動した
ただ、やっぱり得点というところは、彼らそれぞれで多分2点ずつくらいいけると思うので、そういったところはよりステージが上がっていくと、1本中1本とかっていう今日みたいな4本くらいあっての1本じゃなくて、やっぱり1本中1本じゃないといけないという状況になってくると思うので、やっぱり彼らのポジション、諒希だって一緒で、そこは数字にこだわって、最後のクオリティというのは、
高めていってほしいと思います。
ー枠内シュートも多くあった
1歩ずつ、言い方はあれですけど、シュート本数があんまり伸びない時期もあったりとか、シュートまでいけないとかっていうところでいうと、シュートまで行けてるっていうところ、厚み持って、何回も繰り返し攻撃できてるっていう部分はポジティブなので、枠に入っているか、ポストに当たってるシーンがあったので、近づいてはいるかなと思います。
ー両WBの運動量
晴斗と誓梧の自分たちが持ってるキャパの範囲内では、すごく最大限最大値出して良いプレー、町田戦から引き続きやってくれている。でも、彼らがもう1個ステージを上げるためには、ああいうウィングバックで、本当にピッチの縦、100m前後を
自分1人でできるっていう能力を彼らがつけていくと、本当に上のステージというのが見えてくるかなと思って。このシステムは、チームが勝つためにというところと、それぞれの選手たちがもっともっと成長していくというところで選んでるシステムでもあるので、まだまだその2人には成長していってほしいですね。
ー沖野選手が初出場
時間が短かったので、さほどプレーがなかった中でも、しっかりとゼロで終えてっていうところの最低限のタスクっていうのは、クリアしてくれたかなと思うので、あとは、チームとしての課題のラスト10分、15分のゲームのクローズの仕方みたいなところは課題ではあるので。今日はどちらかというと、後ろの選手を入れながら、ゲームクローズしていくという状況を作ったので、チームとしてこうなったら守りきれるなというところを、1つでも増やしていければいいかなという思います。
ー沖野選手に期待するプレー
オキはBチームで半年間くらいやってきて、ゲームに出ることに対しての自信というのがついてきたと思いますし、あとはしっかりと対人の人に強くいけるというところ、持ち運びだったり配給というとこも、冷戦にできる選手でもあるので、そういったところは要求するというか、できることが多い選手なので、このAの強度とかスピード感でしっかり発揮できればと思います。
ー準々決勝に向けて
2日間オフを与えているので、しっかりリフレッシュした中で、本当に緊張感ある1日1日を過ごす中での延長線上が、ベスト8の試合になってくると思うので、本当に悔いないように全員でやっていきたいなと思います。
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【取材:細井雅貴】

【サッカー部】関西選手権初戦は8得点完勝!中2日で天皇杯・町田戦へ 妹尾「後悔する試合には絶対したくない」

「アミノバイタル®︎」カップ2025
第54回 関西学生サッカー選手権大会 3回戦vs摂南大 神山球技場(2025年6月8日 14:00 KO)

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【スターティングメンバー】
GK 1 (C)徳若碧都(4年=高川学園高)
DF 6 田代紘(3年=ヴィッセル神戸U-18)
DF 35 夘田大揮(4年=東山高)
DF 5 逵村健斗(4年=三重高)
MF 28 吉井泰生(1年=ガイナーレ鳥取U-18)
MF 10 伊藤翼(3年=セレッソ大阪U-18)
MF 38 福島健太(2年=青森山田高)
MF 24 西川宙希(1年=セレッソ大阪U-18)
MF 7 皿良立輝(2年=セレッソ大阪U-18)
MF 23 大倉慎平(1年=ガンバ大阪ユース)
FW 26 高川諒希(1年=カターレ富山U-18)
(フォーメーション 1-3-4-2-1)
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【サブメンバー】
GK 12 中原碧琉(3年=サンフレッチェ広島ユース)
DF 4 小野成夢(3年=愛媛FC U-18)
DF 3 滝口晴斗(3年=サンフレッチェ広島ユース)
MF 14 長谷川裟恭(4年=京都橘高)
MF 13 山村朔冬(2年=帝京長岡高)
MF 17 福永裕也(2年=京都橘高)
MF 8 末谷誓梧(3年=セレッソ大阪U-18)
FW 9 妹尾颯斗(3年=サンフレッチェ広島ユース)
FW 11 小濵弘貴(4年=東海大福岡高)
【選手交代】
ハーフタイム
IN 滝口晴斗 OUT 田代紘
IN 長谷川裟恭 OUT 伊藤翼
IN 福永裕也 OUT 皿良立輝
IN 小濵弘貴 OUT 高川諒希
71分
IN 末谷誓梧 OUT 逵村健斗
【スコア】
京産大8-0摂南大
11分 高川諒希(1年) AS 皿良立輝(2年)
16分 高川諒希(1年) AS 福島健太(2年)
32分 伊藤翼(3年) AS 高川諒希(1年)
58分 大倉慎平(1年)
68分 小濵弘貴(4年) AS 大倉慎平(1年)
70分 福永裕也(2年) AS 長谷川裟恭(4年)
73分 末谷誓梧(3年)
79分 福島健太(2年)
【試合内容】
6月に入り、リーグ戦は中断。総理大臣杯出場をかけた戦い、関西選手権が始まった。昨年は半世紀ぶりとなる準優勝を果たし、また39大会ぶりの総理大臣杯出場権も得た同大会。2回戦を勝ち上がった3部・摂南大をホームの迎えての開幕となった。
右から田代、夘田、逵村の3CB。皿良と大倉の2シャドー。「前にボールが入ったときに、後ろの3バックの脇の選手たちも、厚みを持って攻撃に関わる」(吉川監督)と、リーグ戦から心機一転、大幅なシステム変更を試みた。11分、皿良の華麗なスルーパスに高川が反応。そのまま左足でゴール右隅へ流し込み、先制に成功する。16分にも福島、大倉のパスワークから高川が決め、追加点。5バックで撤退する相手に、ハーフライン手前から相手陣内でボールを支配し続ける。32分にも伊藤が大倉と重なるような形ではあったが、3点目をあげた。3点リードとした後半からは大幅な選手交代。滝口が右WBに入り、吉井が右CBに回る。長谷川、福永、小濵はそれぞれ交代選手のポジションに入った。56分、今日初めてと言っても良い、強烈なシュートを浴びるも、徳若が冷静に処理。58分、小濵の右足シュートはブロックされる。続いた長谷川のシュートのこぼれ球を押し込んだ大倉が4点目。さらに68分、小濵が今季初出場初ゴールでダメ押しとなる5点目。スタンドの仲間からも大きな声援があがる。「これからも結果で応えられるように頑張ってきたい」(小濵)苦しい時期も過ごした副将が、今後の活躍を誓った。
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また70分には、福永にもゴールが生まれると、投入直後の末谷が73分にゴール。最後は79分、小濵が左サイドからのカットイン、右足でコントロールショットを放つ。相手GKが好反応を見せたが、弾いた球を福島がヘディングで押し込み、8-0。文句ない試合運びをみせ、4回戦進出。2部・びわこ成蹊スポーツ大との対戦が決まっている。
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次戦は中2日、ついにFC町田ゼルビアとの対決だ。2024年、日本代表経験のある昌子源や谷晃生らを擁し、黒田剛監督のもと、J1・3位の成績を残した紛れもない日本トップクラスのチーム。しかし天皇杯において、昨年は筑波大の前に2回戦で姿を消している。京産大らしい連続性の高いアグレッシブなプレーと、誰が出てもクオリティが落ちることのない選手層の厚さ。自分たちの強さを発揮すれば、勝機もみえてくるはずだ。京都FA杯決勝、天皇杯1回戦、厳しい状況や試合展開でも、決して下を向くことなくここまで勝ち進んできた。自分たちでつかみ取った大舞台。大学生としてプロの本気と対峙できる唯一の祭典。「後から後悔する試合には絶対したくない」(妹尾)、「チャレンジャーとして気持ちの部分で勝っていけるように」(田代)、アウェイの地でもチーム一丸となり、番狂わせを起こす。

試合詳細 6/11(水)18:30 KO 町田GIONスタジアム
【マッチプレビュー】
町田の今季ここまで、1試合当たりのクロスが16.1回。J1・4位のスタッツだ。空中戦勝率に関しては堂々の1位。やはりロングスローを含めたセットプレーには警戒したい。京産大としては、昨年から課題としているCKからの失点だが、ここ数試合は改善の傾向をみせている。流れの中では、3バックの脇のスペース管理を欠かさず、いかにサイドからのクロスを減らすことができるか、右は滝口と吉井、左は西川の両WBの運動量は欠かせない。攻撃面では数少ないチャンスをものに。中2日でアウェイでのリーグ戦を控える町田、ターンオーバーでの起用も十分に考えられる。選手間の連係ミスを誘い、そこからの1つのチャンス。1トップ起用が予想される妹尾や高川のストライカーを中心に、得点にできるかにも期待したい。プロを目指す選手も多くいる京産大、自らの力を示す絶好のチャンスでもある。
【試合後のインタビュー】
田代紘選手
ーチームの連敗はストップ
相手がどうこうではなくて、自分たちの目の前の相手っていうところで、チームで話してたし。
個人的にもしっかりそこはやろうって思ってたんで、トーナメントっていうことで、どんな相手でも、相手が強くても、1点でも多く取って勝つっていうところはしっかり意識していました。
ー新システムへの手ごたえ
高校時代とかも結構3バックの右とか真ん中でやってたんで、そこの感覚っていうのは徐々に取り戻せてるし、サンガ相手(トレーニングマッチ)でも思ってる以上に、みんな手応えを感じていたと思うので、そこの部分は町田戦はどうなるか分からんけど、しっかりできるかなと思っています。
ー後半をベンチからみて
自分がうまくできた部分もあったし、できなかった部分もあったんで、自分が入ってたらっていうイメージは、後半もしっかり見ながら、意識していました。
ーJ1相手にみせたいプレー
相手J1で、もちろんいい相手ですけど、自分の特徴である守備で、相手の良さを潰すっていうところだったり、3バックの右で出ると思うんで、フィードとか攻撃の部分でも、しっかり関わっていけるようなプレーを見せていきたいなと思います。
ー対戦が楽しみな選手
町田で言ったら、相馬選手とか、やっぱり代表とかで活躍しているような選手だったり、菊池流帆選手とか。そういう相手は対峙するってなったら、憧れとかではあるけど、対峙したら、自分が潰すという意識でやっていきたいと思います。
ー改めて天皇杯への意気込み
もちろん強いってわかってる上で、自分たちがどのようにやるかもやし、ジャイアントキリングっていう言葉があるように、チャレンジャーとして自分たちが相手より技術面とかでなくても、気持ちの部分で勝っていけるようなプレーをしていきたいと思います。
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福島健太選手
ー2週間ぶりの勝利
結構負け続いていたので、ここで天皇杯のゼルビア戦に向けて1戦1戦やっていくというところでは、今日の1戦勝ったことは次の試合にもつながるかなと思います。
ー引いた相手を崩しきった
引いてくるのは大体分かっていたので、そこで最後のラストパスの人だったり、そういうところのコンビネーションだったり、みんなで意識して入りました。
ー後半は選手も大幅に替わった
誰が出ても、その結果出せているところはこのチームこだわっていると思うので、後半、何人か入れ替わっても点数が取れたところはよかったと思います。
ー青森山田高校時代の指導者であり、FC町田ゼルビアを率いる黒田監督との再会
青森山田でやってきたことが、このチームに入っても活かせると思うので、そういった面ではもう1個上のステージに上がったクラスで対戦できるところはすごく楽しみです。やっぱり山田で2年間教えてもらったんで、その監督と会えて、プロで自分たちが大学生とかでチャレンジャーとしていけるというのは、自分も成長を感じられますし、そういったところはすごい楽しみです。
ースタメンを勝ち取る努力
自分は上手いキャラでもないんで、そういった意味では、コツコツ、小さい結果を残していって、やっぱり練習でもそういうところで信頼を得て出れる選手だと思うので、そういった面ではもっとコツコツやっていかないといけないですし、もっと試合に出ても結果を残していかないとダメかなと思います。
ー現状の課題
ボールに関わってチャンスをつくるところだったり、コーチからも言われてますし、課題だと思うので、やっぱりそこはもっとやっていきたいと思います。
ー1年時はIリーグでの出場がメインだった
悔しい思いはずっとあったんですけど、やっぱりそれでも試合を1個下のカテゴリーでも出させてもらってるところ、出たら全力でやって、少しでも評価してもらえるようにっていうところは意識していました。
ー町田相手にどういったプレーを見せていきたいか
黒田さんに教えてもらえたところは、自分もできると思うので、やっぱりプロ相手でも、どんどんそういう球際だったり、戦うところをやっていきたいし、相手はプロでスピードが速い中でも、どんどん回してやっていきたいと思います。
ー特に対戦が楽しみな選手
山田出身が多いですし、バイロン選手が山田出身でいるので、そういったところで先輩なので、対戦して止めてみたりしたいなと思っています。
ー改めて天皇杯への意気込み
プロ相手に挑みますけど、やっぱり自分たち、どの試合でもチャレンジャーって気持ちを持ってやってるんで、そういった面では誰が相手でもというところは意識しているので、絶対に勝てるように、京産のチーム全員が前向きでいけるようにやっていきたいと思います。
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小濵弘貴選手
ー今季初出場
苦しい時期もあったんですけど、それ以前にチームのためにって意識しながら、常に練習とかも取り組んでいたし、ここ最近自分としても、コンディション的にもいいのもあったんで、出たら本当、決めてやるという気持ちでいました。
ー仲間の声援の中でゴール
やっぱり周りが自分が出るときに声援だったり、期待していることも、今日のゲームですごく感じたところだったんで、これからも結果で応えられるように頑張ってきたいと思います。
ー天皇杯に向けて
チャンスが来たら自分が活躍してやる、そういう気持ちで。まずはこのチームの勝利のために、練習から取り組んでいけたらいいなと思います。
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高川諒希選手
ー今日の試合振り返って
ある程度、試合の中でボールが持てるというのは分かっていたので、そこからどう攻め崩して行くかと1本1本を決め切るというのを意識して試合していました。
ー2ゴールを上げたがその感触を振り返ってみて
自分的にはもう2本は決めきれたかなと思っていて、2得点は取れましたけど、得点力というのはまだまだ自分の中でも課題かなと思っています。
ー課題というのは具体的にどこにあるのか
しっかり足を振り切るって言うのと、あとは崩しのとこで落としたりとかそういったプレーもまだまだ課題かなと思っています。
ー水曜日のゼルビア戦、どういう気持ちで臨んでいくのか
どう考えてもやっぱり自分たちはチャレンジャーなので、その中でしっかり食いに行く気持ちで行きますし、勝てばビッグニュースになると思うので頑張りたいです。
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妹尾颯斗選手
ー町田相手に見せたいプレー
とにかく出たときには、自分の役割タスクっていうのは、前から前線からのプレスだったり、しっかり背後のアクションを起こして、味方シャドーの選手を空けたりっていうのは、もちろん与えられたタスクはやらないといけないと思うし、そこはもう100%、120%でやるんですけど、その中でボール持ったら、自分で持っていってシュートに行くぐらい、強気な姿勢っていうのを見せていきたいなと思います。
ー対戦が楽しみな選手
出てくるか分からないんですけど、昌子選手とかは、ワールドカップの舞台で活躍したりしてた、トップトップでやってる選手だと思うから、そことバチバチやり合えないと、逆に自分はこの先プロになっていく上で、やっぱり厳しいと思うから。そこは臆することなく、自信持ってプレーしたいと思います。
ー新システムへの適応
練習やったり、この前のサンガのトレーニングマッチでも3バックで、自分はユースのときに3-4-2-1というのを経験していたから、自分の中では下に2シャドーいるというのは1番やりやすい形だから、そこはすっと落とし込めたというか、戦術的にはやりやすい形であるから、そこは問題ないかなというのは思います。
ー改めて天皇杯への意気込み
もちろんこうやってプロとできる機会っていうのは、本当にこの天皇杯しかないし、大学4年間で。それでJ1のトップのチームとやれるっていうのは、すごい嬉しいことだと思うけど、逆に相手をリスペクトしすぎて、自分たちが弱気になってしまうと、後から後悔する試合には絶対したくないから、前半最初から、個人としては今数試合、スタメンから外れている中で、悔しい思いを持って、反骨心を持ってやってきたんで、次出れたら、その悔しい思いっていうのも前面にぶつけながら、もう1回、自分がスタメン取り返すくらいの気持ちで結果を出したいなと思います。
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吉川監督
ー試合を振り返って
今日は本当に自分たちがトライしている狙いを持って、ゲームに臨んだっていうところなんで、結果っていうよりも、そういったところをトライする、今日のゲームになったかなというふうに思います。
ー前への意識が強く見えた
ボール保持の時間は長かったので、よりそういうふうな見方になってるかなというのもあるんですけど、システム自体もこの連敗を経て、この関西選手権を含めて、町田とかも含めて、3-4-3というところは、ちょっとトライしている部分もあるので、それで言うと、やっぱり前にボールが入ったときに、後ろの3バックの脇の選手たちも、厚みを持って攻撃に関わるっていうところは、要求している部分があるので、より4-2-3-1、4-2-2よりも厚みを増しながら攻撃する回数は、このシステムにするのであれば増えるかなと思うので、そこのトライはしているところですかね。
ー高川選手が先制の2得点
高川に関しては、どんな相手であろうが、最後、ボックス内の質っていうところは、このチームでも1、2番に入るかなと思うので、そういったところで言うと、もう1、2点ぐらいはいけるかなと思うんですけど、彼の力であれば、当然かなということですね。
ー後半少し攻め込まれる場面も
単純にゴールキックの競り合いの部分で、ちょっと漏らしてしまったりとか、セカンドボール拾えないとか、ボールを隠せないとかっていう状況があったので、それは正直、どの相手であっても、ベーシックなところは、しっかり積んでいかないといけない。次のゲームを見据えたときには、よりそういったところのバトルというか、そういったところは確実に勝てないにしても、100%やらせないみたいな感覚っていうのは、すごく重要になってくると思うので、そのあたりはこの短い間の時間で、しっかりと意識づけできるようにしていきたいというふうに思います。
ー今季初出場の小濵選手が結果を残した
小濵に関しては今シーズンでいうと、公式戦初めてっていうところでいうと、ちょっと中の選手と合わなかったタイミングとかっていうのも、多々あったかなと思うんですけど、そういったところも、公式戦を経て合わせていければいいかなと思うんですけど、ただまずその土俵に立つために、小濵自身は日常のトレーニングから結果を残すっていうところでも大事になってくると思うので、今日のハーフタイムに入るところでは、とにかく結果、1点、2点を奪うことを目的に目標にしながらやってくれって話をして、後半送り出したので。もう4年生は本当に目に見える結果をどれだけ残していけるかなという大事かなと思います。
ー皿良選手について
立輝に関しては、どんな相手に対しても最後仕留め切るみたいなところは、今課題になっているので、それは京都選手権から続いて、リーグ戦でも出場時間トレーニングマッチも含めて出場時間が長いわりに、目に見える得点数字っていうのは、積めてない部分もあるので、彼でいうとそこが1つの壁になっているかなと。それを乗り越えないと、もう1個上のステージにいけないかなと思います。
ー福島選手について
ブレずにどんな状況、立場になってもプレーし続けるっていうところは、彼の良さでもあると思うので、彼の評価としては、本当にそういったところ。調子の波が少ない選手であるというところで、与えられたタスクを100%をやりきる力があるので。ただボールを受けて散らす捌く、ボールにもっと関わってスルーボール出して得点に関わるっていうところは、もっともっと彼が伸ばしていかないといけないところかなと思うんですけど、ただ、アベレージというか、パフォーマンスの波が本当に少ない選手なので、そういったところでいうと、精神的に安定している選手かなと思います。
ー高校時代はトップ下ながら、現在はボランチとして起用
もともとこっちに来るときも、ボランチもできるしっていうところで取ってはいたので、どちらかというとトップ下っていうよりも、入ってくる時点で我々の評価というか、使いたいポジションでいうと、ボランチっていうところがあったので、逆にトップ下みたいなところで青森山田でやってるゲームを見て、あ、あそこもやるんだっていう感覚だったので。どちらかというと、僕らは今やってるポジションで使い続けたいというところがあります。
ー天皇杯、町田ゼルビア戦に向けて
システムは変えて臨もうかなと思ってるんですけど、ただ、そのシステムを変える理由としても、やっぱり自分たちがやってるアグレッシブに戦うっていうところをより前面に出すためには、っていうところのチョイストライになっているので、本当にいつも言っている通り、アグレッシブにひたむきに最後、笛が鳴るまで全員が戦うっていうところの姿勢を、しっかりと見せられればいいかなと思います。
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【取材:細井雅貴、和田慎太郎】
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